JR西日本、新幹線走行音「AIで聞き分け」事故防止 日経産業新聞 関西 コラム AI IoT サービス・食品 1月27日 JR西日本や阪急阪神ホールディングスなど関西に本拠を置く鉄道各社が、デジタル技術による業務の効率化や顧客データの活用へと走り出した。人手不足などに加え、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受け経営革新は待ったなしだ。デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速で「鉄道先進地」の面目躍如はなるか。 山陽新幹線の線路脇に、一見不似合いなマイクが設置されている。JR西日本がNTTデータと共同で開発した JR西日本、新幹線走行音「AIで聞き分け」事故防止
関西の鉄道、DX・事業創出急ピッチ 成長の針路描けるか 京都 関西 大阪 スタートアップ サービス・食品 環境エネ・素材 12月21日 JR西日本に11月、長谷川一明社長が自ら本部長を務める新しい組織が立ち上がった。総合企画本部や営業本部など5部署から、専従を中心に約70人が集まったデジタルソリューション本部。乗車率や予約数といったデータを従来の事業に組み合わせ、新サービスの開発や効率的な鉄道のシステム構築につなげる。 「私たちの部署ではまず目指すべき理想像を決めてから具体策を検討します」――。7~8人のグループでの、対面とオン 関西の鉄道、DX・事業創出急ピッチ 成長の針路描けるか
阪急阪神・近鉄、揺らぐ集客モデル エンタメが苦境 関西 兵庫 サービス・食品 12月18日 11月10日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開かれた阪神対巨人戦。阪神の人気投手・藤川球児氏の引退試合にもかかわらずスタンドには空席が目立った。新型コロナウイルスの感染防止対策で入場を制限したため、観客数は2万1千人と定員の4割。満員の観客を「火の玉ストレート」で何度も魅了した豪腕にとって、少し寂しい最終戦となった。 「人と人との接点をつくって稼ぐビジネスモデルには、コロナの影響が大きい」と阪急阪神 阪急阪神・近鉄、揺らぐ集客モデル エンタメが苦境
「アレクサンダー」の戦い続ける姿に共感 小泉環境相 坂本 英二 編集委員 9月5日 本との出合いには、幼いころの父・純一郎元首相の読み聞かせの記憶がある。 家にある本棚を見て「おやじはこういう本を読んでいるんだな」と思ったりしていました。父が部屋にこもっている時は、たいてい読書をしていた。自分にとって「おやじ=読書」が原体験のイメージです。 幼いころ兄と私が寝ていた畳の部屋に父が入ってきて、本の読み聞かせをしてくれました。『一杯のかけそば』を読んでもらった時に、父はだんだん感極 「アレクサンダー大王」を座右に 戦い続ける姿に共感
阪急阪神HD、コロナ禍が試す沿線開発モデル 関西 6月15日 新型コロナウイルス禍をうけ、阪急阪神ホールディングス(HD)がその代名詞でもある沿線開発モデルの底力を試されている。人出の回復が不透明ななか、お膝元の大阪・梅田で再開発を続ける。「新常態(ニューノーマル)」に合わせた物件をつくり、沿線の魅力向上や移動需要の喚起につなげられるかが、中長期の成長を左右しそうだ。 「お客は少し戻ったけど、以前ほどではないね」。6月中旬、大阪梅田駅に隣接する商業施設「阪 阪急阪神HD、コロナ禍が試す沿線開発モデル
阪急電鉄110年 磨いたブランド力、新たな挑戦へ 関西 5月24日 1910年(明治43年)の開業以来、阪急電鉄の車両は特急も普通も、ずっと赤ワインのようなマルーン(栗の意味)色。カラフルな車両が多い大手私鉄では異例のシンプルな美しさで、創業者の小林一三が創り上げた「阪急文化圏」を象徴している。新型コロナウイルスの影響で人の移動が細り鉄道各社も厳しい経営環境にあるが、阪急はブランドイメージを守りつつ、新たな成長軌道を描こうとしている。 源流である箕面有馬電気軌道 阪急電鉄110年 磨いたブランド力、新たな挑戦へ
マルーンの風、阪急電鉄(4) サービス面で業界初多く サービス・食品 関西 5月5日 小田急電鉄の「ロマンスカー」や南海電気鉄道の「ラピート」のようにデザイン性のある有料特急を走らせる大手私鉄は多いが、大都市間輸送が中心で、最長の京都線でも約45キロの阪急には有料特急はない。戦前では梅田~神戸の高速運転を実現した900形が名車と呼ばれ、戦後は新しいエレクトロニクス技術を随所に採り入れて「人工頭脳電車」と呼ばれた2000系、2300系が鉄道友の会の第1回「ローレル賞」を1961年に マルーンの風、阪急電鉄(4) サービス面で業界初多く
マルーンの風、阪急電鉄(3) 阪神、国鉄との競争で発展 サービス・食品 関西 5月4日 阪急電鉄の発展はライバルとの競争によって促進されてきた。歴史を振り返ってみよう。飛躍するのは西宮―神戸(上筒井)の軌道敷設特許権を取得してからだ。これに強く反発したのがすでに海側の人口集中地域に路線を開設していた「阪神電気鉄道(阪神)」だった。敷設権の取得は裁判となり、阪神が敗訴。前身の箕面有馬電気軌道は1918年に「阪神急行電鉄(阪急)」と速さを強調した挑戦的な名前に改め、20年に梅田―神戸を マルーンの風、阪急電鉄(3) 阪神、国鉄との競争で発展
マルーンの風、阪急電鉄(2) 女性や子どもに早く着目 サービス・食品 関西 5月3日 「……住宅街は……小豆色で統一された電車の姿や機能と相俟(ま)って、長い長い立体的で緑色の休息地――これまでの日本にはまだなかった、何と名付けてよいかわからない匂いのいい世界を、この地上にかたちづくって来たように思われる」。芥川賞作家で童謡「サッちゃん」などを作詞した阪田寛夫は著書「わが小林一三」で、阪急沿線をこう形容した。 東京・日本橋出身で関東大震災後に阪急神戸線の夙川や岡本周辺に移り住んだ マルーンの風、阪急電鉄(2) 女性や子どもに早く着目
マルーンの風、阪急電鉄(1) 顧客満足度11年連続日本一 サービス・食品 関西 5月2日 1910年(明治43年)の開業以来、阪急電鉄の車両はずっと特急も普通も赤ワインのようなマルーン色で、形も特急と普通で大きな違いはない。カラフルな車両が多い大手私鉄では異例の、シンプルな美しさが特徴だ。そこには創業者の小林一三が沿線の住宅開発や宝塚歌劇団の育成などで創り上げ、沿線住民も愛着を持ってきた「阪急文化圏」のブランドイメージと顧客第一の姿勢が宿っている。日本の私鉄経営のモデルになったと言わ マルーンの風、阪急電鉄(1) 顧客満足度11年連続日本一