サプライズ利下げでも円高? 日銀の緩和観測が後退 10月28日 外国為替市場で日銀の追加緩和観測が急速に後退している。対ドルの円相場は足元で1ドル=108円台後半と3カ月ぶりの円安水準にあり、株価も年初来高値圏にあるため、緩和の必要性が少ないと見ているためだ。今週の金融政策決定会合で仮にサプライズでマイナス金利を深掘りしても、数少ない緩和カードを切ってしまったという「打ち止め感」が広がり、2016年のマイナス金利政策導入後と同じように円高が進行する可能性が高 サプライズ利下げでも円高? 日銀の緩和観測が後退
「104円」拍車かけたトルコリラ 不安定相場、政治発言に一喜一憂 8月27日 27日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=106円を挟んだ値動きとなっている。前日には一時104円台前半まで円高が進んだが、トランプ米大統領が対中協議再開の方針を示すと、一気に円安に転じた。前日には、対円でトルコリラ売りが仕掛けられる「ミニ・フラッシュ・クラッシュ」も起きた。市場がトランプ氏の発言に一喜一憂する中、当面は不安定な相場が続きそうだ。 「経済指標から実体経済の動向を分析して動く 「104円」拍車かけたトルコリラ 不安定相場、政治発言に一喜一憂
長期金利「下限」超え 日銀、円高警戒で容認か 8月6日 6日の債券市場で一時、長期金利が日銀の金利誘導の「下限」と見られているマイナス0.2%を下回った。ただ、日銀は世界的な金利低下の一環として静観している。金利の低下を止めることは実質的には金融引き締めとなるため打てる手段は限られており、円高進行への警戒もある。市場では日銀が容認する「本当の下限」はマイナス0.25%との見方が浮上している。 長期金利の指標である新発10年物国債の利回りは一時、前日比 長期金利「下限」超え 日銀、円高警戒で容認か
円相場、金利「行きすぎ」見極め 米ISMが焦点 6月3日 3日の外国為替市場で円は1ドル=108円台前半で10~20銭程度の狭い値幅で推移している。前週末には欧米金利の急低下を受けて円高が大きく進んだが、週が明けて様子見姿勢が強まった。市場では金利の急低下について「行きすぎ」との見方もあり、3日発表の米国の製造業景況感指数を見極めたい構えだ。 「今の米国金利の水準はオーバーシュートしている感じもある」。みずほ証券の金岡直一氏は話す。米長期金利は5月31 円相場、金利「行きすぎ」見極め 米ISMが焦点
米為替報告書に市場やきもき 公表遅れで臆測 5月22日 市場で米国の半期為替報告書への警戒感が高まっている。例年4、10月の公表だが、5月下旬に入ってもまだ出ていない。対中貿易交渉で政治利用するために遅らせているのではないかなど様々な臆測が浮上している。足元でドルは1ドル=110円台後半まで上昇。米トランプ大統領はかねてドル高をけん制している。為替操作監視リストの対象国が広がれば、円高圧力になりかねない。 「ここまで遅れると政府閉鎖だけではなく政治的 米為替報告書に市場やきもき 公表遅れで臆測
市場が見透かした英離脱延期 ポンドやドル円小動き 4月11日 英国の欧州連合(EU)離脱の再延期が決まった。日本時間11日の朝方にEU臨時首脳会議による決定が伝わったが、外国為替市場ではポンドやドル円相場の値動きは限定的となった。経済混乱を招く「合意なき離脱」はEU側にとっても望ましくないとの見方から、市場は再延期という結果を見透かしていたためだ。英議会内の対立など懸念材料はなおくすぶっており、「リスクオン」相場にはなりきれていない。 11日午前の東京市場 市場が見透かした英離脱延期 ポンドやドル円小動き
ドル円リスクオン、焦点は米雇用統計 4月2日 中国に続き、米国の製造業の景況感が上向いたことで世界の市場がリスクオン相場となっている。外国為替市場では「安全通貨」とされる円が対ドルで売られている。市場関係者が次に注目するのは5日発表の米雇用統計。景況感の好転が実体経済のハードデータで裏付けられれば、米連邦準備理事会(FRB)の急速なハト派化による「米国経済に対する疑心暗鬼」が晴れる可能性もある。 2日午前の東京市場で円は一時、前日午後5時時 ドル円リスクオン、焦点は米雇用統計
世界の金利低下で円高圧力 日銀に緩和促す? 3月22日 22日の債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが2年4カ月ぶりの低い水準を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げに消極的な「ハト派」姿勢をより鮮明に打ち出したことをきっかけに、米欧金利が低下したことに連動した。外国為替市場でもドル金利上昇が見込みにくくなり、ドル売り・円買いが進む。市場関係者の間では、円高圧力が続けば、日銀の追加緩和を促すとの見方もある。 22日のドル 世界の金利低下で円高圧力 日銀に緩和促す?
期待先行のポンド高 「合意ある離脱」見据え円売り 3月12日 英ポンドが上昇している。英国のメイ首相と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長が会談し、11日夜(日本時間12日早朝)に修正された離脱案で合意。英国の「合意あるEU離脱」への期待が高まっているためだ。ただ、すでに与党内からは反発の声が上がっており、12日の英議会採決で修正案が通過する保証はない。「期待先行で上昇した分、採決の結果次第では急落する可能性がある」と一喜一憂する相場の動きを警戒する声も聞 期待先行のポンド高 「合意ある離脱」見据え円売り
米中、想定内の交渉延長 ドル売り・円売りで小動き 2月25日 トランプ米大統領が対中追加関税の延期を表明したにもかかわらず、ドル円相場が小幅な値動きとなっている。市場の想定内だったことに加えて、投資家心理の改善が円売りだけでなく新興国通貨などに対するドル売りにもつながったためだ。市場は米連邦準備理事会(FRB)のハト派化も確認しており、当面は1ドル=110円を挟んだレンジ相場を予想。動かない相場を受けて、投機筋のドル円市場からの後退を指摘する声も聞かれる。 米中、想定内の交渉延長 ドル売り・円売りで小動き