再審法制と憲法 適正手続き違反を問う 4月1日 冤罪(えんざい)を救済する再審制度について、適正な刑事手続きを保障する憲法の観点から問題が提起されている。刑事法の研究者らと連携した九州再審弁護団連絡会(世話人・八尋光秀弁護士)が、戦後も抜本見直しがなかった再審法制の改正を国会に要請するとともに、再審請求審を通じ制度の不備を主張している。 刑事訴訟法に定めがある再審は、戦後の憲法制定で、有罪判決を受けた人を無罪や減刑する救済目的として位置づけら 再審法制と憲法 適正手続き違反を問う