憲法改正の転機 安倍流迷走の本質と議論の作法 政治アカデメイア 清水 真人 菅内閣発足 編集委員 コラム(政治) 政治 11月24日 衆院憲法審査会で19日、今国会で初めて自由討議があった。首相は理念型の安倍晋三から実務型の菅義偉に代わった。野党陣営は再編途上で隊列が乱れがち。憲法改正の潮目も変わるかもしれない。ただ、「安倍1強」の下で改憲論議が迷走に終わったのはなぜだったのか。特に推進側の自民党にここで議論の作法の検証と新たな工夫がなければ、空回りが続きかねない。 ■改憲が自己目的化しがちな自民 19日の衆院憲法審。自民党と最 憲法改正の転機 安倍流迷走の本質と議論の作法
立民、税調会長に海江田氏 目玉公約策定へ6調査会 政治 9月30日 立憲民主党の枝野幸男代表は30日の記者会見で、泉健太政調会長が率いる政調会の下に六つの調査会を設置したと発表した。次期衆院選の公約策定に向け「党の根幹、目玉になるようなテーマについて精力的に議論を進めてもらいたい」と述べた。消費税減税などの税制の見直しを担 立民、税調会長に海江田氏 目玉公約策定へ6調査会
国民投票法改正、今国会も見送りへ 野党はCM規制主張 憲法改正 政治 5月28日更新 衆院憲法審査会は28日、改憲手続きを定めた国民投票法の改正案をテーマに自由討議を開いた。与党は同改正案の早期採決を求めた。野党は立憲民主党などが国民投票時のCM規制の議論を優先すべきだと主張した。与党は今国会中の成立を見送る見通しになった。 与党の憲法審幹部が28日「今国会の成立は困難だ」と語った。「与党が採決提案すれば野党が反発する。2次補正予算案の審議に影響が出かねない」と話した。 衆院憲法 国民投票法改正、今国会も見送りへ 野党はCM規制主張
衆院憲法審28日開催へ 今国会初、自由討議で合意 政治 5月20日 与野党は20日、衆院憲法審査会を28日に開く日程で合意した。実現すれば今国会初めて。憲法改正手続きを定めた国民投票法を巡る自由討議を実施する。与党は同法改正案について「採決ありきではない」と説明し、野党の理解を得た。 与党は当初、20日に憲法審の議題を協議する幹事懇談会、21日に憲法審を実施する日程を野党に提案していた。 だが自民、公明両党が19日、改正案の今国会成立を期す方針を確認したことから 衆院憲法審28日開催へ 今国会初、自由討議で合意
国民民主、改憲案「急ぐ必要ない」 衆院憲法審、自民と温度差 政治 11月14日 衆院憲法審査会は14日、9月の欧州視察に関する自由討議を開いた。7日の討議に続いて2回目だ。討議の中で自民党が憲法改正論議の進展を呼びかけ、国民民主党の奥野総一郎氏は「急いで改憲案をつくる必要があるのか」と指摘した。立憲民主党の山花郁夫氏も党独自の改憲案を示すのに慎重姿勢を示した。 自民党の新藤義孝氏は視察先の憲法につい 国民民主、改憲案「急ぐ必要ない」 衆院憲法審、自民と温度差
憲法審、2年ぶり自由討議 改憲案提示なお見えず 政治 11月8日 衆院憲法審査会は7日、約2年ぶりとなる自由討議を開いた。国民投票法改正案を巡り与野党が折り合わず審議が進まなかったが、9月の欧州視察の報告を議題としたことで野党も受け入れた。野党からは憲法論議に慎重な意見が相次ぎ、今国会で改正案の採決に向けた道筋は見えない。停滞が続けば、自民党が目指す改憲案の提示がさらに遠のく可能性がある。 自民党は今国会でまず商業施設への共通投票所の設置など7項目を柱とする国 憲法審、2年ぶり自由討議 改憲案提示なお見えず
「表現の自由」と権力 愛知国際芸術祭の残響 政治アカデメイア 憲法改正 清水 真人 編集委員 コラム(政治) 政治 11月5日 憲法が保障する「表現の自由」と権力の問題が、臨時国会でくすぶっている。愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の残響だ。元従軍慰安婦を象徴する「平和の少女像」や昭和天皇を扱った映像作品にテロ予告や脅迫が続発。企画展を約2カ月間中止した後で再開する異例の展開となった。その間に国が芸術祭への補助金の全額不交付を決め、県は不服を申し出た。主要野党は衆院憲法審査会での議論を求める。 ■展示一時中 「表現の自由」と権力 愛知国際芸術祭の残響
仕切り直しの憲法改正 カギ握る「中山ルール」 政治アカデメイア 憲法改正 清水 真人 編集委員 コラム(政治) 政治 10月8日 臨時国会の焦点である憲法改正論議。参院で自民党、公明党、日本維新の会などの「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割ったため、仕切り直しの空気が漂う。与野党の駆け引きの深層に目を凝らすと、改憲論議のカギが見えてくる。それは21世紀初頭に衆院憲法調査会をけん引した元会長の中山太郎らが知恵を絞った「中山ルール」と呼ばれる議事運営の慣行だ。 ■表現の自由や同性婚巡り火花 10月7日の衆院本会議での各党代 仕切り直しの憲法改正 カギ握る「中山ルール」
衆院憲法審顔ぶれ 自民、調整力で論議推進 政治 10月4日 4日召集の臨時国会で憲法改正を巡る論議の場となる衆院憲法審査会の人事が固まった。自民党は6人の閣僚経験者を会長・幹事にそろえ、経験に基づく調整力を生かし野党を改憲議論に引き込む考えだ。野党は立憲民主党と国民民主党から幹事を出すほか、共同会派を組む両党など4党派のバランスに配慮して委員を配置する。 憲法審会長や幹事は4日の憲法審で正式に決まる。これに先立ち、各党はそれぞれ推薦する人事を内定した。 衆院憲法審顔ぶれ 自民、調整力で論議推進
憲法審、欧州視察へ出発 改憲や国民投票を調査 政治 9月19日 衆院憲法審査会の与野党議員は19日、ドイツ、ウクライナ、リトアニア、エストニアの欧州4カ国視察のため、羽田空港から民間機で出発した。各国の憲法改正の状況や国民投票制度を調査し、今後の憲法論議に生かすのが狙い。29日に帰国する予定だ。 視察団は、憲法審の森英介 憲法審、欧州視察へ出発 改憲や国民投票を調査