スタートアップの企業価値 宇宙関連や決済が上位に スタートアップ ネット・IT 自動車・機械 11月30日 日本経済新聞社がまとめた2020年「NEXTユニコーン調査」では未上場の企業価値ランキングで上位陣の顔ぶれが大きく変わった。前回4位だったクラウド会計ソフトのフリーが19年12月に東証マザーズに上場してランキングから外れ、代わりに宇宙関連や決済サービスが10位以内に入った。今回躍進した企業を紹介する。 ■4位 アストロスケールホールディングス 宇宙ごみ、衛星で回収 アストロスケールホールディング スタートアップの企業価値 宇宙関連や決済が上位に
GAFA後は共感の起業 「日本らしさ」に再び脚光 村山 恵一 コラム(ビジネス) スタートアップ Deep Insight 本社コメンテーター 10月15日更新 データやアルゴリズムを駆使したプラットフォームの運営で強い地位を築き、企業買収をくり返して新分野に手を伸ばす。そんな経営モデルに「ノー」が突きつけられた。米議会下院が6日にまとめた反トラスト法(独占禁止法)の調査報告書は、大手IT(情報技術)のGAFAを規制せよと訴えている。 ここで注目したいのは起業への影響だ。GAFAは急成長するスタートアップ企業の見本であり、ベンチャーマネーの出し手としても GAFA後は共感の起業 「日本らしさ」に再び脚光
宇宙ごみ除去のアストロスケール、55億円調達 スタートアップ 自動車・機械 10月13日 宇宙ごみ(デブリ)除去技術のアストロスケールホールディングス(東京・墨田)は、エースタート(東京・港)や独立系データセンターのアイネットなどから約55億円を調達した。デブリ除去衛星の商用化に向けた開発設備の投資や人材の採用に充てる。 アストロスケールは小型衛星についた磁石やアームでデブリを捕まえたあと、地球に向けて高度を下げ、そのまま大気圏に突入してデブリを熱で溶かす技術を開発する。 デブリは地 宇宙ごみ除去のアストロスケール、55億円調達
安倍首相、起業家振興に力 ユニコーン育成は道半ば 日経産業新聞 安倍首相辞任へ コラム(ビジネス) スタートアップ 8月29日 安倍晋三首相が28日、辞任を表明した。7年8カ月の在任期間中、安倍政権は成長戦略の1つにスタートアップの振興策を掲げ、税制優遇や生態系(エコシステム)を育む拠点作りに取り組んだ。ただ、企業価値が10億ドル(約1060億円)を超す未上場のユニコーンはまだ少数にとどまるなど次のデジタル経済を担う起業家づくりは道半ば。イノベーションによる産業の新陳代謝は「ポスト安倍」に引き継がれる。 「アベノミクスが 安倍首相、起業家振興に力 ユニコーン育成は道半ば
「本物だけが生き残る」 宇宙産業の新興、淘汰加速も ルポ迫真 スタートアップ 北海道 科学&新技術 6月25日 「素早く原因究明し、次の打ち上げに向かう」。実業家の堀江貴文らが出資するロケット開発ベンチャー、インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)。社長の稲川貴大は14日、この日の失敗をこう振り返った。小型ロケット「MOMO(モモ)」の5号機を打ち上げたが部品の故障で機体が制御できなくなり、緊急停止した。 2019年5月に打ち上げたモモ3号機は、国内企業が単独開発したロケットとして初めて高度100キロメ 「本物だけが生き残る」 宇宙産業の新興、淘汰加速も
宇宙スタートアップ、離陸前に新型コロナの試練 新型コロナ スタートアップ 自動車・機械 3月31日 人工衛星サービスを計画していた英ワンウェブが新型コロナウイルスの影響で経営破綻し、日本の宇宙スタートアップ企業に衝撃が広がった。同社は宇宙に飛ばした衛星を使って高速通信網を築くため、すでに70基以上を打ち上げていたにもかかわらず、事業を実現できなかった。宇宙のプロジェクトはそもそも息が長く、失敗もつきもの。日本で参入企業が増えたが、成果が厳しく問われる局面になった。 日本の宇宙スタートアップ経営 宇宙スタートアップ、離陸前に新型コロナの試練
夢を語れた甲陽学院 辻・マネーフォワード社長の原点 3月30日 家計簿アプリや法人向けクラウドソフトなどを手掛けるマネーフォワード。創業者の辻庸介社長は全国屈指の進学校として知られる甲陽学院中学校・高等学校(兵庫県西宮市)で学んだ。様々な分野で甲陽学院の出身者が活躍する中、最近は辻社長をはじめベンチャー起業家が目立つ。背景には「夢を語れる」自由な環境で培われる在野精神があると辻社長は語る。 (下)甲陽学院卒業して気づいた不安 マネーフォワード社長 >> 灘と迷 起業家育む甲陽学院の在野精神 マネーフォワード社長
「おもろい」求め宇宙へ アストロスケールの岡田さん 就活 木村 恭子 木村 恭子 編集委員 11月5日 岡田光信さん(46)は2013年に宇宙空間の衛星などの残骸除去サービスに取り組むアストロスケール(東京・墨田)を創業した。国際的な課題の宇宙ごみを減らす事業をいち早く始めたスタートアップとして、今では米ハーバード大学ビジネススクールの教材にも取り上げられるほど。多彩なキャリアの持ち主は、周囲から「お前、普通やな」と言われないため必死に駆けてきた。 関西で一番恥ずかしいのは「おもろない」ではなく「 「おもろい」求め宇宙へ アストロスケールの岡田さん
宇宙の掃除に金が集まる ハーバード注目の日本発VB 10月7日 世界トップクラスの経営大学院、ハーバードビジネススクール。その教材には、日本企業の事例が数多く登場する。取り上げられた企業も、グローバル企業からベンチャー企業、エンターテインメントビジネスまで幅広い。日本企業のどこが注目されているのか。作家・コンサルタントの佐藤智恵氏によるハーバードビジネススクール教授陣へのインタビューをシリーズで掲載する。2人目は、日本人起業家が設立した宇宙ベンチャーに関心を 宇宙の掃除に金が集まる ハーバード注目の日本発VB
人工流れ星に願いを リーマン危機で一念発起 (ストーリー4) 宇宙起業家の星 9月20日更新 2019年1月18日午前10時前、鹿児島県肝付町にある内之浦宇宙空間観測所。雲ひとつない快晴のなかをイプシロンロケットが白い煙を後ろに残しながら飛んでいった。ALE(東京・港)社長の岡島礼奈(40)は、その姿が見えなくなってからも、ずっと空を見上げていた。 ■イプシロンに搭載 イプシロンが運ぶ7つの衛星のひとつが、岡島が託した人工流れ星衛星「ALE-1」だ。流れ星の「タネ」となるパチンコ玉くらいの 人工流れ星に願いを リーマン危機で一念発起