メキシコペソ、銀の乱高下に踊らず 原油高が支え NQNスペシャル コラム 2月3日 世界最大の産銀国であるメキシコ。銀といえばニューヨークの先物相場がこのところ乱高下しているが、メキシコの通貨ペソにはいまのところ目立った反応はみられない。市場では「銀の貿易の比重は大きくない」と冷静な声が目立つ。11カ月ぶりの高値圏で推移するペソの次の焦点は11日のメキシコ銀行(中央銀行)の金融政策決定会合だ。国内景気下支えのため政策金利の引き下げに踏み切るとの見方も出始めており、ペソ安への警戒 メキシコペソ、銀の乱高下に踊らず 原油高が支え
強気の素材価格、年前半に変調も アジア市場 商品ニュース 商品 1月5日 アジアの素材市況は、中国の内需や米国の自動車・住宅市場の回復を映し上昇基調で2021年を迎えた。中国が20年に鋼材や合成樹脂の輸入を増やすのと並行し、年後半にはアジア各国でも内需が急回復。供給が追いつかず、品薄感から値上がりが加速した。しばらく流れは続きそうだが、中国の経済政策や感染拡大が止まらない新型コロナウイルスの状況次第では年前半で基調が変わる可能性もある。 アジア市場では、コロナ禍からの 強気の素材価格、年前半に変調も アジア市場
「脆弱5通貨」にマネー回帰 急激な上昇反動に懸念も コラム 為替・金利 12月16日 「フラジャイル・ファイブ(脆弱な5通貨)」と呼ばれる南アフリカやブラジルなどの通貨にマネーが戻っている。いずれも対ドルで急落した春以降から一転、足元では上昇基調をたどる。世界的な金融緩和であふれたリスク選好の強いマネーが流入しているためだが、急激な上昇の反動を懸念する声もある。 16日の東京外国為替市場で、南アフリカのランドは対ドルで1ドル=14.8ランド台と、2月以来およそ10カ月ぶりのランド 「脆弱5通貨」にマネー回帰 急激な上昇反動に懸念も
トルコリラ、反発息切れ 経済復調があだ、輸入増加 NQNスペシャル コラム 12月10日 外国為替市場でトルコの通貨リラの反発に息切れ感が出ている。中央銀行の総裁が11月に交代し利上げ観測が高まったのをきっかけに増えたリラ買いだが、ここにきて上値を抑える要因になってきたのは、皮肉にも同国経済の復調だ。内需の堅調さが輸入の増加を通じて貿易赤字の拡大につながっているからだ。 過去に繰り返した利下げで売られ続けていたリラは、新たな中銀総裁のもとでの利上げを見込んで急反発した。新総裁は早速、 トルコリラ、反発息切れ 経済復調があだ、輸入増加
トルコリラ急反発 エルドアン大統領の「本気度」探る NQNスペシャル 11月12日 外国為替市場でトルコの通貨リラが急反発している。対円では11日に1リラ=13円50銭台と1カ月ぶりの高値を付けた。エルドアン大統領が同日「通貨への信認を再構築する」と述べ、リラの買い戻しが加速した。これまで金融緩和圧力をかけていたトルコ中央銀行の利上げを容認するのではないかとの観測が強まる。ただ「小幅な利上げでは不十分」との見方もあり、金融市場はエルドアン大統領のリラ安阻止への「本気度」を探って トルコリラ急反発 エルドアン大統領の「本気度」探る
トルコリラ、連日の最安値 対ドルで8リラ割れ 主要金融ニュース 10月27日 トルコリラが一段と下落している。27日の東京外国為替市場で一時1ドル=8.13リラ台をつけ、初めて8リラを割り込んだ26日に続いて最安値を更新した。先週にトルコ中央銀行が市場の予想に反して利上げを見送ったことに加え、欧米との政治的な関係の悪化も嫌気された。 リラは27日、対円でも一時1リラ=12円86銭と最安値を更新した。昨年末からは対ドルで26%、対円でも29%のリラ安水準と、主要な新興国通貨 トルコリラ、連日の最安値 対ドルで8リラ割れ
トルコリラ、再び最安値圏 紛争問題が火種に 9月29日 外国為替市場でトルコの通貨リラが下落基調だ。29日の東京市場では円やドルに対して過去最安値圏で推移した。外貨準備高の急減や経常赤字に加え、旧ソ連での武力衝突による民族紛争の再燃で地政学リスクが高まっているためだ。トルコの中央銀行はリラ安を止めるため利上げに踏み切ったばかりだが、下げ止まっていない。 リラは29日の東京市場で1リラ=13円台半ばで推移した。ドルに対しても1ドル=7リラ台後半と、いず トルコリラ、再び最安値圏 紛争問題が火種に
トルコリラ急伸「ガス田発見」で復活の芽? NQNスペシャル 8月20日 外国為替市場でトルコの通貨リラが急反発した。きっかけは同国が黒海で天然ガス田とみられるエネルギー資源を発見したとの報道だ。外貨準備の減少などへの懸念から今月に入って急落したトルコリラにとって久しぶりの買い材料に、投資家は敏感に反応した。ただ、権益が絡む話だけに周辺国との摩擦を懸念する市場関係者も少なくない。 リラの対ドル相場は19日の海外市場で1ドル=7.2リラ台後半に上昇し、最安値圏である7. トルコリラ急伸「ガス田発見」で復活の芽?
新興国通貨、強まる選別 経常収支・対外債務で明暗 6月22日 新興国通貨に「選別」の動きが出ている。新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大した3~4月にはほとんどの新興国通貨が下落したが、タイやフィリピンなどの通貨は上昇に転じ、足元では「コロナ前」の水準を回復。一方、ブラジルやアルゼンチンといった国の通貨下落には歯止めがかからない。何が明暗を分けているのだろうか。 対ドルのタイのバーツ相場は2月末時点で1ドル=31.5バーツだったが、3月に入ると世界的な新 新興国通貨、強まる選別 経常収支・対外債務で明暗
株、安心させぬ「米中」「GDP」 銘柄選びは再びコロナ防衛モード? 5月18日 18日の日経平均株価は続伸し、前引けは前週末比140円高の2万0177円だった。国内外で経済活動の再開に進んでいるとの期待感や米株価指数先物の上昇が相場を支えた。ただ、東証1部で上昇と下落の銘柄数が拮抗するなど、相場の高揚感は薄い。米中の対立激化を受け、これまで相場のけん引役だった半導体関連株が下落。日本経済が2期連続のマイナス成長である「テクニカルリセッション」に陥るなど需要の弱さも際立ち、上 株、安心させぬ「米中」「GDP」 銘柄選びは再びコロナ防衛モード?