柳澤源内氏(2) 父がつけた名前のおかげ 仕事人秘録 コラム(ビジネス) 12月11日 平賀源内を思わせる「源内」という名前は父親の柳澤勝氏が付けた。 父は「重い名前をつけた」と言っていました。本草学者にして戯作者、発明家で鉱山開発にも携わった平賀源内の多才には遠く及びませんが、52歳で世を去った傑物に長生きだけは勝ちました。1人乗りヘリコプターの開発がニュースになった後、エアメール(航空郵便)が「日本国 源内様」という宛名だけで2回届いたのは父のおかげです。北欧からの手紙で「アフ 柳澤源内氏(2) 父がつけた名前のおかげ
柳澤源内氏(1) 独創アイデア、ギネス認定 仕事人秘録 コラム(ビジネス) 12月10日 長野県松本市に本社を構えるエンジニアリングシステムの柳澤源内会長(88)と名刺を交換すると、誰もが江戸時代の発明家、平賀源内を連想する。大正解だ。お笑いタレントがギャグにするほどに普及した円盤状の刃を持つ草刈り機を世に出し、独自開発した「GEN H-4」は「人が乗れる世界最小ヘリコプター」としてギネスブックの認定を受けている。独創的なアイデアの新製品は数知れない。柳澤氏は「信濃の国の発明翁」なの 柳澤源内氏(1) 独創アイデア、ギネス認定
皮パリッ、身はふっくら 愛知・三河一色産ウナギ 8月1日 これから夏本番を迎える。暑くてバテそうな時はウナギを食べて精をつけたい。愛知県は国内で2番目に多いウナギの生産地だ。土用の丑(うし)の日に合わせ、「三河一色産」のブランドで知られる西尾市一色町を訪れた。 名古屋から車で1時間半ほど。三河湾に面した一色町は生産量で県内の7割、国内の2割を占め、市町村別で全国トップクラスの産地だ。至る所に養殖用ビニールハウスが広がり、道路脇にウナギ屋の看板が立ち並ぶ 皮パリッ、身はふっくら 愛知・三河一色産ウナギ
天下泰平(屁)でめでたい 作家 嵐山光三郎 エッセー 2月22日 大隈重信は屁をよくする人で、あまりに屁が出すぎるため、入院して屁の数を勘定させ、統計をとったという。おならは「お鳴」が転じたもので、おならが出すぎるのは、肛門括約筋の麻痺だとわかった。 徳川家康が、諸大名出仕の前でプッと一発屁をこいた。諸大名はおかしくてたまらぬが笑うわけにはいかない。水戸公がすすみ出て「天下泰平(屁)でめでたい」とほめ、一同これに感じいり、徳川大名家は文武両道と放屁術を心得ねば 天下泰平(屁)でめでたい 作家 嵐山光三郎
芳賀徹さんが死去 東大名誉教授 2月21日 江戸時代の治世を「徳川の平和」と呼び、その文化的達成を高く評価した比較文学者で東大名誉教授の芳賀徹(はが・とおる)さんが2月20日午後9時10分、胆のうがんのため東京都内の病院で死去した。88歳だった。告別式は2月26日午前10時30分から東京・青山葬儀所。喪主は長男、満氏。 東大教養学部卒。江戸時代の蘭学や絵画、文学の研究を通して当時の文化・文明の先進性を説き 芳賀徹さんが死去 東大名誉教授
ウナギ高騰、厳しい「丑の日」商戦 代替品にサケも 小売り・外食 7月26日 27日の土用の丑(うし)の日を控え、ウナギの売れ行きが鈍い。7~8月に最盛期を迎えるウナギだが、高値に加えて長梅雨で客足が鈍っているためだ。小売店や飲食店が「土曜(どよう)」かぶりで家族客の需要に期待をかける27日も、台風の上陸が予想される。うなぎの大量消費に対する批判も高まるなか、売り手には厳しいウナギ商戦となりそうだ。 日経POS情報によると、スーパーでの7月8~14日の「かば焼き」の購入金 ウナギ高騰、厳しい「丑の日」商戦 代替品にサケも
丑の日商戦 異変あり 特大かば焼き「1匹を大切に」 小売り・外食 7月22日 今年の土用の丑(うし)の日は27日。ウナギの年間消費の3~4割を占める最需要期だが、今夏は例年とやや様子が異なる。通常の2倍ほどの「超特大」かば焼きが登場したのだ。背景には稚魚であるシラスウナギの漁獲量が過去最低を更新する厳しい資源環境と取引価格の高騰がある。「うな丼」に未来はあるか。現場の最前線を追った。 「3倍の期間をかけて大切に育てました」。イトーヨーカ堂が今夏、売り出したのが「超特大」か 丑の日商戦 異変あり 特大かば焼き「1匹を大切に」
宇宙眺めた近江の奇才 国友一貫斎関連資料(もっと関西) 関西タイムライン 関西 2月6日 江戸後期の近江国(現在の滋賀県)に、国産初の反射望遠鏡をはじめ様々な品を生み出した科学技術者がいた。名を国友一貫斎(1778~1840年)という。その業績を再評価して広く知らしめようと、地元の官民が動き始めた。 ■1世紀先の発想 「1世紀先を行った人だった。ずば抜けた才能だったがために、継承者がいなかった」。一貫斎の望遠鏡を復元した「国友一貫斎科学技術研究会」の広瀬一実会長は、悔しそうに語る。 宇宙眺めた近江の奇才 国友一貫斎関連資料(もっと関西)
芸術院 芳賀徹氏と馬越陽子氏が新会員に 11月30日 日本芸術院は30日、芸術活動で顕著な功績があったとして、比較文学者の芳賀徹氏(87)と洋画家の馬越陽子氏(84)の2人を新会員に選んだと発表した。12月15日付で柴山昌彦文部科学相が発令する。 芳賀氏は山形県生まれ。文芸や美術の研究を通じ新たな視点で江戸時代を評価した。1981年に「平賀源内」でサントリー学芸賞を受賞。京都造形芸術大学長や静岡県立美術館長を歴任した。 馬越氏は東京都生まれ。人間に 芸術院 芳賀徹氏と馬越陽子氏が新会員に
江戸の元気の源はウナギから 完全養殖へ高まる期待 サービス・食品 7月18日 暑い夏の盛り。精力の付くウナギを食べる習慣を提案したのは江戸時代の医者、平賀源内といわれている。江戸っ子もかなりのウナギ好きだったのだろう。日本橋や神田周辺には多くのウナギ屋が軒をつらね、江戸末期の「江戸前大蒲焼番付」には200軒以上の店が紹介されている。 江戸時代には天然ウナギが豊富だったようだが、明治時代には養殖が始まった。1960年代、ピーマンなど園芸農家が暖かいビニールハウスの中で捕獲し 江戸の元気の源はウナギから 完全養殖へ高まる期待