大嘗祭、古代回帰が本義 岡田荘司・国学院大名誉教授 「令和」新時代 11月6日 11月14~15日に天皇が行う大嘗祭(だいじょうさい)について、各方面の意見を聞く。今回は岡田荘司・国学院大名誉教授。 ――平成の大嘗祭前に、当時は主流だった民俗学者・折口信夫の「秘儀」説に異論を唱えられました。 天皇が天孫降臨神話のニニギノミコトのように寝具の真床覆衾(まどこおぶすま)にくるまって「天皇霊」を身につけるという説ですね。折口さんは1928年(昭和3年)に「大嘗祭の本義」で真床覆衾 大嘗祭、古代回帰が本義 岡田荘司・国学院大名誉教授
皇位継承儀式の中心 「三種の神器」継承 4月30日 天皇陛下の退位に伴う皇太子さまへの皇位継承儀式で中心となるのは、歴代天皇に伝わるとされる「三種の神器」のうち、剣と璽(じ=まがたま)などを受け継ぐ剣璽等承継の儀だ。 明治時代に制定された旧皇室典範では天皇の証しとされたが、現在の典範には規定がなく、皇室経済法が定める「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」と位置づけられている。 三種の神器は鏡、剣、璽を指し、伝承では皇室の祖神、天照大神が孫のニニギノ 皇位継承儀式の中心 「三種の神器」継承