国民投票法案、今国会成立困難に 審議日程厳しく 政治 11月20日 憲法改正の手続きを定めた国民投票法改正案の今国会での成立が難しくなってきた。20日の衆院憲法審査会の幹事懇談会で自民党が改正案の質疑・採決を21日に実施するよう求めたが、野党が応じなかった。衆院憲法審の定例日は木曜日で、21日の後は会期末の12月9日までの間に2回しかない。参院での審議も含めると日程は厳しい。 20日の幹事懇では自民党の新藤義孝・与党筆頭幹事が改正案の質疑・採決を改めて提案した。 国民投票法案、今国会成立困難に 審議日程厳しく
国民民主、改憲案「急ぐ必要ない」 衆院憲法審、自民と温度差 政治 11月14日 衆院憲法審査会は14日、9月の欧州視察に関する自由討議を開いた。7日の討議に続いて2回目だ。討議の中で自民党が憲法改正論議の進展を呼びかけ、国民民主党の奥野総一郎氏は「急いで改憲案をつくる必要があるのか」と指摘した。立憲民主党の山花郁夫氏も党独自の改憲案を示すのに慎重姿勢を示した。 自民党の新藤義孝氏は視察先の憲法につい 国民民主、改憲案「急ぐ必要ない」 衆院憲法審、自民と温度差
憲法審、2年ぶり自由討議 改憲案提示なお見えず 政治 11月8日 衆院憲法審査会は7日、約2年ぶりとなる自由討議を開いた。国民投票法改正案を巡り与野党が折り合わず審議が進まなかったが、9月の欧州視察の報告を議題としたことで野党も受け入れた。野党からは憲法論議に慎重な意見が相次ぎ、今国会で改正案の採決に向けた道筋は見えない。停滞が続けば、自民党が目指す改憲案の提示がさらに遠のく可能性がある。 自民党は今国会でまず商業施設への共通投票所の設置など7項目を柱とする国 憲法審、2年ぶり自由討議 改憲案提示なお見えず
野党、英語試験の民間委託の白紙化訴え 与党も不備指摘 政治 11月3日 立憲民主党の逢坂誠二政調会長は3日のNHK番組で、大学入学共通テストへの英語民間試験の2020年度導入を見送った問題について「政府の責任は甚大だ。民間に任せるのは相当大きな問題だ」と述べ、再考を求めた。国民民主党の後藤祐一政調会長代行は「白紙からやり直すべきだ」と訴えた。 自民党の新藤義孝政調会長代理は陳謝するとともに「詰めが甘かった」と指摘し、文部科学省による制度設計の不備を批判した。公明党の 野党、英語試験の民間委託の白紙化訴え 与党も不備指摘
自民、改憲テーマに地方政調会 憲法改正 政治 10月28日 自民党は28日、さいたま市で9月の内閣改造・党役員人事後、初めてとなる憲法をテーマにした地方政調会を開いた。憲法改正を議論する別の集会も重ねながら改憲の必要性を訴え、世論を喚起する。国会の憲法審査会で停滞する論議を進展させる狙いがある。 岸田文雄政調会長は28日の会合で「国会が議論すらしないのであれば、国民が意思表示する場を損なうことになりかねない」と述べた。「憲法が前提とする時代背景は大きく変 自民、改憲テーマに地方政調会
衆院憲法審31日開催 与野党合意、実質的審議は5月以来 政治 10月24日 衆院憲法審査会は24日、今国会で初めて与野党の幹事懇談会を開いた。31日に憲法審を開き、9月に実施した海外視察の報告や自由討議をすることで合意した。憲法審で自由討議などの実質的議論をすれば5月以来となる。31日以降の日程は与野党で引き続き協議する。 衆院憲法審31日開催 与野党合意、実質的審議は5月以来
衆院憲法審顔ぶれ 自民、調整力で論議推進 政治 10月4日 4日召集の臨時国会で憲法改正を巡る論議の場となる衆院憲法審査会の人事が固まった。自民党は6人の閣僚経験者を会長・幹事にそろえ、経験に基づく調整力を生かし野党を改憲議論に引き込む考えだ。野党は立憲民主党と国民民主党から幹事を出すほか、共同会派を組む両党など4党派のバランスに配慮して委員を配置する。 憲法審会長や幹事は4日の憲法審で正式に決まる。これに先立ち、各党はそれぞれ推薦する人事を内定した。 衆院憲法審顔ぶれ 自民、調整力で論議推進
自民政調3本部、会長代理がけん引 社会保障・成長・財政 政治 9月24日 自民党政務調査会の人事が24日、決まった。社会保障と成長戦略、財政再建の3テーマでつくった本部を中心に年末の予算編成などに取り組む体制だ。3人の政調会長代理がこれらの本部の運営で中心的な役割を果たす。首相官邸主導が定着した政策決定で党の関与を強めたいとしている。 陣容を決めた24日、岸田文雄政調会長が開いたのが、人生100年時代戦略本部の会合だった。安倍晋三首相が掲げた全世代型社会保障を党側で議 自民政調3本部、会長代理がけん引 社会保障・成長・財政
首相の選択 東京五輪後の「禅譲」説の虚実 政治アカデメイア 憲法改正 清水 真人 コラム(政治) 政治 9月24日 首相の安倍晋三の自民党総裁3期目の任期は残り2年を切った。後継候補が居並ぶ第4次再改造内閣に「総仕上げ感」も漂う半面、憲法改正論議への意欲は明白だ。ポスト安倍を巡る競争、次の衆院解散・総選挙の時期、改憲の行方の3つをどう見極めて宰相は動くのか。逆説的だが、最適解として2020年東京五輪・パラリンピック後の「早期禅譲」説も否定はできない。 ■側近の処遇にも「総仕上げ感」 「総仕上げ感」は首相官邸のス 首相の選択 東京五輪後の「禅譲」説の虚実
憲法審、欧州視察へ出発 改憲や国民投票を調査 政治 9月19日 衆院憲法審査会の与野党議員は19日、ドイツ、ウクライナ、リトアニア、エストニアの欧州4カ国視察のため、羽田空港から民間機で出発した。各国の憲法改正の状況や国民投票制度を調査し、今後の憲法論議に生かすのが狙い。29日に帰国する予定だ。 視察団は、憲法審の森英介 憲法審、欧州視察へ出発 改憲や国民投票を調査