ル・カレの魅力は人の過ちの描写 国際交流基金理事長 3月30日 大学で数学を専攻していました。 高校時代に物理の授業にひかれ、それで手にしたのが『物理学はいかに創られたか』です。一定の仮定を設けて思考実験を通じ、論理的帰結を追い求めていくと相対性理論の考え方にたどり着く。その過程が複雑な数式を用いることなく説明されます。その鮮やかさに胸を揺さぶられ、物理学者になろうと思ったのを覚えています。のちに数学の面白さに目覚め、大学ではそちらに進みましたが(笑)。複雑に 過ちを犯す人間の生々しさ 実体験映すル・カレの描写
「高校では物理学にひかれた」理系出身外交官の愛読書 読書 3月20日 企業のトップや組織の長は、どんな本を読んできたのか――。「リーダーの本棚」では、各界のリーダーが読書遍歴を明かします。理系出身の元外交官、梅本和義・国際交流基金理事長は、高校時代には「物理学者になろうと思った」と言い、物理学に関する本を「座右の書」にあげます。 大学で数学を専攻していました 高校時代に物理の授業にひかれ、それで手にしたのが『物理学はいかに創られたか』です。一定の仮定を設けて思考実験 「高校では物理学にひかれた」理系出身外交官の愛読書
渡辺作左衛門氏 一朝にして巨富、一夕にして零落 相場師列伝 コラム 3月6日 酒田は相場の神様「本間宗久」のふるさと。酒田商業会議所の第5代頭取を務めた荒木幸吉は、「酒田商業発達史」と題する講演録の中で、「べいしょ」を舞台に一朝にして巨富の利を占め、一夕にして零落した明治時代の相場師、渡辺作左衛門についてこう述べている。 「東田川郡田谷村に渡辺作左衛門という豪農があったが、回米問屋を開業し、明治12年(1879年)、『いろは倉』を手に入れ、汽船を利用して、東京に向かわせた 渡辺作左衛門氏 一朝にして巨富、一夕にして零落
堀威夫(3)家族 堀威夫 私の履歴書 2月3日 祖父の兄、栄助は横浜の野毛一帯に敷地をもつ大地主だった。豪壮な家で、渡り廊下にシーソーと滑り台があった。堀家は新潟から移り住んだ下級武士の家だったようだ。投資で財産を築いたとも聞いているが、よくわからない。 祖父の四郎の家が我が家の本家で、横浜の三ツ沢にあった。初孫だった私は初午(はつうま)とかの催しのたび呼ばれた。植木屋さんが自転車で乗せていってくれた。祖父の家もやはり立派なものだった。 父の 堀威夫(3)家族
両陛下ら外出、久々の皇居外行事 10月28日 天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻は28日、創建100年を迎える明治神宮(東京・代々木)を参拝された。皇室では新型コロナウイルス禍の影響で外出機会が激減。両陛下が皇居以外に外出して行事に臨まれるのは約2カ月ぶり、上皇ご夫妻の皇居以外の訪問は約7カ月ぶりだった。 明治天皇と皇后の昭憲皇太后をまつる同神宮創建の節目の 両陛下ら外出、久々の皇居外行事
両陛下と上皇ご夫妻、明治神宮を参拝 創建100年で 10月28日更新 天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻は28日、創建100年を迎える明治神宮(東京・渋谷)を参拝された。新型コロナウイルスの影響で外出機会が減っており、天皇、皇后両陛下が皇居以外を訪れて行事に出席されるのは8月15日の全国戦没者追悼式以来となる。 上皇ご夫妻の皇居以外への訪問は3月末の 両陛下と上皇ご夫妻、明治神宮を参拝 創建100年で
国宝・瑞巌寺で窃盗被害 本堂の装飾金具、宮城 宮城 東北 6月29日更新 日本三景の一つ、松島の国宝・瑞巌寺(宮城県松島町)は29日、本堂内の障子戸に付属するレプリカの装飾金具1点が盗難被害に遭ったと明らかにした。塩釜署に被害届を提出し、同署が窃盗事件として調べている。 同寺によると、盗まれたのは菊が刻まれた円形の金具で、直径約4センチ。明治天皇が宿泊したという「上々段の間」の、廊下側に付いていた。 22日午前10時ごろ、巡回中の 国宝・瑞巌寺で窃盗被害 本堂の装飾金具、宮城
「自由すぎる」書道展話題 青森、堅実イメージ一変 3月23日 青森県弘前市で毎年開かれ「自由すぎる」と話題を呼ぶ書道展がある。カラフルな半紙、文字で、くすりと笑える言葉が並ぶ作品は堅実な書道のイメージを一変した。主催者の三浦桜風さんは「格式高く見られがちだが、もっと楽しめるものだと知ってほしい」と書道の奥深さを訴えている。 「恋愛体質すぎて明治天皇にしかられる 伊藤博文」。歴史上の偉人名の横に、意外なエピソードを付記した作品や「ナーガ」「オゴポゴ」など聞き 「自由すぎる」書道展話題 青森、堅実イメージ一変
取り壊し寸前の江戸城も 明治初期の古写真公開 3月7日 明治天皇の肖像写真で知られる写真家の内田九一が撮影した明治時代初期の旧江戸城の古写真が、3月15日から29日まで東京・神田駿河台の画廊「シェイクスピア・ギャラリー」で初めて公開される。 取り壊し寸前の江戸城のほか、二重橋の上から現皇居前広場方面を眺めた珍しい写真もあり、話題を呼びそうだ。 同画廊芸術監督の清水篤さん(62)が約10年前、古い写真帖(ちょう)を古書店で入手。写真30枚のうち12枚が 取り壊し寸前の江戸城も 明治初期の古写真公開
日本社会が問われる皇位継承危機 「令和」新時代 1月1日 新天皇の即位祝賀ムードに包まれた2019年と違い、今年は皇族減少、皇位継承危機の問題に向き合う年になるだろう。 天皇、皇后両陛下は歴代天皇陵への即位報告の締めくくりとして、19年12月初旬に東京都八王子市の昭和、大正天皇陵を参拝された。この際のニュース映像で大正天皇陵の長い石段に驚いた人がいたかもしれない。上皇ご夫妻も退位報告で同陵を参拝したが、80歳代半ばのご夫妻が階段を上る姿は痛々しく見えた 日本社会が問われる皇位継承危機