田淵氏「球界の発展に尽力」 野球殿堂入り表彰式で決意 8月18日 阪神、西武で通算474本塁打を放った田淵幸一氏の野球殿堂入り表彰式が18日、東京都内のホテルで行われた。法大の同期生で昨年にぼうこうがんと肺がんの手術を受けた山本浩二氏から花束を受け取り、「闘病生活を経て帰って来た浩二と一緒に、野球界の発展のために尽力していこうと改めて決意した」と力強く語った。阪神球団からは独自に記念盾などが贈られた。 自宅の書斎には、2018年1月 田淵氏「球界の発展に尽力」 野球殿堂入り表彰式で決意
5連続敬遠に抗議の空振り 熱帯びた1982年最終戦 球場が呼んでいる(田尾安志) 5月5日 新型コロナウイルスの影響であらゆるスポーツの試合が止まり、代わってテレビで過去の好勝負、名場面がよく放送されるようになった。自分の現役時代でも印象深いシーンはいくつかあるが、中日に在籍していた1982年の大洋(現DeNA)とのレギュラーシーズン最終戦もその一つに挙げられる。 この年のセ・リーグの優勝争いはシーズン終盤までもつれ、中日は10月18日の最終戦に勝てば巨人を振り切って優勝、負ければ2位 5連続敬遠に抗議の空振り 熱帯びた1982年最終戦
オリ・T―岡田、復活なるか 強気の調整で開幕待つ 関西発「スポーツCAFE」 5月3日 再度の開幕延期で、プロ野球選手は調整に苦労している。延期が決まるまでにうまく調整してきた選手ほど苦しみは大きい。再起を期すオリックスのT―岡田もその一人だ。 3月15日のオープン戦終了時点で、T―岡田は打率2割9分6厘、3ホーマー、9打点と順調な整調ぶりだった。中堅方向への快打が多い内容もよかった。予定通りに3月20日開幕だったら、好スタートを切っただろう。 入団5年目の2010年に1軍定着。3 オリ・T―岡田、復活なるか 強気の調整で開幕待つ
エース田中、気力の連投 歴史刻んだ楽天日本一 4月29日 2013年11月3日、みちのくの秋の夜空に、田中将大が両腕を突き上げた。シーズン38勝97敗1分けの記録的惨敗となった8年前の参入初年度は、誰もが夢のまた夢、と思った楽天の日本一が現実となった。 球界随一の老舗、巨人に、最も若い球団が挑んだ日本シリーズは第7戦にもつれこんだ。3-0で迎えた九回のマウンドに楽天の監督、星野仙一は前日160球の奮闘むなしく、完投負けしていた田中を送った。 「考えられ エース田中、気力の連投 歴史刻んだ楽天日本一
田淵氏、殿堂入り 美しいアーチでファン魅了 1月14日 天才肌の大砲は阪神、西武で通算474本塁打をマーク。大空高く打ち上げる美しいアーチで観衆を魅了した。1975年に43本塁打でタイトルに輝き、王貞治さん(巨人)の14年連続本塁打王を阻んだのは語り草だ。「大きな山を乗り越えようとした結果が、この賞につながった」と感慨に浸った。 【関連記事】田淵幸一氏、野球殿堂入り 通算474本塁打 現役時代に自らをモデルにした4コマ漫画「がんばれ!!タブチくん!!」 田淵氏、殿堂入り 美しいアーチでファン魅了
プロ野球選手のオフ 「勤勉」ばかりが能じゃない フルスイングの余韻(山崎武司) 12月31日 ストーブリーグや契約更改も一巡し、球界はオフのまっただ中だ。この時期、プロ野球選手はどのように過ごしているのか。最近は多くの選手が結構練習している。 12月から翌年1月、選手はチームの管轄外にあるが、年末年始の1週間程度を除けば球団施設を使える。ぶらっと行けば誰かしらいるので、練習相手には困らない。最近の選手はオフでも本当に真面目に練習する。自主的に体を動かし、ほとんど休まない子もいる。 練習熱 プロ野球選手のオフ 「勤勉」ばかりが能じゃない
ホークスへ、巨人へ 今オフは指導者の移籍も盛ん ネット裏から 12月15日 「お前の(打球)飛ばんなあ。オレの方が飛んでいるぞ」と、新生球団楽天の初代監督・田尾安志が新人平石洋介を冷やかした。打撃練習の合間、息抜きに監督も打席に入った。同志社大の先輩、後輩という気安さもあって、関西学生野球のシーズン最高打率の記録を持つ監督が、後輩をからかったのだ。 これが冗談で済まない平石の選手生活だった。現役7年(実働6年)で37安打の打率2割1分5厘、1本塁打、10打点をマークした ホークスへ、巨人へ 今オフは指導者の移籍も盛ん
阪神・高橋、飛躍の期待 「緩い球」覚え投法自在に 関西発「スポーツCAFE」 12月8日 プロ野球解説者らの指導欲をそそる若手が、どの球団にも何人かいる。ここを少し手直しすると大飛躍すると思わせる。阪神の2年目左腕、高橋遥人(24)もそのひとり。秋季キャンプで山本昌臨時コーチ(元中日)を、すっかり"とりこ"にした。 "教え魔"たちに目をつけられる投手は「素晴らしい速球を投げるがノーコン」という点で共通している。だが、高橋は最速152キロの速球を投げるが、ノーコンと言われるほど荒れ球で 阪神・高橋、飛躍の期待 「緩い球」覚え投法自在に
深夜のキャッチボール 三木谷氏と誓った優勝 プロ野球動かしたテック族 11月15日更新 「これで本当に大丈夫か?」。安部井寛はその光景を目にした時の不安を今も覚えている。2004年11月、大阪南部にある藤井寺球場。オリックスとの合併に追い込まれた近鉄バファローズがかつて本拠を置いた球場で、生まれたばかりの東北楽天ゴールデンイーグルスが秋季キャンプを行っていた。 ■練習に交じる球団代表 ユニホームが間に合わず全員白シャツ。まるで高校球児のようないでたちだ。外野の球拾いは大学生のアルバイ 深夜のキャッチボール 三木谷氏と誓った優勝
牛角と新喜劇が手本 楽天流の球団経営 プロ野球動かしたテック族 11月14日更新 球界参入に名乗りを挙げた楽天。六本木ヒルズの会議室「シドニー」に急造されたプロ野球準備室は異色の集団だった。西武百貨店から来て楽天で草野球チームをつくった米田純。リクルート出身で起業経験のある島田亨は三木谷浩史から球団社長として招かれた。事業の一切を託されたのは球界再編で暗躍した小沢隆生だ。 プロ野球の球団新設はわずか3年で消えた高橋ユニオンズ以来、50年ぶり。当時の知見は全く参考にならない。ゼ 牛角と新喜劇が手本 楽天流の球団経営