迎える側の不安と期待 活気失った街、光明は戻るか Tokyoオリパラ 東京ムーブメント 1月29日 中米ドミニカ共和国のホストタウン、広島県北広島町の担当者は昨年11月、目を疑った。政府が示した新型コロナウイルス対策の手引で、大会前の選手との接触が「原則不可」とされたためだ。「交流が難しい、練習環境も整わないとなれば、お互いにとって意味ある場になるのか」 柔道などの選手団の事前合宿地として、地元大学の柔道部が練習相手となるといった計画を立てていた。制約が大きい中で何ができるのか、練り直し中だ。 迎える側の不安と期待 活気失った街、光明は戻るか
「客来ない」葛藤 コロナ契機、50代のIT挑戦 Answers 新型コロナ コラム(社会・くらし) 6月14日更新 「きょうもお客さん、入らなかったな……」。飲み屋がひしめく東京都心の繁華街。複数の店を展開する居酒屋の一店で焼き場に立つ斉藤裕樹さん(仮名、52)はこのところ、妻と小学生の息子が待つ自宅へ重い足を引きずる毎日だ。 新型コロナウイルスの影響で店は4月をほぼ棒に振った。5月の連休明けに再開したものの、緊急事態宣言が解けても客足は鈍く、1日5組に満たない日もある。社員の間では「会社が希望退職を募るらし 「客来ない」葛藤 コロナ契機、50代のIT挑戦
逆境をはね返す 医師・菅野武さん 4月9日 「悔しさを命を守る力に変えたい」。東日本大震災から6年を迎えた3月11日、宮城県南三陸町の沿岸部。仙台市にある東北大学病院の内科医、菅野武さん(37)は、当時勤務していた公立志津川病院の跡地にそっと花を手向けた。 巨大津波に4階までがのまれ、74人の患者と職員が犠牲になった。1階の非常用電源は水没。近くの住民を含めて200人以上が身を寄せた最上階の5階は会議室などで病室がないため医療機器や食料は 逆境をはね返す 医師・菅野武さん
ブラジル女子柔道背負って指導 6月30日 8月のリオデジャネイロ五輪で、国別メダル総数「トップ10入り」を目標とする開催国・ブラジル。2億人の国民が期待を寄せるのはサッカーだけではない。柔道は前回ロンドン大会のメダル4個を超す成績を狙う。飛躍に向け代表チームを支えるのが、コーチを務める藤井裕子(ふじい・ゆうこ、33)さんだ。 4月、リオ市西部にある五輪公園内の練習場。射抜くような鋭い目つきで藤井さんが女子48キロ級のサラ・メネセス選手( ブラジル女子柔道背負って指導
カヌー・羽根田、強豪国で修行も7位(届かなかった表彰台) 8月13日 カヌースラロームの男子カナディアンシングルで7位となった羽根田卓也選手(25)。決勝でのタイムは振るわなかったが、予選敗退に終わった前回の北京五輪を上回る結果を残した。10代で単身海外に飛び出し、世界でもまれてきた羽根田選手を支えてきたのが父親の邦彦さん(53)だ。 羽根田選手は愛知県豊田市の高校卒業後、カヌー強豪国のスロバキアへ「武者修行」に渡った。6年前の春、世界チャンピオンがいたスロバキア 羽根田卓也、強豪国で「武者修行」も7位に