侮れぬ「ご対面!」の効用 デジタル化は不可逆だが… 大林 尚 核心 12月7日 関西テレビ系「パンチDEデート」は、断トツ人気の昭和のお見合い番組だった。 最高視聴率44.9%(関西地区、ビデオリサーチ)。ある世代以上の人は司会の西川きよしさんと桂三枝(六代文枝)さんの掛け合いが口をついて出てくるに違いない。ひと目会ったその日から、恋の花咲くこともある--。 クライマックスは「せーのー、ごたーいめーん!」。 2人の掛け声とともに、若い男女を隔てたカーテンがあく場面だ。想像を 侮れぬ「ご対面!」の効用 デジタル化は不可逆だが…
「ちりとてちん」 ブーム到来 天満天神繁昌亭の10年(2) 9月28日 悲願の定席(常設寄席)として開場した天満天神繁昌亭だが、落語家の間では不安の声も根強かった。開場当時から上方落語協会の副会長として繁昌亭の運営を担ってきた桂春之輔は「できたことはありがたかったが、1年後、2年後を考えると不安がぬぐえなかった」と打ち明ける。 繁昌亭では「昼席」が毎日午後1時から4時すぎまで開かれる。8人ほどの落語家が15~30分の持ち時間でネタを披露する。それまでの落語会は劇場な 「ちりとてちん」 ブーム到来 天満天神繁昌亭の10年(2)
「四天王」亡き後の上方落語、繁昌亭拠点に原点回帰を 1月31日 上方落語界「四天王」の最後の1人、三代目桂春団治さんが9日に亡くなった。戦後、絶滅寸前だった上方落語界を復興し、今日の隆盛を導いた四天王の遺産をどのように継承していくのか。演芸ジャーナリストのやまだりよこさんに春団治さんの業績を振り返るとともに、今後を展望してもらった。 三代目桂春団治が今月、彼岸へ旅立った。落語は人の死の無常も笑いに昇華する芸能だが、現実はそうはいかない。戦後、相次ぐ看板の死で 「四天王」亡き後の上方落語、繁昌亭拠点に原点回帰を
増える寄席、若手育む 上方落語ニューウエーブ(3) 6月11日 上方落語情報のフリーペーパー「よせぴっ」を発行する演芸ライターの日高美恵さんは「若い落語家は昔に比べて、落語をする機会に恵まれている」と話す。 上方落語は戦後間もなく、消滅の危機とさえいわれた。常設の寄席は消え、落語家は「落語ができるのならどこへでも出かけた。ギャラは米という時もあった」という。そして各地に「地域寄席」と呼ばれる小さな落語会が広がり、住民が上方落語を支えた。 こうした状況の中、3 増える寄席、若手育む 上方落語ニューウエーブ(3)
桂三枝さん、六代目「文枝」襲名 大阪で披露公演 7月16日 落語家の桂三枝さん(69)が16日、上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を襲名し、なんばグランド花月(大阪市中央区)で襲名披露公演がスタートした。 文枝さんは「皆さんに育てていただいた三枝を胸に、今日から文枝としてやっていきます」と決意を語り、満員の客席から大きな拍手が沸き起こった。襲名披露公演は来年にかけて全国各地で開く予定だ。 この日は桂春団治さんや笑福亭仁鶴さんのほか、江戸落語の三遊亭円歌さ 桂三枝さん、六代目「文枝」襲名 大阪で披露公演
「おい」それとも「ママ」 妻の呼び名は(女と男の…) 7月9日 女と男はなぜ違う。職場で、家庭で、日々繰り返されるこまごまとしたすれ違いをテーマに、読者の皆さんも一緒に語り合いましょう。今週のお題は「夫婦の呼び名」です。 ■今は名前派が主流だって 我が家では夫婦互いに名前にちなんだ愛称で呼び合っています。私は名前に「ちゃん」付け。独身時代どころか、小学生時代から呼び名は変わりません。 かつては子を持つと「ママ」や「お母さん」といった家族の中の役割に呼び名が変わ 「おい」それとも「ママ」? 妻の呼び名は…
岩井コスモ証券が発足 沖津社長「合併で筋肉質に」 5月2日 岩井コスモホールディングス(HD)傘下の岩井証券とコスモ証券が合併して「岩井コスモ証券」が1日発足した。預かり資産残高は3月末時点で約1兆6200億円と、関西に本社を置く証券会社としては最大規模になる。会見した沖津嘉昭社長は「業界を取り巻く環境は厳しいが、相乗効果を発揮し、投資家のためになる会社に育てたい」と述べた。 対面営業を得意とするコスモ証券に対し、岩井証券はインターネット取引や電話取引に 岩井コスモ証券が発足 沖津社長「合併で筋肉質に」
文枝襲名の桂三枝さん「平成の文枝で落語に恩返し」 7月16日 来年夏に上方落語の大名跡、桂文枝の六代目を襲名する落語家の桂三枝さん(68)が16日、東京都内で記者会見した。この日誕生日を迎えた三枝さんは襲名について「新しい平成の文枝をつくって、上方落語に恩返しをしたい」と意気込みを語った。69歳になる来年7月16日の大阪公演を皮切りに国内外で襲名披露の落語会を開く。 襲名を決断した動機について「一門で継いで 文枝襲名の桂三枝さん「平成の文枝で落語に恩返し」
桂三枝さん、文枝襲名へ 7月12日 落語家の桂三枝さん(67)が来年7月16日、師匠の名跡、桂文枝を六代目として襲名することが決まった。所属する吉本興業が11日発表した。大阪や東京のほか海外を含め2、3年にわたり襲名披露公演を開く。三枝さんは「上方落語の大看板の名に恥じぬよう、命懸けで一層の精進をしてまいります」とコメントした。 三枝さんは1966年、小文枝を名乗って 桂三枝さん、文枝襲名へ
生の落語、気楽に楽しむ 8月29日 落語がどんなものか、テレビやラジオで耳にしたことはあるけれど――。落語を知らない人は少ないが、生で見たことはないという人は多いはず。確かに初めはどんな落語会を選べばよいか迷うだろう。毎日様々なスタイルで開かれている落語会の楽しみ方を桂米朝一門の落語家、桂しん吉さんに聞いた。 ■ ■ 「どんな落語会でも初めてのお客さんから楽しんでもらえます」としん吉さんは話す。まずは自分の予定に合わせて、価格の 生の落語、気楽に楽しむ