俯瞰で見えた桂南光流、古希記念で全国公演 関西タイムライン 関西 大阪 1月15日 今年70歳を迎える人気落語家の桂南光が古希記念公演を行う。17日の南座(京都市)から6月の大阪松竹座(大阪市)まで全国20カ所以上をまわる予定だ。還暦からの10年でやりたいことが増えてきたとますます意気軒高な南光に、記念公演に向けた意気込みを聞いた。 古典をアレンジ ――キャリアを重ねると、ネタ数を絞る落語家も多い中、この10年新たな取り組みを重ねてきた。 「50代半ばまでは師匠や先輩方に教えて 俯瞰で見えた桂南光流、古希記念で全国公演
創作落語を古典と並ぶ高みに 桂文枝、庶民描き300作 関西タイムライン 大阪 関西 2月21日 桂文枝がライフワークとして取り組んできた創作落語が300作に到達する。50年以上作り続けた文枝作の演目は上方にとどまらず、東京の落語家にも広く受け継がれている。古典落語に比べて細く傍流だった創作・新作落語の道を果敢に押し広げた功績は大きい。 元気で口やかましい妻にあきれ、疲れ果てた夫が息子に夫婦のエピソードを語って聞かせる(「妻の旅行」)。息子が父の書棚から司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を抜き出し、 創作落語を古典と並ぶ高みに 桂文枝、庶民描き300作
山本能楽堂で能・落語・文楽が競演 関西タイムライン 関西 6月21日 能、落語、文楽が「猿」をテーマに7月9日、山本能楽堂(大阪市)で競演する。能は山本章弘による「采女(うねめ)」、落語は桂南光「猿後家」、文楽は豊竹呂太夫、鶴澤清介、鶴澤清公「近 山本能楽堂で能・落語・文楽が競演
重要な襲名相次ぐ 文楽、次の柱に奮起期待 5月3日 歌舞伎に比べて襲名が少ない人形浄瑠璃文楽で、今年から来年にかけて重要な名跡の襲名が相次ぐ。1年ほどの間に3人の襲名が続くのは半世紀ぶりで、世代交代をアピールする。 4月の地元・大阪公演に続き、5月13日から東京・国立劇場で襲名披露公演に臨むのは、豊竹英太夫(はなふさだゆう)改め六代目豊竹呂太夫(ろだゆう)(70)。来年1月には若手のホープ豊竹咲甫太夫(さきほだゆう)(42)が歴史のある名跡、竹本 重要な名跡襲名相次ぐ 文楽、次の柱に奮起期待
遺産の継承と更新を 米朝亡き後の上方落語 4月5日 戦後、漫才に押されて絶滅寸前だった上方落語を復興した立役者、桂米朝が去った。巨星亡き後、上方落語界はその遺産をどのように継承し、生かしていくべきか。大きな足跡を振り返るとともに、今後の展望を落語作家の小佐田定雄氏に寄稿してもらった。 桂米朝は上方落語を復活させるために神様から遣わされた……と書いたことがある。表現者としてだけでなく、演出家として、作家として、研究家として、教育者として、粋人として 遺産の継承と更新を 米朝亡き後の上方落語
小さんvs.談志 「親子ゲンカ」を見た(立川談笑) 2月25日 落語界では語り草になっている「小さんvs.談志直接対決」の模様を再現してみます。落語協会会長柳家小さん師匠(五代目)と、落語立川流家元立川談志。師弟であるこの二人が永い仲違いの末に対面をした瞬間、何があったのか。現場に居合わせた私によるルポルタージュです。 1993年11月末。その年の春に入門したばかりの私は、兄(あに)弟子のワコール(現・談慶)さんと二人で師匠談志のお供をしていました。つまりカ 小さんvs.談志 「親子ゲンカ」に出くわした
こごろうさん、二代目南天襲名 4月15日 上方落語家の桂こごろうさん(44)が15日、二代目桂南天を襲名し、大阪市内で襲名披露公演を開いた。南天の名跡は、初代の死去以来約40年ぶりの復活。南天さんは「ありがたい気持ちでいっぱい。先代のように朗らかで優しい南天になれたら」と抱負を語った。 公演の口上には師匠の桂南光さんや、桂ざこばさ こごろうさん、二代目南天襲名