債券市場と日銀、蜜月関係に影 点検に身構え NQNスペシャル コラム 2月1日 日本国債の利回り上昇(価格下落)が続いている。3月に公表を予定する金融政策の「点検」に絡み、日銀が国債の買い入れ手法の見直しで購入額を減らすとの観測が根強いためだ。巨額の買い入れが債券相場の支えになるという市場と日銀の蜜月関係に影を落としており、市場参加者は点検結果に身構えている。 市場参加者、買い入れ見直しは「金利上昇要因」 1日の国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは 債券市場と日銀、蜜月関係に影 点検に身構え
「リフレ派再び」の不意打ち 日銀ウオッチ 経済 金融機関 為替・金利 1月28日 「菅さんはマクロの金融政策にあまり関心がない」「政権との関係は金融緩和を迫った安倍晋三前首相のときが特殊で、これからは通常の姿に戻る」。2020年9月に菅義偉政権が発足したころ、日銀内で聞いた声だ。新型コロナウイルス対応や地銀再編などで協調姿勢を示せば、政権に攻め込まれることはない。そんな雰囲気だった。 こうした日銀の期待を吹き飛ばすような人事案が21日、国会に提示された。3月末に任期を満了する 「リフレ派再び」の不意打ち
日銀審議委員に野口専修大教授、政府提示 「リフレ派」 経済 金融機関 1月21日更新 政府は21日、日銀の次期審議委員に専修大経済学部教授の野口旭氏を充てる人事案を国会に提示した。3月31日に任期満了を迎える桜井真審議委員の後任。野口氏は積極的な金融緩和や財政出動を主張する「リフレ派」とみられている。 野口氏は東大大学院博士課程を経て、1988年に専修大の講師に就いた。97年から同大の教授を務める。国際経済や経済政策が専門だ。安倍晋三前首相の経済政策ブレーンだった浜田宏一エール大 日銀審議委員に野口専修大教授、政府提示 「リフレ派」
桜井日銀審議委員「福井経済は底打ったが厳しい」 福井 北陸 10月21日 日本銀行は21日、福井県の経済団体や金融機関のトップらとオンラインで金融経済懇談会を開いた。出席した桜井真審議委員は懇談後の記者会見で「参加者からは福井県の経済については、底打ちはしたが厳しい状況だとの話を伺った」と話した。 北陸新幹線の敦賀延伸や高速道路網の整備を挙げ、「インフラに対する期待が大きい」と話した。「製造業のウエートが高く、新型 桜井日銀審議委員「福井経済は底打ったが厳しい」
「倒産・失業抑制が課題」 桜井日銀審議委員が講演 10月21日 日銀の桜井真審議委員は21日のオンライン講演で、今後の金融政策について「実体経済、金融システム双方の状況をしっかりと点検しつつ、必要な対応を迅速に行えるよう準備しておくことが重要だ」と語った。企業の倒産が増えれば不良債権の増加を通じて金融システムの機能が低下する恐れもある。「企業倒産や失業を抑えることが優先課題だ」と指摘した。 コロナ禍の収束が見通せないなか、国内外で景気の先行きに不透明感が漂う 「倒産・失業抑制が課題」 桜井日銀審議委員が講演
首相ブレーンも交代、日銀リフレ派に渦巻く不安 日銀ウオッチ 経済 10月8日 「首相は最近、誰に会っているのか」――。菅義偉首相が官房長官時代と同じく朝昼夜と各界有識者との会合を重ねることに、ある日銀幹部は関心を寄せる。とりわけ注視しているのは、相手が経済政策の知恵袋になりそうなケースだ。 例えば9月下旬に会った小西美術工芸社社長のデービッド・アトキンソン氏は最低賃金の引き上げや中小企業の再編を主張し、菅首相も意欲を示す。菅政権が掲げる構造改革や規制改革の具体策に経済ブレ 首相ブレーンも交代、日銀リフレ派に渦巻く不安
日銀内に円高圧力後退説 「警戒はなお必要」 清水 功哉 経済 編集委員 1月21日 「循環、構造両面の要因から大幅な円高は進みにくくなってきたかもしれない」――。最近、日銀内で聞くようになってきた声だ。21日の金融政策決定会合でまとめた経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、リスク要因のひとつに「国際金融市場の動向」をあらためて挙げた通り、円高への警戒を解いたわけではないものの、年初に米国とイランの軍事的緊張が高まった局面でも円買いは限られた。日銀は同日、政策の現状維持を決めた 日銀内に円高圧力後退説 「警戒はなお必要」
低温経済、為替動かず 円の対ドル年間値幅が最小 経済 12月24日 日米欧で為替相場が動かなくなっている。2019年の円の対ドルの値幅(高値と安値の差)は24日時点で8円30銭にとどまり、2年連続で過去最小を更新する見通しだ。ユーロとドル、ユーロと円でみても値幅は最も小さくなりそうだ。世界的な低インフレと低金利が続く「低温経済」に加え、電子取引の普及なども「動かぬ為替相場」を生み出している。 円が対ドルで高値をつけたのは1月3日に一時、1ドル=104円10銭まで 低温経済、為替動かず 円の対ドル年間値幅が最小
兵庫の景気「増税の影響限定的」 日銀審議委員 金融機関 関西 11月27日 日銀の桜井真審議委員は27日、神戸市内で開いた金融経済懇談会後の記者会見で、消費増税後の兵庫県内の景気動向について「前回(の増税)に比べれば影響は限定的」 兵庫の景気「増税の影響限定的」 日銀審議委員
追加緩和「積極的に動く段階でない」日銀・桜井委員 経済 11月27日 日銀の桜井真審議委員は27日、神戸市での記者会見で追加緩和の可能性を問われ「積極的に動く必要があるかといえば、まだその段階ではない」と語った。世界経済の下振れリスクには警戒感を示したものの、設備投資の拡大が続くなど「内需は予想以上に強い」と指摘した。外需の落ち込みが内需に及ぶかが焦点として「それを見極めるまで政策として動くのは早すぎる」との認識を示した。 日銀は10月末の金融政策決定会合で、政策 追加緩和「積極的に動く段階でない」日銀・桜井委員