1993年組 宰相4人目へ同期の結束 Political Num. コラム(政治) 政治 12月11日 近年は「脱年次主義」の企業が増えたが、いまでも会社に入ると「○○年組」という言葉を聞くことが多い。入社年次で同期をひとくくりにする見方だ。人材が集中した年次ならかつては「花の○○年組」と呼ぶこともあった。政治の世界は、例えば米国の上院議員は「当選回数絶対主義」で、当選が1期でも上なら明確な序列がある。日本も同じ衆院選で初当選した同期は関係が深い。 4日夜、安倍晋三首相は都内の料理店で自民党の岸田 1993年組 宰相4人目へ同期の結束
梶山氏、経産相に就任 「幅広い分野全力で取り組む」 政治 10月25日 安倍晋三首相は25日、地元の選挙区で秘書が有権者に香典などを配った問題を受けて辞任した菅原一秀前経済産業相の後任に梶山弘志元地方創生相を任命した。梶山氏は皇居での認証式を経て正式に就任した。その後の記者会見で「通商や産業、エネルギーなど幅広い分野で、それぞれの課題に全力で取り組みたい」と語った。 第2次安倍政権が発足した2012年以降、辞任による閣僚の交代は9人目となる。梶山氏は菅原氏が辞任した 梶山氏、経産相に就任 「幅広い分野全力で取り組む」
7奉行がいない令和 Political Num. コラム(政治) 政治 10月16日 平成のはじめ、自民党には「竹下派七奉行」と呼ばれた面々がいた。小沢一郎氏や梶山静六氏ら最大派閥・竹下派を支え、次代をうかがう幹部の総称だった。 政界では当選回数や年齢の近い議員を、七奉行のようにひとまとめにすることが多かった。「七」は黒沢明監督、三船敏郎主演の映画「七人の侍」や、これをもとにしたユル・ブリンナー主演「荒野の七人」のように、群像を表すのに適した数でもある。 「竹下派七奉行」と同じ時 7奉行がいない令和
代行・代理、実務・次代担うナンバー2 政治 8月23日 人事の隠れた主要ポストに「代行」「代理」がある。自民党幹事長代行や代理、派閥の会長代行などだ。全権を委任されたり、実務を一手に引き受けたりして実力を蓄える役回りだ。 現在、党務では萩生田光一氏が幹事長代行を務めている。自民党が2度目に下野していた2011年にできたポストで、初代は田野瀬良太郎氏、2代目が菅義偉官房長官、萩生田氏は5代目になる。 萩生田氏は安倍晋三首相側近の代表格だ。第2次安倍政権 代行・代理、実務・次代担うナンバー2
官房副長官、若手有望株や「仕事師」起用 政治 8月22日 官房副長官は首相と官房長官を補佐する役割だ。政権の中枢である首相官邸に席を置き、政治と官僚機構の手綱さばきを学ぶ。国会議員を衆参1人ずつ、官僚1人の計3人を任命する。衆院出身の政務副長官には若手の有望株を登用することが多く、戦後の歴代首相のうち、同ポストを経て首相になった人物は竹下登、森喜朗、安倍晋三各氏ら5人に上る。 官房副長官は内閣を強化する目的で、1998年に議員ポストが1枠増えた。官僚出 官房副長官、若手有望株や「仕事師」起用
経済産業相、戦後首相の3分の1が経験 政治 8月20日 経済産業相は2001年の省庁再編前までは通産相と呼ばれ、蔵相、外相とともに首相候補が就く重要閣僚だった。戦後の首相33人のうち11人は通産相経験者だ。米国との難しい貿易交渉を担当する一方、高度経済成長の追い風も受け、首相になった例も多かった。 01年に経産省が誕生して以降、経産相経験者は首相になっていない。国が主導する産業政策などで経済成長を目指す風潮が薄れ、日米間の貿易摩擦も落ち着くと、通産相 経済産業相、戦後首相の3分の1が経験
副総理・副総裁、長期内閣巧みに活用 政治 8月6日 安倍晋三首相は政権に返り咲いて以降、6年半にわたって麻生太郎氏を副総理に据えている。これだけの長期間、副総理を務めた例はない。 副総理には、首相の次に備える意味合いと、党内を抑える狙いの2つがある。「次」に備えるのは、古くは吉田茂内閣の緒方竹虎氏、民主党政権でも鳩山由紀夫内閣の菅直人氏らがいる。多くの副総理は、この部類に入る。 党の重鎮を起用した例としては、中曽根康弘内閣の金丸信氏があがる。金丸 副総理・副総裁、長期内閣巧みに活用
「消えた年金」の再現はあるか(大機小機) マーケットニュース 7月5日 参院選が始まった。「安倍1強」の状況で熱気は乏しい。選挙直前になって出てきた老後資産2000万円問題を野党は争点とし、2007年に「消えた年金」で勝利した再現を狙う。安倍晋三首相(自民党総裁)も「悔やんでも悔やみきれない」と振り返る12年前の再現は、起こりそうもない。 まず「消えた年金」は、閣僚のスキャンダルなど政権が揺らぐ問題が相次ぎ、これが選挙戦を左右する決定打の意味合いがあったということだ 「消えた年金」の再現はあるか(大機小機)
野党「切り札」ようやく決着 きょうにも内閣不信任案 政治 6月25日 立憲民主党など野党は25日に内閣不信任決議案を衆院に提出する最終調整に入った。安倍晋三首相が7月の参院選に合わせて衆院選を実施する衆参同日選に踏み切るとの観測に左右され、今国会では提出の是非と時期を巡って迷走を続けた。同日選見送りを受けてようやく対応も固まり、野党5党派は25日の党首会談で最終判断する。 立民、国民民主、共産、社民の4党と「社会保障を立て直す国民会議」は24日、幹事長・書記局長会 野党「切り札」ようやく決着 25日にも内閣不信任案
石原信雄(23)自民党分裂 石原信雄 私の履歴書 6月24日 1992年(平成4年)8月、自民党竹下派会長の金丸信元副総理は東京佐川急便から5億円のヤミ献金を受け取ったことを認めた。政治資金規正法違反の容疑で罰金刑が取り沙汰される中、金丸元副総理に近い小沢一郎元幹事長は加藤紘一官房長官に「罰金でも刑事罰なので傷がつく。過料にならないか」と相談。官房長官は「法律問題だから」と私に委ねた。 私は法務省の根来泰周次官を呼んだ。根来次官は「罰金は刑事罰だが、立ち小 石原信雄(23)自民党分裂