中国の反腐敗新機関、指揮官に習氏側近 習政権 中国・台湾 3月18日 【北京=永井央紀】中国の新たな汚職摘発機関、国家監察委員会のトップに楊暁渡・共産党中央規律検査委員会副書記が就任した。25年間のチベット勤務の後、上海で習近平(シー・ジンピン)国家主席に抜てきされた側近。習氏の盟友である王岐山国家副主席の下で反腐敗運動を支えた実績が評価された。同じく習氏に近い趙楽際(ジャオ・ルォージー)中規委書記とともに綱紀粛正を担う。 監察委はあらゆる公職者の汚職摘発を担う独 中国の反腐敗新機関、指揮官に習氏側近
中国、李克強首相を再選 監察委初代トップに楊暁渡氏 習政権 中国・台湾 3月18日 【北京=永井央紀】中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の18日の全体会議で、李克強(リー・クォーチャン)首相(62)が再選した。新たな汚職摘発機関、国家監察委員会の初代トップ(主任)には楊暁渡・政治局員(64)を選出。楊氏は習近平(シー・ジンピン)国家主席(64)が上海市トップの時期に部下として仕えた経歴があり、側近の1人とされる。 国家監察委員会は全ての公職者を対象に汚職 中国、李克強首相を再選 監察委初代トップに楊暁渡氏
中国、反腐敗の新組織 強力な調査権付与 習政権 中国・台湾 3月13日 【北京=永井央紀】中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)は13日、汚職摘発の新機関「国家監察委員会」の権限を定める監察法案の審議に入った。法案は監察委にあらゆる公職者を対象とする強力な調査権を付与。摘発対象は従来の数倍に広がる見込みで、習近平(シー・ジンピン)国家主席(総書記)の2期目の政権基盤を支える強力な機関となる。 法案は監察委の目的を「あらゆる公的権利を行使する公職者への監督を強 中国、反腐敗の新組織 強力な調査権付与
全人代代表の資格停止4.6倍 反腐敗へ汚職摘発を加速 3月5日 【北京=多部田俊輔】5日に開幕した第12期全国人民代表大会(全人代)で、規律違反で資格停止となった代表が11期の4.6倍に達した。習近平国家主席に近いとされ反腐敗を進める楊暁渡監察相は5日、「ハエは身近にいる」と汚職摘発を加速する考えを強調した。新最高指導部を選ぶ今秋の党大会に向けて反腐敗をてこに国民の不満解消と政権基盤固めを狙う動きが加速しそうだ。 全人代の代表は国会議員に相当し、任期は5年間 全人代代表の資格停止4.6倍 反腐敗へ汚職摘発を加速