文化大革命五十年 楊継縄著 批評 読書 4月13日 文化大革命(文革)開始から50年以上が経過した現在でも、その歴史を客観的に研究することも書くこともできない。それが中国の政治的現実だ。著者はかつて毛沢東の発動した大躍進運動の悲劇的結末を描いた本を出版して当局から睨(にら)まれた。本書も文革の赤裸々な実態を描写しており、香港での出版を余儀なくされた。今回の日本語版はそれを短く編集した。本書の醍醐味は次の3点にある。 第一に文革を単なる権力闘争とせ 文化大革命五十年 楊継縄著
中国版新幹線で学習する習近平主席3年後の続投 トランプ政権 習政権 習政権ウオッチ 米中衝突 貿易摩擦 ファーウェイ問題 中国全人代 経済 政治 コラム(国際・アジア) 中国・台湾 北米 3月20日 中国全土に張り巡らされた中国版新幹線である高速鉄道網。総延長は2万9千キロメートルを超す。世界の高速鉄道延長距離の3分の2を占め、日本の新幹線の10倍近くという。 「ぜひ乗ってみてください。習近平(シー・ジンピン)新時代がずっと続くことが分かります。中国の人民は高速鉄道の車内でも政治学習をしているのです」 中国の方々の話は時に大げさだ。半信半疑で高速鉄道に乗ると、その意味がすぐわかった。今や多くの庶民 中国版新幹線で学習する習近平主席3年後の続投
異次元の言論統制 乗っ取られた中国の改革派雑誌 ニュースこう読む コラム(国際・アジア) 7月24日 中国の体制内改革派の拠点となってきた雑誌「炎黄春秋」が、停刊に追い込まれました。四半世紀の歴史に終止符を打ったのは、当局による乗っ取りです。習近平国家主席(63)率いる共産党政権は、1989年の天安門事件の後としては最も厳しい言論弾圧を進めているのです。 オランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海に関する中国の主張を完膚なきまでに退けた12日、中国芸術研究院という団体が1枚の文書を出しました。「炎黄 乗っ取られた中国の改革派雑誌「炎黄春秋」