炭治郎にひかれる訳 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 2月11日 数ヶ月前から、5歳の長女が「ネズコ、ネズコ」と言い始めた。私は最初何のことかわからず気にもとめていなかったのだが、毎日のように言うようになったので調べてみた。ネズコとは大ヒット中のアニメ「鬼滅の刃」の禰豆子というキャラクターだった。会社のメンバーにも聞いてみたら、既にみんなしっかりハマっていた。そして私もひっそり映画を観に行くほど見事にハマった。私は流行り物に乗っかるというよりも流行りを自ら作り 炭治郎にひかれる訳
オンライン勤務で幸福に 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 1月4日 2020年が人類にとって世界史に大きく刻まれる1年だったことは間違いないだろう。そして私自身にとっても環境や価値観が大きく変わった1年だった。 広島で11月、当社メンバーと打ち合わせした時のことだ。入社したメンバーから「実は会うのは今日が初めてです!」と言われた。前からいたメンバーにも「3ヶ月ぶりに会いましたね!」と言われて、自分でも「え!?そうだっけ!?」と言ってしまったほど長らく会っていない オンライン勤務で幸福に
目標年齢設定で活力生む 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 11月23日 皆さんは自分の人生が終わる「年齢」をしっかり意識したことはあるだろうか? 10月に私は46歳の誕生日を迎えてまた1つ年をとった。毎年色々な方にお祝いをいただき、気恥ずかしいながらもうれしい気持ちでいっぱいになるが今年はいつもとは違う感情があった。「焦り」だ。 その理由は大きく2つあると思う。新型コロナの影響で家族と過ごす時間が増え、家族と長い年月を過ごしたいという感情が大きく強くなったこと。妻は 目標年齢設定で活力生む
SDGs 事業の根幹に 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 10月16日 私はここ最近、10年後の当社のビジョンを描く「SAMURAI VISION 2030」の策定に時間を費やしている。創業時から一貫して変わらずに持っている理念は「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」。これは、私にとって一番幸福だと感じる「できないと思っている人に"機会"を提供し、"環境"を変えることで"夢"を実現させ、そしてできるようになった人がその"志"を継承していく」ことを叶 SDGs 事業の根幹に
保育器のような存在に コラム(ビジネス) 9月2日 新型コロナウイルスの影響によって医療機関の負荷は激増した。医療従事者は自身の安全、ひいては家族の安全も脅かされる状況になってしまったが、日々医療現場へ赴いて多くの人を救ってくれている。実際に複数の病院でクラスターが発生していることを考えると明日は我が身だろうが、果敢な行動に多くの人が救われている。 話は逸れるが、弊社の名前「サムライインキュベート」には医療に関連する言葉が含まれている。結論から言 保育器のような存在に
大切なものを守るために コラム(ビジネス) 7月22日 私はこれまで、平日は東京、週末は岐阜にいる家族と過ごし、度々イスラエルやアフリカなどに渡航する生活をしてきた。だが、新型コロナの影響で一変した。今は毎日、岐阜の自宅に住み、徒歩数分のところにある妻の実家の一室で仕事をしている。 時間の使い方が大きく変わった。一番は家族との時間が増えたことだ。妻とは結婚と同時にイスラエルに移住し、約2カ月間だけ共に暮らす期間があったのだが、すぐに紛争が始まってしま 大切なものを守るために
トヨタ社長の起業家精神 コラム(ビジネス) 6月12日 私の生まれ故郷は名古屋市。時価総額ランキングで日本トップのトヨタ自動車の本拠地だが、日常にあふれていたため特別意識したことがなかった。だがここ数年、私にとってとても気になる存在になった。豊田章男現社長が素晴らしい"アントレプレナー(起業家)"だと感じたからだ。 日常風景の1つだったトヨタをはっきり意識したのが約3年前のこと。初めてアフリカのルワンダを訪れた時、町を走っている車の大半がトヨタ車だっ トヨタ社長の起業家精神
「やるかやらないか」 コラム(ビジネス) 5月11日 当社の理念は「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」。その原点の話をしたいと思う。大学卒業後に入社した医療機器メーカーから、2000年に転職したアクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)での実体験が、今の理念につながっている。その頃の日本は、ADSLの普及や光回線が低価格になり始めたことで家庭でのインターネットが普及し、IT企業が増え始め、ビジネスや行政などでのIT活用が加 「やるかやらないか」
体育会系とオタクの間 コロナが問う成功起業家の条件 日経産業新聞 新型コロナ コラム(ビジネス) スタートアップ 4月17日 時はコロナ禍。逆境をくぐり抜け成功する起業家とはどんな人物なのか。ベンチャーキャピタル(VC)幹部に勝者の条件を聞くと、チームワークを重視し優れた反射神経を持つ「体育会系」と、とことん調べる「オタク気質」の2つの姿が浮かび上がってきた。起業家や次のステージへの成長を期す経営者らは戦々恐々とするが、VCは試練に耐えられるか起業家を見極めようとしている。スタートアップは淘汰の時代を迎えるのか。 「ト 体育会系とオタクの間 コロナが問う成功起業家の条件
「自分ごと化」のすすめ コラム(ビジネス) 3月30日 弊社では現在、体制強化のため積極的に採用活動をしており、多くの方に応募いただいている。私も面接で応募者の方々とお会いさせていただくのだが、今回は私が面接でお会いする際に「ぜひご一緒したい」と意思決定をする時のポイントを通じ、なぜそうしているのかお話ししたいと思う。 結論から言うと、私は「世の中の課題や事柄を自分ごと化して行動できるか」というポイントを重要視して皆さんにお会いしている。もちろん、こ 「自分ごと化」のすすめ