王子HD、純利益8%増 4~9月 値上げで採算改善 企業決算 11月5日 王子ホールディングスが5日発表した2019年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比8%増の288億円だった。印刷用紙などの値上げが浸透したほか、段ボールの販売量が青果物・通販向けなどで増加した。海外事業の減益を国内で補った。 売上高は微減の7602億円だった。パルプ市況の軟化で海外での外販事業は不振だった。特殊紙など機能材事業では中国や韓国の半導体関連の輸出が減少した。 営業利益は2%増の5 王子HD、純利益8%増 4~9月 値上げで採算改善
王子HDの4~9月期、純利益8%増 国内で採算が改善 11月5日 王子ホールディングスが5日発表した2019年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比8%増の288億円だった。国内で段ボールなどの販売が好調だったほか、印刷用紙などの値上げが採算の改善に寄与した。 売上高は微減の7602億円だった。パルプ市況の悪化が響き、海外事業が不振だった。特殊紙などの機能材は、半導体市況の低迷で中国や韓国向けの輸出販売が減った。同日会見した武田芳明取締役専務 王子HDの4~9月期、純利益8%増 国内で採算が改善
王子HD、連続最高益 20年3月期 段ボールけん引 企業決算 5月13日 王子ホールディングスは13日、2020年3月期の連結純利益が前期比15%増の600億円になりそうだと発表した。段ボールの需要が国内外で堅調なうえ、値上げの浸透で利幅が拡大する。印刷向けの洋紙事業も値上げ効果で採算が改善し、3期ぶりに事業が黒字化する。前期に計上した工場などの減損損失の負担が消え、純利益は2年連続の最高益となる。配当は通年で2円増の14円とする。 売上高は3%増の1兆6000億円、 王子HD、連続最高益 20年3月期 段ボールけん引
製紙6社、原料高で業績格差 日本紙・レンゴーが下方修正 11月12日 製紙大手6社の2019年3月期業績見通しが12日出そろい、各社の業績に格差が出ている。古紙や石炭など原燃料の高騰を受け、日本製紙とレンゴーが営業利益予想を下方修正。王子ホールディングスは紙の原料として外販するパルプの採算が改善し、営業利益見通しを100億円増額した。ただ原燃料高が続けば、王子HDを含め業績の下振れは避けられない。 ネット通販の普及などで需給が逼迫する段ボール原紙は、昨年夏以降に各 製紙6社、原料高で業績格差 日本紙・レンゴーが下方修正
王子HD、今期営業益55%増に上方修正 海外段ボールなど好調 11月1日 王子ホールディングス(3861)は1日、2019年3月期の連結営業利益が前期比55%増の1100億円となる見通しと発表した。従来予想の1000億円から上方修正した。海外の段ボール事業が伸びているほか、先進国における家庭用や工業用の紙需要の伸びを背景にしたパルプ製品市況の堅調な推移が寄与し、原燃料価格の高騰を補う。 売上高は4%増の1兆5500億円と、従来予想から200億円上方修正した。純利益は3 王子HD、今期営業益55%増に上方修正 海外段ボールなど好調
王子HD、海外収益をエンジンに目指す最高益 環境エネ・素材 5月11日 製紙国内最大手の王子ホールディングスは11日、2019年3月期の営業利益が1千億円で過去最高を更新する見通しだと発表した。電子媒体の普及で日本国内の印刷・新聞用紙の需要が落ち込むなか、段ボールや原料パルプなど海外で相次いだ買収攻勢が実を結んだ。営業利益のうち6割強を海外で稼ぐ体制で、隠れたグローバル企業に変貌しつつある。 「海外での事業ノウハウが着実に積み上がっている」。王子HDの武田芳明専務は 王子HD、海外収益をエンジンに目指す最高益
王子HDの常務、決算発表延期「純粋に計算方法の疑義」 11月6日 王子ホールディングス(3861)は6日、同日に予定していた2017年4~9月期連結決算の発表を延期した。13年3月期に子会社を連結するにあたって時価評価した林地などの資産を取り崩す際の計算方法について会計監査人が疑義を呈し、内容を精査するには時間がかかるとして発表を見送った。 同日、記者会見した武田芳明取締役常務グループ経営委員は「当時、会計処理をしたときから現在までで新たに明らかになった事実は 王子HDの常務、決算発表延期「純粋に計算方法の疑義」
日経42種、10カ月連続上昇 8月末 建設資材の荷動き回復 8月31日 景気動向に敏感な資材や燃料などの企業間取引価格をもとにした日経商品指数42種(1970年=100)の上昇が続いている。8月末値は176.718と、前年同月比で20.082ポイント(12.8%)上がった。首都圏を中心に再開発などの大規模工事が本格化し、建設資材などの値上がりが進んでいる。 前年比上昇は10カ月連続で、2012年12月からの24カ月連続上昇以来の長さとなる。上昇率は6年半ぶりの大きさ 日経42種、10カ月連続上昇 8月末 建設資材の荷動き回復
王子HD、市場が期待する値上げ力 5月18日 王子ホールディングスがいつ段ボールの値上げに踏み切るか、株式市場の注目が集まっている。2018年3月期の業績予想に織り込んでいるものの、まだ値上げを実際に表明していないからだ。インターネット通販の拡大を受けて段ボールは国内の紙製品の中で需要が伸びる希少な存在で、他の紙製品に比べて値上げを通しやすい。苦戦する国内事業の採算を改善するうえで、段ボールの値上げは失敗が許されない。株式市場の期待通り、王 王子HD、市場が期待する値上げ力