鴎外ゆかりの宿、閉館へ コロナ影響も「旧居守る」 新型コロナ 4月6日 小説家、森鴎外ゆかりの旅館「水月ホテル鴎外荘」(東京・台東)が5月、約80年の歴史に幕を下ろす。新型コロナウイルスの感染拡大で、宿泊や会食のキャンセルが相次いだことが原因という。敷地内にある鴎外の旧居は保存か移築を検討。おかみの中村みさ子さん(62)は「さみしい気持ちもあるが、旧居を守るのが私たちの使命。旅館に体力があるうちに、いい決断を下せた」と胸を張る。 中村さんによると、新型コロナの影響で 鴎外ゆかりの宿、閉館へ コロナ影響も「旧居守る」
水野清氏が死去 元総務庁長官 7月31日 水野 清氏(みずの・きよし=元総務庁長官、元衆院議員)7月28日、老衰のため死去、94歳。告別式は近親者で行う。喪主は妻、陽子さん。 1967年の衆院選 水野清氏が死去 元総務庁長官
執念の橋本行革 省庁半減、官邸強化へ布石(平成の30年) 平成の30年 4月28日 バブル崩壊で国の針路を見失った平成時代。官の肥大化や制度疲労に対する問題意識が一気に高まった。世論の動向をつかみ、省庁数を半分に減らして縦割り行政を打破し、首相のリーダーシップを強めようとした改革があった。「橋本行革」だ。 2001年の某日、東京・虎ノ門にある老舗そば店。橋本龍太郎氏が数人の官僚を前に杯を傾けながら涙を流した。「男冥利につきる」。この年の1月、橋本氏が首相のときに決めた1府12省 ハシリュウ、執念の省庁半減 官邸強化へ布石
水野清氏「塩川氏、特会退治で最後に華」(政その瞬間) 4月3日 2001年4月に内閣を発足させた小泉純一郎首相は構造改革を旗印に掲げた。79歳の高齢で財務相に就いた塩川正十郎氏はひょうひょうとした物言いとは裏腹に、無駄な歳出に聖域なく切り込む姿勢を示した。初当選同期で親交が深く、橋本政権時代に行政改革会議事務局長を務めた水野清元自民党総務会長に、塩川氏との思い出を聞いた。 ――塩川氏が財務相に起用されたときの様子は。 「あんまりこれをやってやろうという気負い 水野清氏「塩川氏、特会退治で最後に花」
中央省庁再編 大蔵改革、抵抗振り切る 5月10日 ――1996年1月に発足した橋本龍太郎政権で政務担当の首相秘書官に就きました。 「94年の村山富市政権で橋本通産相の事務秘書官だった。その後、首相になる時に『来てくれるか』と頼まれた。海部、宮沢内閣の時も内閣副参事官として官邸にいたが、政務の首相秘書官の影は薄かった。だから軽い気持ちで引き受けたのだが大間違い。極めて激烈な2年7カ月の秘書官時代だった」 ■縦割り行政排除 ――なぜ橋本政権で中央省庁 97年の中央省庁再編 大蔵改革、抵抗振り切る