都市のスポンジ化を抑えよ 中外時評 5月3日 空き家や空き地が点在し、あまり使われていない土地が増える都市の「スポンジ化」が広がっている。人口が減少するなかで無秩序な郊外開発が止まらないためだ。スポンジ化を抑えないと街のにぎわいを取り戻せないうえ、市街地をコンパクトに再編する計画も進まない。 中心市街地の人口の減少率が市全体を大幅に上回っている都市がある。和歌山市だ。 市の中心部、市役所から商店街「ぶらくり丁」に至る地域を歩くと、月決めや時 都市のスポンジ化を抑えよ
コンパクトシティ再挑戦(かれんとスコープ) 8月7日 商業・福祉施設や住宅を集約する「コンパクトシティ」に向けた街づくりが広がっている。かつて注目された先進事例は必ずしも効果を発揮していない。再挑戦は成功するのか。 新潟県長岡市。昨年8月、JR長岡駅の近隣に高齢者住宅「サクラーレ福住」が開業した。入居者の佐藤勝三さん(87)は郊外から夫婦で転居。「病院やスーパー、市役所が近いので便利。冬の除雪も自分ではもうできない。街なかは住みやすい」と話す。 ■歩 コンパクトシティ再挑戦