フィリピンにワクチン50万回分を提供 中国外相が表明 新型コロナ 東南アジア 1月16日更新 【マニラ=遠藤淳】フィリピンを訪問中の中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は16日、首都マニラでロクシン外相と会談した。フィリピン外務省によると、王氏は新型コロナウイルスの中国製ワクチン50万回分を提供する意向を伝えた。また、中国がインフラ開発など向けに5億元(約80億円)を供与することで合意した。 会談の冒頭、ロクシン氏は「コロナ後に世界経済が回復に向かうなかで中国は不可欠な役割を果たす」と フィリピンにワクチン50万回分を提供 中国外相が表明
日中外相、年始にアフリカ外交で競う 茂木氏が帰国 新型コロナ 中国・台湾 中南米 政治 中東・アフリカ 1月14日 日中外相が新型コロナウイルスの感染拡大の続く年初からアフリカ外交で競った。 茂木敏充外相は14日、中南米5カ国とアフリカのセネガルやケニアの訪問を終え帰国した。各国で新型コロナ収束後を見据え、日本企業の進出を後押しするなど経済関係の強化を訴えた。アフリカ訪問は昨年12月に続き2カ月連続となる。 茂木氏は13日、オンラインで記者団に「ポストコロナの国際秩序の形成で日本がリーダーシップを発揮するため 日中外相、年始にアフリカ外交で競う 茂木氏が帰国
中国、ワクチン外交で東南アに再接近 米次期政権にらみ 新型コロナ 中国・台湾 東南アジア 1月13日 【ジャカルタ=地曳航也、北京=羽田野主】中国が再び東南アジア諸国に接近している。王毅(ワン・イー)国務委員兼外相が20日のバイデン米次期大統領就任前に各国を訪問する。中国製の新型コロナウイルスワクチンを武器に引き寄せる狙いがありそうだ。 王氏の東南ア訪問は2020年10月以来。今回は前回訪問していないミャンマー、インドネシア、ブルネイ、フィリピンの4カ国を16日までに回る。 王氏は13日に訪問先 中国、ワクチン外交で東南アに再接近 米次期政権にらみ
習近平執務室の写真に透けるコロナ起源追究への壁 新型コロナ 習政権ウオッチ 中沢 克二 中国・台湾 編集委員 コラム 1月13日 中国政府が、湖北省武漢市などでの世界保健機関(WHO)による新型コロナウイルスの起源に関する本格的な現地調査を1年近く拒んできた理解に苦しむ行動の本当の理由は何か。その一端が透ける記念写真が、国家主席の習近平(シー・ジンピン)が執務する北京・中南海の仕事部屋におかれていることが明らかになった。 20年12月31日、恒例の国民に向けた新年メッセージを読み上げる習の背景にあった書棚に1枚の写真が掲げ 習近平執務室の写真に透けるコロナ起源追究への壁
中国外相、ミャンマーのスー・チー国家顧問と会談 中国・台湾 東南アジア 1月12日 【ヤンゴン=新田裕一、北京=羽田野主】東南アジア訪問中の中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は11日、ミャンマーの首都ネピドーで同国の事実上の政府トップのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相やウィン・ミン大統領と会談した。12日付のミャンマー国営紙によると、王氏は新型コロナウイルス対策として中国製ワクチン30万回分をミャンマーに提供することなどを表明した。 ミャンマーはイスラム系少数民族ロヒ 中国外相、ミャンマーのスー・チー国家顧問と会談
中国、米に「強烈な非難」 台湾接触制限撤廃に反発 トランプ政権 中国・台湾 1月11日 【北京=羽田野主】米国のポンペオ国務長官が台湾側と米国の外交官や軍事関係者の接触を自主的に制限してきた内規をなくすと発表したことについて、中国外務省が11日反発した。趙立堅副報道局長は記者会見で「断固とした反対と強烈な非難を表明する」と話した。 趙氏は「いかなる勢力が台湾問題を利用して内政に干渉するのも絶対に許さない」と主張した。中国国務院(政府)の台湾事務弁公室の報道官は「我々は断固として強力 中国、米に「強烈な非難」 台湾接触制限撤廃に反発
中国外相、東南アジア訪問へ 11日から 中国・台湾 東南アジア 1月10日 【北京=共同】中国外務省は10日、王毅国務委員兼外相が11~16日の日程でミャンマー、インドネシア、ブルネイ、フィリピンを訪問すると発表した。国営通信の新華社が伝えた。 米国と対立する中国は 中国外相、東南アジア訪問へ 11日から
アフリカ5カ国、中国支持表明 新型コロナ 中国・台湾 中東・アフリカ 1月10日 【北京=羽田野主、カイロ=久門武史】中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相が9日にアフリカ5カ国の訪問を終えた。米中の長期対立をにらみ、新型コロナウイルスの「ワクチン」や金融支援で取り込みを進めた。5カ国は香港や台湾など中国の「核心的利益」に相次ぎ支持を表明した。 王氏は4日から9日の日程でナイジェリア、コンゴ民主共和国、ボツワナ、タンザニア、セーシェルの5カ国を公式訪問した。 「国民がワクチン アフリカ5カ国、中国支持表明
米欧同盟裂く「離間の計」、習近平軍団が仕掛けた心理戦 米中衝突 貿易摩擦 習政権 バイデン次期政権 習政権ウオッチ 中沢 克二 北米 中国・台湾 編集委員 ヨーロッパ コラム 1月6日 2020年12月30日夜、ほぼ全ての中国国内メディアは、中国・欧州連合(EU)投資協定の交渉妥結の速報を数億の市民が手にするスマートフォンに向けて流し続けた。6年にわたる交渉の節目にテレビ画面に現れたのは国家主席の習近平(シー・ジンピン)、EU議長国であるドイツの首相、メルケル、そしてフランス大統領のマクロンらだ。新型コロナウイルス禍を象徴するオンライン首脳会議の光景である。 中国のネット上で目 米欧同盟裂く「離間の計」、習近平軍団が仕掛けた心理戦
中国外相、アフリカ5カ国訪問 中国・台湾 1月5日 【北京=羽田野主】中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は4日から9日までの日程でアフリカ5カ国を訪問する。1月20日に民主党のバイデン前米副大統領が大統領に就任する前にアフリカの中国支持を固め、「人権外交」を打ち出すバイデン次期大統領の「中国包囲網」に対抗する狙いがありそうだ。 中国の外相は1991年以降、毎年最初の訪問先にアフリカを選んできた。王氏は今回ナイジェリア、コンゴ民主共和国、ボツワ 中国外相、アフリカ5カ国訪問