米中、気候変動で間合い探る ケリー米特使が初訪中 バイデン政権 北米 中国・台湾 4月15日更新 【ワシントン=永沢毅、北京=羽田野主】バイデン米政権で気候変動問題を担当するケリー大統領特使は15日、訪問先の上海で中国の解振華・気候変動担当特使と会談する。温暖化ガスの削減目標の強化などを求めるとみられる。一方、中国は独仏との首脳協議を16日に開くと発表、温暖化対策での主導権確保を図る。米中の駆け引きが激しくなっている。 「新冷戦」とも称されるほど米中対立が深まるなかで、ケリー氏はバイデン政権 米中、気候変動で間合い探る ケリー米特使が初訪中
中東戦略、中国マネーに落とし穴 (The Economist) The Economist 4月13日 中国指導部は、世界の大国が遂行すべき中東政策を書き換えようとしている。 近年は中東の主要な国々と通商協定など様々な協定を次々に締結している。その多くは長年、互いに敵対関係にある国々だ。イスラエルとパレスチナのいずれとも良好な関係にあると主張したり、2013年には双方の代表を別々に北京に招いたりした。 信頼関係の構築が難しい中東で中国はアラブ諸国にも、非アラブ諸国にも新型コロナウイルスワクチンや監 中東戦略、中国マネーに落とし穴(The Economist)
ミャンマー問題、大国が混乱助長 遠のく解決 中国・台湾 東南アジア ヨーロッパ 南西ア・オセアニア 4月12日 国軍によるクーデター後の混乱が続くミャンマーの情勢をめぐり、中国やロシア、インドなど周辺の大国が国際政治の駆け引き材料に利用する場面が目立ってきた。国際社会の一致した行動が難しくなり、ミャンマーの民主主義の回復など問題の解決を遠ざける可能性がある。 中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は5日、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国に、ミャンマーに内政干渉しようとする外部の力への注意を促した。国営 ミャンマー問題、大国が混乱助長 遠のく解決
中国、米の国際包囲網に焦り 日米首脳会談を警戒 中国・台湾 4月10日 【北京=羽田野主、台北=中村裕】バイデン米政権が築く中国包囲網に、習近平(シー・ジンピン)指導部が危機感を募らせている。米国は9日、台湾との政府間交流の拡大に向けた新指針を公表した。台湾を巡る米中の攻防が激化するなか、中国は、欧州や日本をけん制して現状打破を狙うが、有効策は見いだせていない。 「トランプ前政権が中米関係の枠組みを破壊し、バイデン米政権が引き継いだ。中国を抑圧する政策が体系化・恒久 中国、米の国際包囲網に焦り 日米首脳会談を警戒
中国、台湾周辺で軍事行動強める 米欧日の連携に反発 Think! 北米 中国・台湾 4月8日 【北京=羽田野主、台北=中村裕】台湾問題に関して中国の習近平(シー・ジンピン)指導部が米欧日などに反発姿勢を強めている。各国が連携して台湾への関与をみせる動きにいらだち、台湾周辺で軍事行動をくり返すなど、台湾や南シナ海を含む「核心的利益」で譲らぬ姿勢を誇示している。7月の共産党創立100年を控え、応酬がエスカレートするとの見方もある。 「米国は台湾問題が高度に敏感であることを十分に認識し、一線を 中国、台湾周辺で軍事行動強める 米欧日の連携に反発
南沙諸島に中国船停泊1カ月 フィリピン、対応に苦慮 Think! 中国・台湾 東南アジア 4月8日更新 【マニラ=志賀優一】中国とフィリピンなどが領有権を巡って争っている南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のサンゴ礁周辺で、1カ月にわたり中国船が停泊を続けている。隣接するフィリピンは当該海域が同国の排他的経済水域(EEZ)だと主張し、米国とともに中国の行動を非難した。ただ、ドゥテルテ大統領は通商などで依存する中国との友好関係を保ちたい考えで、対応にはぶれも目立っている。 「長引く中国船の停泊は 南沙諸島に中国船停泊1カ月 フィリピン、対応に苦慮
G7時に「日米豪印」案 首相、対中で協調急ぐ G7首脳会議 中国・台湾 東南アジア 政治 南西ア・オセアニア 4月8日 政府は6月の主要7カ国首脳会議(G7サミット)にあわせて日本、米国、オーストラリア、インドの「Quad(クアッド)」首脳が会談する案を検討する。菅義偉首相は4月中旬の訪米後、大型連休中にインドとフィリピンを訪れる方針だ。中国の台頭を念頭にインド太平洋地域で協調拡大に動く。 クアッド4カ国は3月、初の首脳協議をオンライン方式で実施した。共同声明で中国の名指しは避けたものの、東・南シナ海の問題に触れ G7時に「日米豪印」案 首相、対中で協調急ぐ
米、くすぶる不参加論 北京五輪の参加「同盟国と協議」 バイデン政権 北米 中国・台湾 4月7日 米政界で2022年の北京冬季五輪をボイコットすべきだとの意見が増えつつある。香港や新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧への批判が強まっていることが背景にあり、バイデン政権は同盟国などと緊密に連携して対応策を練る方針だ。冬季五輪の成功を期す中国は警戒を強めている。 国務省のプライス報道官は6日の記者会見で、北京五輪への参加を問われて「同盟国と議論したい。よく調整して対応することは米国だけでなく同盟国 米、くすぶる不参加論 北京五輪の参加「同盟国と協議」
唐突な日中外相の長話、習氏が悩む隠された台湾問題 米中衝突 習政権ウオッチ 中沢 克二 中国・台湾 朝鮮半島 東南アジア 編集委員 コラム 4月7日 5日、唐突に1時間半もの長話となった日中外相電話協議は中国側からの要請で開かれた。その日、中国は先祖を弔うため墓に参る大切な清明節の連休最終日に当たっていた。 休みを返上した国務委員兼外相の王毅(ワン・イー)のめまぐるしい動きからは、国家主席の習近平(シー・ジンピン)が、16日に予定する首相の菅義偉と米大統領バイデンの初の直接会談を相当、気にしている様子が手に取るようにわかる。 習近平の意を受け 唐突な日中外相の長話、習氏が悩む隠された台湾問題
米、イラン核合意巡り間接協議 18年の離脱後初めて バイデン政権 Think! 北米 中東・アフリカ 4月6日更新 バイデン米大統領が復帰を目指すイランの核合意を巡る協議が6日、ウィーンで始まった。欧州連合(EU)を仲介役として米とイランが間接的に協議した。両者が核合意について協議するのは2018年に米が離脱して以来初めて。バイデン政権は中東安定のカギを握る核合意に復帰することで中東での主導権回復を狙う。 核合意の当事国であるイランと英国、ドイツ、フランス、中国、ロシアの次官級代表が対面で会談した。米国もイラ 米、イラン核合意巡り間接協議 18年の離脱後初めて