直球勝負に終わりなし 沖縄から球界に新風 沖縄 コラム(社会・くらし) 10月17日 プロ野球の中日や西武、阪神で活躍し、イチローさんが少年時代に憧れたことでも知られる楽天初代監督の田尾安志さん(66)。現在は評論家活動の一方、沖縄初のプロチーム、琉球ブルーオーシャンズでシニアディレクター(SD)兼打撃総合コーチを務める。プレーも生き方も真っ向勝負の「直球人生」は、南国発の球界活性化を目指す新たなステージに入った。 ブルーオーシャンズはセ、パ12球団を統括する日本野球機構(NPB 直球勝負に終わりなし 沖縄から球界に新風
ホークスへ、巨人へ 今オフは指導者の移籍も盛ん ネット裏から 12月15日 「お前の(打球)飛ばんなあ。オレの方が飛んでいるぞ」と、新生球団楽天の初代監督・田尾安志が新人平石洋介を冷やかした。打撃練習の合間、息抜きに監督も打席に入った。同志社大の先輩、後輩という気安さもあって、関西学生野球のシーズン最高打率の記録を持つ監督が、後輩をからかったのだ。 これが冗談で済まない平石の選手生活だった。現役7年(実働6年)で37安打の打率2割1分5厘、1本塁打、10打点をマークした ホークスへ、巨人へ 今オフは指導者の移籍も盛ん
楽天・DeNAの系譜継ぐ沖縄新球団の夢 プロ野球動かしたテック族 11月22日 11月6日早朝、沖縄県のANAボールパーク浦添。夏のような日が差し込むグラウンドに、高校や大学、社会人チームのユニホームを着た80人の若者が集まってきた。この日は沖縄初のプロ野球チーム「琉球ブルーオーシャンズ」の旗揚げに向けた選手の入団テストが開かれた。 選手に鋭い目を向けていたのが、元プロ野球選手の田尾安志だ。巧打の外野手として中日で一時代を築き、西武と阪神でも活躍。イチローが憧れの選手として 楽天・DeNAの系譜継ぐ沖縄新球団の夢
リクエストの代償と納得できぬ申告敬遠 (山崎武司) フルスイングの余韻(山崎武司) 5月6日 シーズンが開幕して1カ月あまりがたった。今季はいくつかの新しい制度が導入された。それで改善されたこともあるが、失われたものもある。思うところを述べたい。 まずは「リクエスト制度」について。本塁打かファウルか、アウトかセーフの判定において、監督は審判団に映像でのリプレー検証を求められるようになった。1試合で2度の権利があり、判定が覆れば回数は減らないというものだ。 これは基本的にいい制度だと思う。 「リクエスト」の代償と納得できぬ「申告敬遠」
「闘将」にみた人間の幅 星野仙一さんをしのぶ 球場が呼んでいる(田尾安志) 1月21日 合同自主トレではまだ慣らし運転のルーキーたちも、2月のキャンプで一流選手たちと合流すれば、プロとアマチュアのスピードの違いにさぞ面食らうことだろう。私も同志社大から中日に入った当初は「プロってすごいな」と思ったものだが、そんな印象を最初に抱かせた人が、4日に70歳で亡くなった星野仙一さんだった。 1976年のとある試合。先発した仙さんが途中でお役御免になった。よほど降板が気に入らなかったようで、 「闘将」にみた人間の幅 星野仙一さんをしのぶ
ヤクルト、個性派コーチ加入で変われるか(田尾安志) 球場が呼んでいる(田尾安志) 12月17日 フリーエージェント(FA)宣言した選手の行き先が次々に決まり、各チームの来季の陣容が固まりつつある。2016年にFAで山口俊(前DeNA)や陽岱鋼(前日本ハム)を獲得した巨人が17年も野上亮磨(前西武)を取った一方、広島は相変わらずFA選手には触手を伸ばさなかった。菊池涼介や丸佳浩、鈴木誠也と生え抜きがしっかりと軸になり、よそから出来合いの選手を取る必要がない充実ぶりが改めてうかがえた。 ■広島の 最下位ヤクルト、個性派コーチ加入で変われるか
「おまえが必要」 監督に求められるひと言 (田尾安志) 球場が呼んでいる(田尾安志) 10月16日 プロ野球の中日や西武で広角に打ち分けるアベレージヒッターとして活躍し、楽天の監督も務めた田尾安志氏(62)に球界の様々な出来事についてつづってもらう「球場が呼んでいる」の連載を始めます。セ・パ両リーグでプレーした豊富な経験を基に選手や首脳陣の心理に迫り、グラウンド外の話題も広く取り上げていきます。独自の視点からの野球論にご期待ください。 監督が代わったチームは選手の心の内に様々な変化が起こる。そ 「おまえが必要」 監督に求められるひと言