「第2青函トンネル」現実味? 巨大インフラの皮算用 青森 北海道 サービス・食品 1月2日 北海道と本州を海底で結ぶ「第2青函トンネル」構想が北海道でじわり熱を帯び始めた。事業費はざっと見積もっても7200億円。荒唐無稽で無用なインフラと長く見なされてきたが、物流コストの高騰が思わぬ追い風になりつつある。 北海道と本州を結ぶ青函トンネルを利用できるのはJR北海道の北海道新幹線とJR貨物が運行する貨物列車のみ。本州―四国間や本州―九州間のように乗用車やトラックを運転して津軽海峡を渡ること 「第2青函トンネル」現実味? 巨大インフラの皮算用
都構想否決に淡々、北海道と札幌市は二重行政「限定的」 新型コロナ 北海道 サービス・食品 11月2日 大阪市を廃止して特別区を置く「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が1日、否決された。非効率な二重行政を避ける意味で地方自治の重要テーマだが、道内唯一の政令指定都市の札幌市と北海道は二重行政が限られているという立場で、効率を高める議論も深まっていないのが現状だ。 「法律にのっとり、市民自身によって判断・決定されたということは、大変重いことと受けとめている」。札幌市の秋元克広市長が2日発表したコメン 都構想否決に淡々、北海道と札幌市は二重行政「限定的」
北海道、新型コロナ対応検証の有識者会議を初開催 新型コロナ 北海道 生活 医療・健康 7月30日 北海道は30日、新型コロナウイルス感染症対策を検証する有識者会議を札幌市内で初開催した。鈴木直道知事は「第3波の感染拡大に備え、これまでの対応をしっかり振り返り、正すべきところは 北海道、新型コロナ対応検証の有識者会議を初開催
道内コロナ患者最大1241人、北海道がピーク推計 新型コロナ 北海道 7月22日 北海道は新型コロナウイルスが大規模に感染拡大した場合、療養の必要な患者数が道内だけで最大1241人に膨らむとの推計を公表した。患者数が最も多かった499人を大きく上回り、20日時点の累計陽性者数(1351人)に迫る水準だ。1日あたりの新規陽性者数も96人と推計した。 道の新型コロナウイルス感染症対策専門会議で示した。内訳は入院患者数が839人、宿泊療養者数は402人。入院患者のうち重症者数を12 道内コロナ患者最大1241人、北海道がピーク推計
北極海航路がつなぐ縁、北海道とカムチャツカ ヨーロッパ 北海道 12月5日 北海道から北東に約1500キロ離れたカムチャツカ半島には四方を火山や海に囲まれた美しい街並みが広がる。夏は登山やマリンスポーツ、冬はスキーや温泉を楽しめる観光地だ。面積は日本の約1.2倍あるが、人口は30万人強。観光振興に本腰を入れるカムチャツカが照準を絞るのが未開拓の日本人観光客だ。 「2027年までに観光客数を年間100万人にする」。政府系機関、カムチャツカ開発公社のリリア・クラフチュク副局 北極海航路がつなぐ縁、北海道とカムチャツカ
JR北海道、経営改善の検証で第三者委 月内にも設置 サービス・食品 北海道・東北 10月7日 JR北海道は経営改善の達成度合いを検証する第三者委員会を月内にも立ち上げることを決めた。北海道大学大学院の石井吉春客員教授らが就任する見通し。国土交通省は2018年、同社に2度目となる行政処分「監督命令」を出した。第三者委は命令を踏まえた措置となる。 第三者委は年数回、会合を開く。JR北が掲げた経営目標の達成状況や経営改善への取り組みを検証する JR北海道、経営改善の検証で第三者委 月内にも設置
JR北海道が値上げ申請、都市部で負担感重く サービス・食品 北海道 5月10日 JR北海道は10日、10月の消費増税に合わせた運賃の値上げを国土交通省に認可申請し、詳細を公表した。消費増税分の2%を含めた平均の値上げ率は11.1%で、普通運賃に限れば平均15.7%値上げする。距離100キロメートルまでの区間で数キロごとに小刻みに値上げ率を設定する仕組みを導入し、駅間の距離が短い都市圏で値上げ率の高い区間が出るのが特徴だ。 札幌―新札幌では普通運賃が260円から340円(30 JR北海道が値上げ申請、都市部で負担感重く
地域物流が崩壊寸前 北海道で「先駆的実験」 サービス・食品 北海道 3月17日 生活の生命線である物流。面積が広くただでさえ物を運ぶのが難しい北海道で、人口減少や人手不足を理由に担い手は減る一方だ。この状況を打破しようと共同輸送や貨客混載など先駆的な実験も進む。「150年目の挑戦」第5部は混迷を深める物流の現場を追った。 ■行きは満載、帰りは空 今、北海道北部の名寄市で地域物流を変える取り組みが進んでいる。本来、届け先がバラバラな荷物をいったん道の駅などの拠点に集め、そこから 地域物流が崩壊寸前 北海道で「先駆的実験」
自立阻む海峡のハンディ 克服へ第2青函構想も 北海道 3月13日 石川さゆりさんの名曲で広く知られる津軽海峡。距離にして約20キロメートルのこの海峡により、本州と車で自由な行き来ができないことが北海道の産業競争力を損なっている。陸路で向かうには1988年に開通した青函トンネルを通る鉄道しかない。 そうしたなか、青函トンネルの隣に2本目のトンネルを建設する議論が熱を帯びている。「民間主体で自動車が走れる第2青函トンネルを」と2018年6月、道内産学の有志6人でつ 自立阻む海峡のハンディ 克服へ第2青函構想も
地方鉄道の現実、直視を 石井吉春氏 私見卓見 1月25日 JR北海道が「単独では維持困難」とする10路線13線区を公表してから1年以上たった。昨年12月に北海道が中心となって国に支援を要請し、ようやく役者がそろった。道内は都市部でも人口が減っていて、交通網のあり方を早急に考える時期に来ている。 私もメンバーを務める道の有識者会議でも地域での議論の重要性が指摘されてきた。ただ沿線自治体がJR北海道との協議に応じているのは石北線(新旭川―網走)や宗谷線(名 地方鉄道の現実、直視を 石井吉春氏