日経平均2万9000円、業績相場へ移行期待 素材株に買い スクランブル・フラッシュ 株式 2月8日 8日午前の東京株式市場で日経平均株価は2万9000円を超え、約30年半ぶりの高値を付けた。世界で景気回復への確信度が高まっており、企業業績の回復が相場を裏打ちする「業績相場」に移行するとの期待が強まり始めている。 日経平均は8日午前の寄り付き後に急速に上げ幅を拡大し、11時台には一時600円超高となった。短期目線で売買するCTAやマクロ系のヘッジファンドなどが先物を買い入れて相場の動きに追随した 日経平均2万9000円、業績相場へ移行期待 素材株に買い
貯蓄25兆円、解き放つか コロナ後意識 外食・旅行買い スクランブル 株式 1月19日更新 株式市場で今後のサービス消費回復を見込んだポジションを構築する投資家が増えてきた。新型コロナウイルス禍に伴う消費の抑制や給付金で家計の現預金は平時より25兆円ほど上振れしている。感染の落ち着きとともにこれまで控えられてきた旅行や飲食などにお金が向かうとの見立てだ。 19日の市場では、コロワイドやロイヤルホールディングスなど外食株が軒並み買われた。東京都が営業時間短縮に協力した場合の協力金を大手企 貯蓄25兆円、解き放つか コロナ後意識 外食・旅行買い
「それでも債券より株」 高配当株が逆行高 スクランブル・フラッシュ 株式 1月15日 「それでも今は債券より株」――15日の東京株式市場では日経平均株価が6営業日ぶりの小幅安となったものの、相場の先行きを不安視する声は少ない。一段高にはやや手掛かり不足の面がある一方、各国の景気改善と緩和継続が下値を支える構図は変わらないためだ。これまで出遅れてきた高配当株が逆行高を演じ、経済の先行きに対する投資家の楽観を示した。 14日は米国のバイデン次期大統領が1.9兆ドル(約200兆円)の新 「それでも債券より株」 高配当株が逆行高
内需株の大波乗れるか テック株から「資金逆流」 12月2日 「ポロロッカ」がきている――。2日の東京株式市場で、ある投資家がつぶやいた。ポロロッカとはアマゾン川を海水が逆流する自然現象だ。この日は半導体を除くテック銘柄の上値がやや重い一方、新型コロナウイルスで需要が蒸発した内需株や景気敏感株にじわりと買いが向かった。資金が逆流する大波がこの先の投資収益を左右するという見立てだ。 波乱含みだった2020年の最大の政治イベント、米大統領選は民主党バイデン氏の 内需株の大波乗れるか テック株から「資金逆流」
事業の取捨選択進まず 東証1部で赤字350部門 企業統治 10月21日 企業統治指針(コーポレートガバナンス・コード)が大目標とする「企業価値の持続的成長」は道半ばだ。なかでも2018年改定で盛り込まれた資本コストを意識した経営には実践の壁が立ちはだかる。東証1部上場企業の赤字部門は350部門近くにのぼる。 資本コストは株主や債権者が企業に求める収益率(WACC)が代表的な指標で、企業ごとに差がある。資本コスト経営ではWACCを上回るROIC(投下資本利益率)をめざ 事業の取捨選択進まず 東証1部で赤字350部門
株価は知っていた アベノミクス景気、18年10月に幕 NQNスペシャル 7月30日 内閣府は30日、国内景気が2018年10月に山を付けて後退局面に入ったと認定した。12年12月の第2次安倍晋三政権の発足と同時に始まった「アベノミクス景気」は71カ月間で幕を閉じた。景気拡大と歩調を合わせるように上昇した日経平均株価も、高値を付けたのは18年10月。株価は景気の後退局面入りを専門家らよりも早く予知していたといえそうだ。 内閣府は同日、経済学者やエコノミストらによる「景気動向指数研 株価は知っていた アベノミクス景気、18年10月に幕
「世界分断」という近視眼 逆境の先にあるマネーのかたち 日経ヴェリタスセレクト 6月30日 「労働者の受け入れは、アメリカの労働者の職を奪ったり不利にしたりする危険がある」。トランプ米大統領は22日、就労ビザ(査証)の一部の発給を年末まで停止する大統領令に署名した。新型コロナウイルスの感染抑制のための制限に加え、自国保護の動きまでもがヒトの移動に影を落とし始めた。 新型コロナで危機に直面した公衆衛生や雇用を守るため、各国は「自国ファースト」の傾向に拍車をかける。先端技術、ワクチン、デー 「世界分断」という近視眼 逆境の先にあるマネーのかたち
コロナ後の株「上値2万4000円」「トランプ氏落選はリスク」 NQNスペシャル 6月9日 世界的なリスクオン相場の流れにのり、国内株式相場が戻りを試している。日経平均株価は8日、約3カ月半ぶりに終値で2万3000円台を回復。9日は利益確定売りに押されているが、新型コロナウイルスの感染拡大で株価が世界的に急落する前の2月21日の水準(2万3386円)超えが視野に入ってきた。一方、経済の回復が確認しきれない段階での株価急上昇に、ペースが速すぎるとの声も少なくない。コロナ後の市場動向をどう コロナ後の株「上値2万4000円」「トランプ氏落選はリスク」
「中国頼み」しぼむ楽観 関連株が軟調に 4月13日 3月中旬以降堅調だった中国関連株の下げが目立ち始めた。中国はいち早く新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけ、経済活動を再開させつつあった。しかし、抑え込んでいたはずの感染者数は足元で増える兆しがみえる。金融危機後に大規模な経済対策で世界経済を下支えした役割は今回は期待できそうにない。株式市場の「中国頼み」の構図は修正を余儀なくされている。 「ひところに比べると弱い」。国内証券のストラテジスト 「中国頼み」しぼむ楽観 関連株が軟調に
良い人材見抜くカギ 採用側が明確な方針示す 石鍋 仁美 編集委員 COMEMOの論点 3月31日 オンラインの会社説明会や動画による面接など、新型コロナウイルスの感染拡大を機に企業の採用活動が大きく変わりつつある。限られた時間でいい人材を選ぶのは、もともと難しい課題だ。投稿プラットフォーム「COMEMO」(https://comemo.nikkei.com)で「人材を見抜くには」をテーマに意見を募った。 多かったのは、小手先のテクニックを磨くよりも、まず採用する側が経営方針や求める人材の中身 良い人材見抜くカギ 採用側が明確な方針示す