ファナック、「ない袖は振れぬ」発言の真意は 企業決算 2月20日 工作機械大手、ファナックが株主還元の方針を変える可能性がある。「配当と自社株買いで純利益の最大8割を還元する」という公約の期限は2019年3月期までだ。来期以降の継続が焦点だが、中国の景気減速で肝心の稼ぐ力が低下している。そんな中、決算発表における稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)の発言が波紋を広げた。その真意はどこにあるのか。 1月31日、決算発表後に開かれた電話会議。稲葉会長は「15年3 ファナック、「ない袖は振れぬ」発言の真意は
工場自動化8社、4社が下方修正 米中摩擦で投資減速 企業決算 2月14日 産業用ロボットなど工場の自動化に関連する企業への逆風が強まっている。2018年4~12月期を中心とする主要8社の連結決算が14日出そろい、そのうち三菱電機やファナックなど4社が18年度の純利益の予想を下方修正した。米中の貿易摩擦を背景に、顧客企業の設備投資への意欲が想定以上に減退しているためだ。 半導体の製造装置や工作機械向けの基幹部品「リニアガイド」などを手掛けるTHKが14日発表した18年1 工場自動化8社、4社が下方修正 米中摩擦で投資減速
経営者心理、「警戒モード」 企業決算 2月9日 収益環境の急速な悪化を受け、経営者心理は「警戒モード」に傾きつつある。主要企業の決算発表では多くの経営者が中国経済への不安を吐露した。北米や新興国などに減速の兆しがあるとの声もあった。慎重姿勢が設備投資や雇用の手控えにつながれば、国内景気の重荷になりかねない。 「中国ではスマートフォン(スマホ)向けのFA(工場自動化)機器の需要が低迷し、通信関連のインフラ投資も止まっている」。三菱電機の皮籠石斉 経営者心理、「警戒モード」
ファナックの18年10~12月期、営業益42%減 中国減速 企業決算 1月31日 ファナックの収益環境が厳しさを増している。31日に発表した2018年10~12月期の連結営業利益は357億円と、前年同期比で42%減った。FA(工場自動化)関連は国内で堅調だが、中国企業からの受注が急減。売上高の約2割を占める中国の回復時期は依然見通せず、20年3月期も低い利益水準が続くとの懸念が高まっている。 「現状からの底割れはないと考えるが、いつ回復に向かうのか、まったく見えないのが一番大 ファナックの18年10~12月期、営業益42%減 中国減速
産ロボ受注額4%増 19年見込み、自動化投資に底堅さ 自動車・機械 中国・台湾 1月11日 日本ロボット工業会(東京・港)の橋本康彦会長(川崎重工業取締役)は11日、2019年の産業用ロボットの受注額(非会員を含む)が前年比4%増の1兆500億円になるとの見通しを発表した。2年連続で過去最高を更新する見込み。先鋭化する米中摩擦など世界経済には暗雲が漂うが、ロボット大手からは自動化意欲の底堅さを指摘する声が多く上がった。 同時に発表された18年年間受注額の推計値は17年比7%増の1兆10 産ロボ受注額4%増 19年見込み、自動化投資に底堅さ
スタートアップとの買収・提携に意欲 日中韓経営者 アジアBiz 中国・台湾 朝鮮半島 1月7日 日本経済新聞社が中国、韓国の有力紙と実施した「日中韓経営者アンケート」で、スタートアップ企業の買収や提携に意欲を見せる企業が日本で7割超、中韓で約5割に達したことが分かった。最も関心のある分野は、日中韓ともに人工知能(AI)だった。景気の不透明感が強まる中、AIを通じ、ビジネスの革新や合理化に一段と期待を寄せる経営者が目立った。 2018年11月、中国南部の深圳で開かれた中国最大級の技術展示会「 スタートアップとの買収・提携に意欲 日中韓経営者
景気先行きに企業警戒 日銀短観 経済 12月14日 景気の先行きに企業が警戒を強めている。日銀が14日に発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、3カ月後の景況感が悪化するとの見通しが目立った。足元の景気は足踏みが続いており、米中の貿易戦争といった世界景気の下振れリスクの行方が2019年の景気動向を左右しそうだ。 全規模全産業の業況判断指数(DI)はプラス16と前回9月から1ポイント改善した。改善は3四半期ぶりで自然災害からの復旧・復 景気先行きに企業警戒 日銀短観
中国工作機械受注、停滞期入りか 10月0.7%減 貿易摩擦 自動車・機械 中国・台湾 11月22日 日本工作機械工業会(日工会、東京・港)が22日発表した10月の工作機械受注額(確報値)によると、中国向け輸出が36.5%減と8カ月連続の減少となった。中国向けの落ち込みを内需や欧米向けの伸びで補えなくなり、全体でも前年同月比0.7%減と23カ月ぶりに前年割れに転じた。 「中国は明らかに調整局面にあり、トーンダウンしている」。同日、都内で記者会見した日工会の飯村幸生会長(東芝機械会長)は中国の市場 中国工作機械受注、停滞期入りか 10月0.7%減
ファナック稲葉会長「工場、AIで自律型に」 世界経営者会議 11月7日 工作機械大手、ファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)は7日、第20回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演し「工場は(あらゆるものがネットにつながる)IoT基盤や人工知能(AI)を本格的に導入すれば(自ら行動を考える)自律型に生まれ変わる」と指摘した。 ファナックは工作機械の頭脳に当たる数値制御(NC)装置の世界大手。産業用ロボットでもトップクラスのシェアを誇り世界の工場の自動化をリ ファナック稲葉会長「工場、AIで自律型に」
秋の叙勲4079人 桐花大綬章に今井敬氏 五木ひろしさんらも 政治 11月3日 政府は3日付で2018年秋の叙勲受章者を発表した。今回最高位の桐花大綬章に、経団連会長や新日本製鉄(現新日鉄住金)社長を務めた今井敬さん(88)と1995年から5年にわたり参院議長を担った斎藤十朗さん(78)が選ばれた。歌手の五木ひろし(本名・松山数夫)さん(70)に旭日小綬章が贈られる。 受章者は桐花大綬章2人、旭日章975人、瑞宝章3102人で計4079人。このうち女性は374人で全体の9. 秋の叙勲4079人 桐花大綬章に今井敬氏 五木ひろしさんらも