習近平氏、長期政権へ着々 党幹部人事なく5中全会閉幕 習政権 中国・台湾 10月29日 【北京=羽田野主】29日に閉幕した中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)では党指導部の人事はなかった。党トップの習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)が後継者を決めず、2022年の党大会以降も続投して3期目を務める意思の表れとの受け止めが広がる。 中国では5年に1度開く党大会で、最高指導部にあたる政治局常務委員が入れ替わる。5中全会は党大会の2年前に開くため、これ 習近平氏、長期政権へ着々 党幹部人事なく5中全会閉幕
ああ深圳、父の悲哀胸に権力志す習近平政治の不安 習政権 習政権ウオッチ 米中衝突 中沢 克二 コラム(国際) 中国・台湾 編集委員 10月14日 華為技術(ファーウェイ)、騰訊控股(テンセント)など米中技術覇権争いの最前線に立つ企業がひしめく広東省の深圳経済特区。その設立40周年の記念式典に出席するため広東省入りした国家主席の習近平(シー・ジンピン)は、父、仲勲の面影を追いながら、今後長く続く政治的な闘いへの決意を固めているのではなかろうか。 なぜなら、広東省はどん底からはい上がった父が再び成功をつかんだ幸運の地である半面、その一角にある ああ深圳、父の悲哀胸に権力志す習近平政治の不安
戦時のステルス北戴河会議、習近平氏が演出する緊張 習政権 習政権ウオッチ 中沢 克二 コラム(国際) 中国・台湾 8月19日 「今年の夏は普通ではない。本当に全く見えない『ステルス(北戴河)会議』だ」「政治的には戦時のような緊張感が醸し出された異例の『夏休み』になった」。中国の識者らの感想である。 この夏、主要な最高指導部メンバーの動静不明期間が異様に長く、しかも河北省の海辺にある保養地、北戴河に集まっていた証拠も一切、出ていない。国家主席、習近平(シー・ジンピン、67)は半月以上も雲隠れ。異例ずくめの8月の中国政局で 戦時のステルス北戴河会議、習近平氏が演出する緊張
習指導部と長老の北戴河会議、薄れる存在感 期間短縮も 習政権 中国・台湾 8月6日 【北京=羽田野主】毎年8月に中国共産党の指導部と、引退した長老が国政の重要課題を話し合う「北戴河会議」に異変が起きている。習近平(シー・ジンピン)指導部は会議の前に重要な政治日程と長期目標の策定を決めてしまった。長老らの意見を聞く北戴河会議の存在感が薄れている。 北戴河会議は北京に近い河北省の避暑地、北戴河に現役指導部と長老らが非公式に集まり党の重要政策などを話し合う機会だ。日程や会議の内容は公 習指導部と長老の北戴河会議、薄れる存在感 期間短縮も
2つの議会が映す現代史 北京ダイアリー(2020年4月) 中国・台湾 5月1日 ■2つの議会が映す現代史(4月30日) 29日、中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の開幕日が、ようやく5月22日に決まった。もともと予定していた3月5日から遅れること2カ月半。全人代の開催は、中国が世界に先駆けてコロナ危機から脱しつつある事実を象徴する。 29日午後、天安門広場の西側にある人民大会堂の前を車で通った。全人代に向けた準備がさっそく始まったのだろうか。天安門広場には2台の高所作 2つの議会が映す現代史 北京ダイアリー(2020年4月)
中国、ハイテク監視強化 AI活用で世論統制 習政権 貿易摩擦 中国・台湾 11月6日 【北京=多部田俊輔】中国の習近平(シー・ジンピン)指導部が共産党の一党支配を強化するため、デジタル技術を総動員する方針を打ち出した。米中貿易摩擦や香港の混乱が長期化するなか、ビッグデータや人工知能(AI)を駆使したハイテク監視社会を構築し、世論管理を強化する。習氏への権限集中も一段と進め、将来の覇権を競う米国との持久戦に備えた体制固めを急ぐ。 共産党は5日夜、10月下旬に開催した第19期中央委員 中国、ハイテク監視強化 AI活用で世論統制
中国、香港対応で党が前面に 重要人事は見送り 米中衝突 貿易摩擦 中国・台湾 10月31日 【北京=原田逸策】中国共産党は31日閉幕した第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)で、長期化する香港問題の収束に向けて党が前面に出る姿勢を示した。香港政府では解決が難しいとの危機感から、法整備で香港の高度な自治に介入する意思を表明した。経済政策は骨太の議論が乏しく、中長期の基本方針の策定を今回も先送りした。会議前に観測が出ていた重要人事は見送った。 会議後に公表したコミュニケでは香港への言 中国、香港対応で党が前面に 重要人事は見送り
危機の中国経済より権力固め 習氏が臨む4中全会 習政権ウオッチ 中沢 克二 コラム(国際) 中国・台湾 北米 編集委員 10月29日 中国国家主席、習近平(シー・ジンピン、66)は昨今の中国の不景気をどう考えているのか。目立つ発言は伝えられていない。一方、太平洋を跨(また)いだ米国では大統領のトランプ(73)が大いに気にしている。「(中国経済は)この57年間で最も悪い。6(%成長)とは思えない。マイナスかもしれない」。2人は半月後、南米チリで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)で対峙する。 トランプがかみついたのは、中国が 危機の中国経済より権力固め 習氏が臨む4中全会
中国、指導強化探る、4中全会が開幕 中国・台湾 10月28日 【北京=羽田野主】28日に開幕した中国共産党の重要会議である第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)では党の指導強化が一つの焦点になる。出口の見えない米中貿易戦争に混乱が続く香港情勢など習近平(シー・ジンピン)指導部が抱える課題は山積みだ。党内の統治力を高め、権力基盤を強化する狙いがあるとみられる。 中国国営の新華社が開幕を伝えた。4中全会は31日まで4日間の日程で「中国の特色ある社会主義制 中国、指導強化探る、4中全会が開幕
重要会議「4中全会」が開幕 中国、党内統治を議論 中国・台湾 10月28日更新 【北京=羽田野主】中国共産党の重要会議である第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)が28日、開幕した。会議は31日まで4日間の日程で「中国の特色ある社会主義制度や国家統治の体系と能力」を議題に党内統治の強化を議論する。党最高指導部である政治局常務委員(7人)の増員など重要人事の有無にも関心が集まっている。 中国国営の新華社が伝えた。今回は習指導部が発足して以来、国内外に課題を多く抱える状況 重要会議「4中全会」が開幕 中国、党内統治を議論