米の台湾関与、当面変わらず デレク・グロスマン氏 村山 宏 Asiaを読む 編集委員 2月20日 台湾が、閣僚や高官を相次いで派遣してきた米国のトランプ前政権の政策を歓迎し、バイデン政権への移行を不安視していたのは公然の秘密だった。だが発足当初の動きをみる限り、バイデン政権は台湾支援の姿勢を強化する方針のようだ。 バイデン政権は1月20日の大統領就任式に、台湾の駐米代表を1979年の断交後初めて正式に招待した。同23日、24日に連日、10機以上の中国軍機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入し 米の台湾関与、当面変わらず デレク・グロスマン氏
台湾、国防相や対中国政策のトップが交代 中国・台湾 2月19日 【台北=中村裕】台湾の総統府は19日、安全保障に関わる新たな閣僚級人事を発表した。国防部(国防省)トップの国防部長(国防相)には、邱国正・国家安全局長が就任する。対中国政策を所管する大陸委員会のトップの主任委員(閣僚)には邱太三・前法務部長(法相)が就く。 国家安全局長に陳明通・大陸委員会主任委員が就任することも決まった。26日の立法院(国会)の新会期の招集までに交代を完了するという。 総統府の 台湾、国防相や対中国政策のトップが交代
バイデン氏の「お歳暮」演出、習近平氏が巧妙な時間稼ぎ 米中衝突 習政権 バイデン政権 習政権ウオッチ 中沢 克二 北米 中国・台湾 編集委員 コラム 2月17日 中国には春節(旧正月)の長い休みに際し、目上の人へご挨拶に伺う「拝年」という習慣がある。もちろん、何らかの手土産は欠かせない。日本式に考えれば「お歳暮」や「お年賀」である。国家主席の習近平(シー・ジンピン)らも旧正月を前に電話などで元国家主席の江沢民ら長老を慰問したと報じられた。 そして春節を翌日に控え、大みそかに当たる華やいだ11日、習と米大統領のジョー・バイデンの初めての電話協議がようやく実 バイデン氏の「お歳暮」演出、習近平氏が巧妙な時間稼ぎ
台湾蔡総統、「中国の圧力に屈しない」 春節の談話で 米中衝突 北米 中国・台湾 2月9日 【台北=中村裕】台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は9日、10日から始まる春節(旧正月)休暇を控え、談話を発表し、圧力を強める中国に対して改めて自制を求める姿勢を強調した。「中国の圧力に屈しはしない。平和のカギは中国の手の中にある。台湾への脅迫は台中関係に役立たない」などと述べた。 中国軍機が昨夏から、台湾の防空識別圏に度々侵入を繰り返しており、台湾では中国の威嚇に対して不安視する声が強まっ 台湾蔡総統、「中国の圧力に屈しない」 春節の談話で
台湾、南米ガイアナに代表機関を開設 中国にくさび 米中衝突 中国・台湾 中南米 2月4日 【台北=中村裕】台湾の外交部(外務省)は4日、南米ガイアナに代表機構となる「台湾事務所」を1月15日に開設したと発表した。ガイアナはもともと中国と友好関係にあった。ベネズエラなど南米で影響力を強める中国に対し、米国を後ろ盾とする台湾が事実上、くさびを打ち込む動きとなる。 台湾当局とガイアナ政府は1月11日、代表機構の設置に合意し、署名した。ガイアナは日本などと同様に台湾と正式な外交関係を結んでい 台湾、南米ガイアナに代表機関を開設 中国にくさび
それでも九州に、外国人起業家 地域の強み評価 新型コロナ 福岡 九州・沖縄 スタートアップ 佐賀 環境エネ・素材 2月3日 新型コロナウイルス禍のなか、台湾のIT(情報技術)スタートアップの最高経営責任者(CEO)、ジェフ・クオ氏が昨年11月、福岡市を訪れた。クオ氏は台湾で迷惑電話や詐欺電話を防止するアプリ「Whoscall(フーズコール)」を提供するGogolook(ゴーゴールック)を起業。アプリのダウンロード数は世界で8000万を超える。犯罪防止に役立つため、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が自身のSNSで紹介す それでも九州に、外国人起業家 地域の強み評価
台湾企業、中国勢との接近止まらず 米国の意向に逆行 アジアBiz 中国・台湾 2月3日 【台北=中村裕】台湾の大手が中国企業との連携を強めている。高速通信規格「5G」関連や電気自動車(EV)などの成長分野で、出資や合弁生産に踏み出す事例が相次ぐ。中台が補完し合い、中国市場で巨大な利益を分け合うのが狙い。米国政府は昨年から台湾に接近して新たなサプライチェーン(供給網)を構築し、中国を排除する絵を描いてきたが、台湾大手がこれに逆行する動きをみせている。 iPhone生産で世界2位の台湾 台湾企業、中国勢との接近止まらず 米国の意向に逆行
バイデン政権でも台湾緊迫、中国が狙うもう一つの島 ダボス会議 米中衝突 バイデン政権 習政権ウオッチ 中沢 克二 中国・台湾 編集委員 コラム 1月27日 25日夜、中国の人々が手にするスマートフォン上に映し出されたのは、世界経済フォーラム(WEF)主催のオンライン会議でバイデン米政権を念頭に「国際協調の重要性」を熱心に説く国家主席の習近平(シー・ジンピン)の姿だ。 重要演説の中継の途中、習の発言を邪魔するかのように画面に出現したテロップがあった。台湾への軍事、外交、経済的な圧力を停止するよう求めた米国務省の声明を「笑い話」「紙切れにすぎない」と嘲 バイデン政権でも台湾緊迫、中国が狙うもう一つの島
台湾の駐米代表、米大統領就任式に出席 79年断交後初 バイデン政権 北米 中国・台湾 1月21日 【台北=中村裕】米国で20日に開かれたバイデン米大統領の就任式に、台湾の駐米代表に相当する蕭美琴氏(駐米台北経済文化代表処代表)が出席した。米大統領の就任式に台湾の駐米代表が正式に招待され、出席するのは1979年の断交後初めて。今後も中国の激しい反発が続くものとみられる。 蕭氏は現地から、ツイッターに「台湾を代表して米大統領の就任式に参加できることを光栄に思う。次期米政権と協力し、共通の価値と利 台湾の駐米代表、米大統領就任式に出席 79年断交後初
台湾 輸入解禁の米国産豚肉に消費者が拒絶反応 (FT) 中国・台湾 FT 1月15日 台湾の消費者が輸入豚肉を敬遠している。その影響で地元産の価格が上昇し、域内の豚肉市場自由化が米国の生産者に新たな機会をもたらすという期待はくじかれた。 台湾は成長促進剤「ラクトパミン」が残留した米国産豚肉の輸入を2021年1月1日付で解禁した。台湾当局は、この決定が2国間貿易協定に向けた米政府内の支持を確立すると期待している。一方で米国は、地場の生産者に偏る市場への参入拡大を見据えている。 世 [FT]台湾 輸入解禁の米国産豚肉に消費者が拒絶反応