台湾でスパイ疑惑 中国は「選挙利用」と主張 中国・台湾 12月6日 【北京=羽田野主】台湾で情報活動に携わりオーストラリアに亡命を求めたとされる中国人スパイと名のる男性について、中国外務省は「全く信用のできない人物だ」とくり返す。中国共産党系メディアの環球時報の英語版は「台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は中国大陸が台湾にスパイを送り込んだと有権者をだまして総統選を有利にしようとした」とする見方を紹介した。 豪メディアが11月23日に中国人スパイ疑惑を報じる 台湾でスパイ疑惑 中国は「選挙利用」と主張
中国の選挙介入疑惑、防衛策へ法整備 台湾、NZなど 中国・台湾 南西ア・オセアニア 12月6日 【シドニー=松本史、台北=伊原健作】中国による選挙や内政への影響力行使を警戒し、アジア・オセアニアの各国・地域が相次ぎ法整備や新組織の設立に動き出した。来年に総統選を控える台湾では中国の選挙介入を防止する新法が年内にも成立する。中国系実業家による献金スキャンダルに揺れたニュージーランド(NZ)は外国人からの献金を禁止する法案を可決した。中国側は内政干渉を否定するが、同様の動きが他国に広がる可能性 中国の選挙介入疑惑、防衛策へ法整備 台湾、NZなど
台湾、19年2.64%成長、貿易摩擦で小幅上振れ 貿易摩擦 経済 中国・台湾 11月29日 【台北=伊原健作】台湾の行政院主計総処は29日、2019年通年の実質経済成長率が前年比2.64%になる見通しと発表した。8月時点の予想から0.18ポイント上方修正した。米中貿易摩擦を受け、IT(情報技術)機器の生産を担う台湾企業が、工場などを中国から台湾へとシフトしている。対米輸出が伸びているほか、生産能力の増強に向けた設備投資が成長率を押し上げる。 19年の成長率見通しは5 台湾、19年2.64%成長、貿易摩擦で小幅上振れ
一国二制度とは 中国、2047年まで香港高度自治を維持 中国・台湾 11月29日 ▼一国二制度 中国の一部である香港に、中国本土とは異なる制度を適用することを指す。1997年7月に英国から返還された香港に対し、中国は外交・防衛を除く分野で高度の自治を50年間維持すると約束した。香港は特別行政区として独自の行政、立法、司法権を有し、中国本土では認められない言論・集会の自由や、通貨やパスポートの発行権を持つ。 一方、中国は憲法にあたる香港基本法の解釈・改正権や政府高官の任命権を握 一国二制度とは 中国、2047年まで香港高度自治を維持
香港民主派圧勝の陰で台湾を席巻する「中国スパイ」問題 トランプ政権 習政権 習政権ウオッチ 米中衝突 貿易摩擦 ファーウェイ 中国全人代 中沢 克二 香港デモ コラム(国際) 編集委員 11月26日 香港の区議会選挙(地方選挙)で民主派が歴史的な勝利を収めようとしている頃、台湾では別の中国に絡む政治的な話題が新聞とテレビ、インターネットメディアを席巻していた。 区議選の投票が始まった24日日曜の朝、台北の街角にあるコンビニエンスストアをのぞくとカウンター内の店員がわざわざ新聞が積まれている棚の方向を指さしながら手招きしている。紙の新聞が不調の昨今では珍しい風景である。久々に売れ行きが良いのだ。 香港民主派圧勝の陰で台湾を席巻する「中国スパイ」問題
豪州で「中国スパイ」疑惑相次ぐ 選挙工作や亡命申請 中国・台湾 南西ア・オセアニア 11月26日 【シドニー=松本史】オーストラリアに対し、中国情報機関が工作を仕掛けたとの疑惑が出ている。中国系の男性を5月の総選挙に擁立しようと、同機関の関係者が資金提供を申し出たと豪メディアが24日に報道した。23日には中国人スパイが亡命申請したと伝わった。中国は広域経済圏構想「一帯一路」を掲げ、対立する米国との間にある太平洋地域への進出を急ぐ。台湾も巻き込んで地域の勢力争いが激化している。 24日放送の豪 豪州で「中国スパイ」疑惑相次ぐ 選挙工作や亡命申請
中国が米国株を売る日 新冷戦の舞台、資本市場へ マネー底流潮流 11月25日 世界の株式相場は米中貿易交渉の進展を織り込むように上昇してきたが、期待先行の面は否めない。2020年2月には米中間のマネーとモノの往来への規制が本格的に厳しくなる。新冷戦の舞台が資本市場に広がる可能性が高まっている。 「米議会やホワイトハウス周辺の空気はかなり厳しい。市場は楽観的ではないか」。米州住友商事ワシントン事務所長の高井裕之氏は話す。反政府デモへの対応次第で関税などの優遇措置を取りやめる 中国が米国株を売る日 新冷戦の舞台、資本市場へ
台湾外交部長、総統選「中国が介入」と批判 米中衝突 中国・台湾 政治 11月22日 【台北=伊原健作】台湾の呉●(かねへんにりっとう)燮・外交部長(外相)が22日に海外メディアと記者会見し、2020年1月11日に迫る次期総統選に向け、「中国が様々な手法で介入してきている」と述べた。対中強硬路線の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統の再選を阻むべく、中国が圧力を強めていると警戒感を示した。香港問題については民主派への支持を表明しつつも、「積極的に関与はでき 台湾外交部長、総統選「中国が介入」と批判
台湾若年層、香港問題で「蔡支持」回帰 中国・台湾 政治 11月19日 【台北=伊原健作】中国による統一を拒否する蔡英文(ツァイ・インウェン)総統の支持の広がりは若年層で顕著だ。美麗島電子報の世論調査によると20~39歳の蔡氏に対する支持率は約5割で、統一地方選で与党が大敗した昨年11月時点の2割前後から大幅に上がった。前回総統選後に蔡氏から離れていた若者票が回帰した格好だ。 17日夜、台北市中心部の広場で、香港民主派への支援を訴えるコンサートに多くの若者が集い「香 台湾若年層、香港問題で「蔡支持」回帰
台湾総統選、蔡氏が優勢 対中警戒感追い風に 米中衝突 中国・台湾 政治 11月19日 【台北=伊原健作】2020年1月の台湾の次期総統選で、19日までに全3陣営の立候補者の届け出が出そろった。東アジアでの米中の勢力争いに影響を与える選挙戦が本格化する。最近の世論調査では対中強硬路線の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が大差でリードしている。香港での抗議活動の激化で中国への警戒感が高まったのが追い風となっており、野党候補も自らの親中色を薄めようと躍起になっ 台湾総統選、蔡氏が優勢 対中警戒感追い風に