習氏「反腐敗」緩めず 中国規律委の全体会合 中国・台湾 1月13日 【北京=永井央紀】中国共産党で汚職摘発を担う中央規律検査委員会の第19期第3回全体会議が13日、3日間の日程を終えて閉幕した。習近平(シー・ジンピン)指導部は採択したコミュニケで「効果のある抑制措置を増やし、反腐敗運動の圧倒的な勝利を揺るぎなく発展させる」と強調。米中対立が激化するなか汚職摘発を緩めない姿勢を示し、党内の引き締めを図ったもようだ。 規律委全体会合は毎年初めに開かれており、2019 習氏「反腐敗」緩めず 中国規律委の全体会合
習発言に透ける「北戴河暗闘」の痕跡 トランプ政権 習政権 習政権ウオッチ 政治 コラム(国際・アジア) 中国・台湾 北米 9月4日 8月前半、河北省の保養地、北戴河で開かれた今後の習近平体制を左右する現役指導者と長老らとの意見交換。その暗闘の一端が透けて見える出来事があった。 「(習近平が共産党トップに就いた2012年の)第18回党大会以来の思想宣伝活動工作の政策決定と執行は完全に正しく、その仕事に従事する多数の幹部らは信頼に値する」 国家主席の習近平(シー・ジンピン)は、8月21、22両日、北京で開かれた全国思想宣伝会議で 習近平式の宣伝工作巡る夏の「北戴河暗闘」の痕跡
中国の反腐敗新機関、指揮官に習氏側近 習政権 中国・台湾 3月18日 【北京=永井央紀】中国の新たな汚職摘発機関、国家監察委員会のトップに楊暁渡・共産党中央規律検査委員会副書記が就任した。25年間のチベット勤務の後、上海で習近平(シー・ジンピン)国家主席に抜てきされた側近。習氏の盟友である王岐山国家副主席の下で反腐敗運動を支えた実績が評価された。同じく習氏に近い趙楽際(ジャオ・ルォージー)中規委書記とともに綱紀粛正を担う。 監察委はあらゆる公職者の汚職摘発を担う独 中国の反腐敗新機関、指揮官に習氏側近
中国、反腐敗の新組織 強力な調査権付与 習政権 中国・台湾 3月13日 【北京=永井央紀】中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)は13日、汚職摘発の新機関「国家監察委員会」の権限を定める監察法案の審議に入った。法案は監察委にあらゆる公職者を対象とする強力な調査権を付与。摘発対象は従来の数倍に広がる見込みで、習近平(シー・ジンピン)国家主席(総書記)の2期目の政権基盤を支える強力な機関となる。 法案は監察委の目的を「あらゆる公的権利を行使する公職者への監督を強 中国、反腐敗の新組織 強力な調査権付与
習氏1強、長期政権も視野(経済教室) 経済教室 コラム(経済・政治) 11月7日 中国共産党第19回全国代表大会(通称党大会)、そしてきびすを接して開かれた新中央委員会の第1回総会を経て、第2期習近平(シー・ジンピン)政権が発足した。国家機関の正式な人事は来年春の全国人民代表大会(全人代)になるが、主なポストは内定済みである 共産党大会後の中国(上) 習氏1強、長期政権も視野