ヘルスケアをデジタル化 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 1月6日 昨年は新型コロナウイルスによって私たちの生活は様々な面で変化した。その中の1つに「健康」がある。感染による症状や健康被害に加え、感染経路の把握や処置などが関心を集めた。高齢者や基礎疾患のある人は一段と健康に気をつけるようになったであろうし、感染防止のため以前より体調チェックに注意深くなった人も増えただろう。 また、コロナ禍での新しい生活様式のなかで通勤や旅行、スポーツの機会が減り、運動不足をどう ヘルスケアをデジタル化
デジタルとアナログ融合 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 11月30日 今年もあと1カ月あまりとなってしまった。新型コロナウイルスによる大きな変化を余儀なくされた人類にとって、間違いなく歴史に残る1年だろう。当たり前だった人との接し方や働き方、ビジネスのあり方などが大きく変わった。一刻も早くこの状態が改善されることを望むが、コロナをきっかけに様々なことが進んでいる事実もある。 例えば、社会の分断化、働く人同士の関係性の変化、環境問題へのアプローチの変化などである。そ デジタルとアナログ融合
変わる消費や時間の概念 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 10月21日 新型コロナウイルスの感染者数は落ち着きを見せていないが、街は人の行き来が増えて少し変わってきている。ある程度の感染リスクを受け入れ、そのリスクを最小化して生活しようという考えの表れと受け止めている。本来、自分の生活は自分で決められるはずだが、今や私たちはアフターコロナやウィズコロナなど新しい生活様式のフレームをはめられた上でどのような社会生活を送るかを考えなければならない。こういった生活様式の縛 変わる消費や時間の概念
コロナ禍のプライベート コラム(ビジネス) 9月11日 今年は例年とはかなり様相の違う夏となった。言うまでもなく、新型コロナ感染症対策のため人々が移動を自粛しているからである。例年多くの人が休養やリフレッシュとして楽しみにしていた夏を迎えて、あらためてその影響の大きさを認識させられた。 仕事では人との接触や介在を避けることは、ハードルが高い部分はあるものの、デジタル技術の活用で従来よりも改善された可能性もある。むしろ新たなビジネスチャンスとも捉えられ コロナ禍のプライベート
安心・安全のコスト意識を コラム(ビジネス) 7月31日 自粛が続いた日本も様々な努力が実を結び、予断を許さないとはいえ徐々に社会生活が戻りつつある。都市封鎖などを行っていた海外でも休業していたビジネスが再開し始めた。以前と同じ状態になるには時間がかかりそうだが、各国政府も様子を見ながらも人々の生活をもとに戻すように努力をしている。 この「もとに戻る」というのは、どういう状態を指すのだろうか。世の中ではニューノーマルや新しい生活様式が唱えられ、「もとに 安心・安全のコスト意識を
新興「大企業にマネされた」 協業で知財トラブル 経済 スタートアップ ネット・IT 法務・ガバナンス 7月2日 スタートアップと大企業の間で、知的財産や技術を巡るトラブルが相次いでいる。協業を進める際に適切な手続きを取っていないからだ。似たサービスや製品に関する特許や情報管理で後手に回っている実態もある。協業を通じて技術革新を促すオープンイノベーションを広げるには、知財保護のルール整備に加え企業の意識改革も急務だ。 ■RPA巡りDeNAとトラブル 「これは模倣ではないのか」。定型業務を自動化するロボティック 新興「大企業にマネされた」 協業で知財トラブル
米有力VCセコイアが日本参入 デジタル技術に照準 スタートアップ 6月25日 米有力ベンチャーキャピタル(VC)のセコイア・キャピタルが年内にも日本に参入する。投資対象は企業価値300億~1500億円で、主に企業向けのデジタル技術を持つスタートアップに照準を定める。縮小気味の国内VC投資だが、割安な有望企業を探す動きもグローバルな投資家のなかで出始めている。 セコイアはシリコンバレーを代表する1972年設立の老舗VCで、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズなど米企業のほか 米有力VCセコイアが日本参入 デジタル技術に照準
在宅勤務、つぶやきで和み・ため息に反応 現場の知恵 新型コロナ ネット・IT サービス・食品 6月23日 都道府県をまたぐ移動の自粛が解除され、企業はそれぞれニューノーマル(新常態)を探ろうとしている。緊急事態宣言下で広がった在宅勤務は、新型コロナウイルスへの感染防止策に加え、新たな働き方として継続する企業も多い。定着に向けて課題となるのはコミュニケーションだ。 社員や顧客、部外者も交えて数十人が集まり、大小様々なグループで丸1日かけて自由に議論する「ワイガヤ」。PwCコンサルティングで顧客企業のデ 在宅勤務、つぶやきで和み・ため息に反応 現場の知恵
余白のない世界で生きる コラム(ビジネス) 6月15日 新型コロナによる緊急事態宣言が出て以降、オフィスに出社をせずリモートワークをされている方も多いと思う。リアルな場での業務や打ち合わせなどが一変。直接人と接しないでテクノロジーを使ってコミュニケーションするという急激な変化がたった2カ月ほどの間で起こっている。 こうした仕事のやり方が従来ともっとも違うのは何だろうか。よくリモートだと「ニュアンスが伝わりにくい」とか、「物足りなさや不安を感じる」とい 余白のない世界で生きる
新しいグローバリズム コラム(ビジネス) 5月13日 人類はこれまで戦争、災害、経済危機など多くの危機を経験し、乗り越えてきた。その影響範囲は昔は地域に限定されていたが、グローバル化が進むにつれ拡大し、時には世界各地で同時多発的に影響を受けることも起きてきた。 グローバル化の定義や意味は時代と共に変わっていくが、近年では世界のつながりがより深くなっていた。現在、世界的危機となっている感染症は、過去に各地で起きたこともあったが、これほどまでに世界中の 新しいグローバリズム