まね式 マンガ家 とり・みき エッセー 11月17日 もちろん私の世代より以前のマンガ家にも既成作品の描線模写を前面に押し出したギャグマンガがなかったわけではない。 パロディ……というと現在はだいぶ手垢(てあか)が付いて、とくに作り手自らが声高にいうのは気恥ずかしい言葉、かつ手法になってしまったが、70年代は言葉の認知度も世間の理解も少なく「こういう手法だってアリなのだ」と、ある種の気負いとともに開陳されていた感があった。 その先駆者的マンガ家が赤 まね式 マンガ家 とり・みき