生産輸出の現状判断上げ、日銀名古屋 北米向け車増で 愛知 岐阜 三重 中部 経済 9月10日 日銀名古屋支店は10日発表した愛知、岐阜、三重県の9月の金融経済動向で、生産と輸出について「持ち直しの動きがみられる」とし、現状判断をそれぞれ引き上げた。自動車の生産は増産に転じ、輸出は自動車の北米向けが伸びている。雇用や所得が弱含んでいることから総括判断は据え置いた。 同日の会見で加藤毅支店長は「世界各国の経済再開で自動車の輸出が伸びており、北米向けは顕著だ」と述べた。 自動車の生産拡大を受け 生産輸出の現状判断上げ、日銀名古屋 北米向け車増で
名古屋銀、ITプロら人材紹介100人 コロナ禍で企業支援 新型コロナ 愛知 中部 金融機関 8月20日 新型コロナウイルス渦で苦境に立つ企業を支援しようと、名古屋銀行はIT(情報技術)をはじめ特定分野に詳しい外部のプロ人材や、将来を担う若手人材の紹介先を広げる。すでに企業に累計で約100人を紹介した実績があり、資金繰り支援と2本柱で地域経済を下支えする。 コロナ禍では、特定の課題解決を支援するプロ人材の需要が伸びている。販路開拓の電子商取引(EC)や、工場の自動化にたけた人材などを求める声が多い。 名古屋銀、ITプロら人材紹介100人 コロナ禍で企業支援
中部経産局、4月の経済判断「悪化」、9年ぶり表現 中部 6月10日 中部経済産業局は10日発表した中部5県(愛知、岐阜、三重、石川、富山)の4月の管内総合経済動向で、経済活動の総括判断を「悪化している」に引き下げた。悪化と表現するのは、東日本大震災が直撃した2011年3月以来、9年1カ月ぶり。新型コロナウイルス禍に伴う緊急事態宣言の発令で、消費や生産が冷え込んだため。 項目別では生産が「弱含みとなっている」から「減少している」、個人消費が「弱含みとなっている」か 中部経産局、4月の経済判断「悪化」、9年ぶり表現
中部経産局、4月景気判断下げ 対中輸出は回復の兆し 経済 富山 石川 岐阜 愛知 三重 中部 北陸 4月13日 中部経済産業局は13日発表した管内5県(愛知、岐阜、三重、石川、富山)の4月の総合経済動向で「足踏み状態となっている」としていた総括判断を「弱含みとなっている」に引き下げた。下方修正は2カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が急速に冷え込んでいることを反映した。 個別項目では設備投資と住宅投資、雇用の3項目の判断を引き下げた。設備投資は「増加している」から「増加している 中部経産局、4月景気判断下げ 対中輸出は回復の兆し
iPS治験、順調に進む パーキンソン病3例実施 2月5日 京都大は5日までに、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経細胞を作り、パーキンソン病患者の脳に移植する治験の途中経過を公表した。2019年までに3人に移植手術を実施、いずれも目立った副作用はなく、経過に問題は見られないとした。 治験には患者7人が参加しており、残り4人の手術も20年度中に行う予定。経過観察 iPS治験、順調に進む パーキンソン病3例実施
中部経産局の高橋局長「IT人材で生産性底上げ」 中部 12月28日 「IT(情報技術)に詳しい人材を増やし、生産性を底上げしたい」 中部経済産業局の高橋淳局長はIT人材を増やすため、2019年夏までに人材育成策などをまとめる考え。IT分野で人工知能(AI)やビッグデータなどの技術革新が急激 中部経産局の高橋局長「IT人材で生産性底上げ」
iPS移植でがん化防ぐ工夫、パーキンソン病治験1例目 コラム(テクノロジー) 科学&新技術 11月26日 京都大学の高橋淳教授らが2018年10月、神経難病のパーキンソン病患者の脳に、iPS細胞から育てた神経細胞を移植する手術を世界で初めて実施した。医師主導の臨床試験(治験)の第1例目だ。iPS細胞を使う移植の懸念は、移植細胞ががん化することだ。京大はがん化を防ぐ様々な手立てを施し、動物実験を重ねてきた。患者でがん化の懸念が取り除ければ、大きなハードルを超えることになる。 「iPS細胞の治験で一番懸 iPS移植でがん化防ぐ工夫、パーキンソン病治験1例目
パーキンソン病 脳にiPS移植、難病治療実用化へ一歩 関西 科学&新技術 11月9日 京都大学の高橋淳教授らは9日、iPS細胞から育てた神経細胞をパーキンソン病患者の脳に移植する世界初の手術を実施したと発表した。医師主導による臨床試験(治験)で、安全性や有効性を確かめて保険適用を目指す。脳の病気は治療が難しいケースが多い。今回はiPS細胞を使う再生医療の中でも「本丸」の難病治療の実用化に一歩踏み込んだ形だ。 京大のパーキンソン病の治験1例目は、50代の男性患者に10月に実施した。 パーキンソン病 脳にiPS移植、難病治療実用化へ一歩
「勇気と覚悟に敬意」 手術3時間、患者は安堵 11月9日 「患者さんに勇気と覚悟を持ってチャレンジしていただいたことに感謝と敬意を表したい」。京都大が9日に発表したiPS細胞を用いたパーキンソン病で世界初となる移植手術。新たな再生医療の実用化に向けた第一歩を踏みだした。 京都市左京区の京大病院で正午から始まった記者会見の冒頭、執刀した菊池隆幸医師が、準備から本番に至る詳しい流れを説明。手術は3時間に及び、「左側の前頭部に穴を開け、合計約240万個の細胞 「勇気と覚悟に敬意」 手術3時間、患者は安堵
治験開始、厳粛な気持ち 京都大会見の一問一答 11月9日 iPS細胞から育てた神経細胞をパーキンソン病患者の脳に移植した京都大は9日、記者会見を開き、「積み上げてきた結果に審判が下るので厳粛な気持ちだ」などと医師主導による治験1例目に臨んだ心境を明らかにした。高橋淳教授らによる冒頭発言と一問一答要旨は次の通り。 高橋良輔・京大病院脳神経内科長「パーキンソン病に対する治験を開始し、50代の男性患者に1例目の移植手術を行った。まず片側に植えて、半年後にもう 治験開始、厳粛な気持ち 京都大会見の一問一答