北欧2カ国、23年にもNATO加盟へ 首脳会議開幕 ウクライナ侵攻 ヨーロッパ 6月29日 【マドリード=竹内康雄】北欧のフィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟の方向が固まった。反対していたトルコが賛成に転じた。2023年までに加盟が実現する可能性がある。欧州の防衛能力が向上し財政面の貢献も期待できる一方で、ロシアとの緩衝地帯がなくなり、短期的には緊張が高まる懸念がある。 「(NATOという)同盟全体に利益をもたらす」。28日の声明でバイデン米大統領は両国の加盟が 北欧2カ国、23年にもNATO加盟へ 首脳会議開幕
プーチン大統領、対米欧で陣営固め急ぐ 中央アジア歴訪 ウクライナ侵攻 ヨーロッパ 6月29日 ロシアのプーチン大統領が米欧に対抗するため、親ロシア派諸国の陣営固めを急いでいる。28日からタジキスタンなど中央アジア諸国を歴訪し、イランのライシ大統領とも会談する。プーチン氏にとってはウクライナ侵攻開始以来、初めての外遊となる。米欧、ロシア・中国ともに自陣営への新興国の取り込みを競い、対立の構図が一層鮮明になってきた。 プーチン氏は28日から中央アジアのタジキスタンを訪問してラフモン大統領と会 プーチン大統領、対米欧で陣営固め急ぐ 中央アジア歴訪
核合意再建協議が再開 イラン「経済利益が重要」 北米 中東・アフリカ 6月29日 【ドバイ=福冨隼太郎】イランの核合意を巡る米国とイランの間接協議が28日、カタールの首都ドーハで再開された。合意に至れるかは依然不透明だが、イラン側は米国からの制裁解除で経済への打撃を食い止める狙いがある。7月には米バイデン大統領が中東を歴訪する予定で、対イラン包囲網の構築を懸念した可能性もある。 「イランにとって重要なのは(制裁の解除で)経済的な利益を得ることにある。米国の公平な行動を望む」― 核合意再建協議が再開 イラン「経済利益が重要」
抗議デモ頻発のイラン、大統領が自重し国政は安定 (FT) FT 中東・アフリカ 6月29日 6月に大統領選出から1年を迎えたイランのイブラヒム・ライシ師は、歴代大統領が好んで行っていた記者会見や演説は避け、代わりに首都テヘラン近郊の貧困地区バラミンに足を運んだ。 「私にはこのほうがはるかに楽しい」。イラン国旗を振る群衆に、ライシ師はこう語りかけた。「人々に会い、心配事について話を聞くことができて」 改革派の立候補者たちが締め出された選挙で勝利を収めてからの1年間、控えめな姿勢が大統領と [FT]貧困地区を訪ねるイラン大統領 最高指導者を継ぐか
イラン核合意再建交渉、3カ月ぶりに再開 北米 中東・アフリカ 6月29日 【ドバイ=福冨隼太郎】イラン核合意の再建を巡り、その軸となる米国とイランの間接協議が28日、カタールのドーハで約3カ月ぶりに開かれた。米国はトランプ前政権下で離脱した合意への復帰を目指す。制裁の解除の範囲などを巡って両国の主張には隔たりがあり、交渉妥結への道筋は見通せていない。 国営イラン通信が同日、イラン側の担当者であるバゲリ外務次官と仲介役の欧州連合(EU)の欧州対外活動庁のモラ事務局次長と イラン核合意再建交渉、3カ月ぶりに再開
北欧2カ国、NATO加盟へ トルコが容認 ウクライナ侵攻 Think! ヨーロッパ 6月29日更新 【マドリード=竹内康雄】北欧のフィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への加盟が実現する見通しになった。両国と、NATO加盟に反対していたトルコの首脳が28日にスペインのマドリードで会談し、トルコが支持することで合意した。北欧2カ国のNATO加盟で、対ロシアでの欧州の防衛力が一段と高まる。 NATO首脳会議に先立って、フィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンデション首相 北欧2カ国、NATO加盟へ トルコが容認
核合意再建交渉が再開 米国とイラン、カタールで協議 北米 ヨーロッパ 中東・アフリカ 6月29日 【ドバイ=福冨隼太郎】イラン核合意の再建を巡り、同国と米国の間接協議が28日、カタールのドーハでほぼ3カ月ぶりに開かれた。米国のバイデン政権はトランプ前政権が離脱を決めた合意への復帰を目指すが、イランとは主張に隔たりがある。バイデン大統領の中東歴訪を7月中旬に控え、落としどころが見いだせるかどうか、なお不透明だ。 国営イラン通信が同日、「イランと(仲介役の)欧州連合(EU)の担当者の協議が始まっ 核合意再建交渉が再開 米国とイラン、カタールで協議
イラン、BRICS加盟申請 侵攻のロシアが働きかけか ヨーロッパ 中東・アフリカ 6月28日 【カイロ=時事】ロイター通信は28日、イランが中国、ロシア、ブラジル、インド、南アフリカで構成する新興5カ国(BRICS)への加盟を申請したと伝えた。イラン外務省当局者は、加盟が実現すれば「双方にとって付加価値となる」と強調した。 南米アルゼン イラン、BRICS加盟申請 侵攻のロシアが働きかけか
イスラエルとサウジ、直行便の開設を協議 FT報道 北米 中東・アフリカ 6月28日 【ドバイ=福冨隼太郎】外交関係のないイスラエルとサウジアラビアが両国を結ぶ航空機の直行ルートの開設を巡り協議を始めたことがわかった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT、電子版)が27日報じた。7月中旬に両国を訪問するバイデン米大統領は対イラン包囲網の強化を目指している。共にイランと敵対するイスラエルとサウジの緊張緩和を模索し、米側が直行便の協議に関与しているもようだ。 直行便が想定する乗客はイス イスラエルとサウジ、直行便の開設を協議 FT報道
バイデン大統領、サウジのイエメン介入を一転評価 (FT) バイデン政権 中東・アフリカ FT 6月28日 バイデン米大統領は2020年の大統領選のさなか、イエメンで親イラン武装組織フーシ派との内戦を主導するサウジアラビアに対し「子供たちを殺害している」と非難した。だがサウジ訪問を数週間後に控え、同氏は驚くべき方向転換を図った。イエメン内戦で「勇気あるリーダーシップ」を示したとサウジをたたえたのだ。 米国がエネルギー価格の高騰や高インフレに見舞われ、世界最大のエネルギー輸出国サウジとの関係修復に努める [FT]バイデン米政権、イエメンでのサウジ停戦を評価