参院選2019

与野党、情勢調査の影響注視 「勝ち馬効果」の傾向

参院選の投開票まであと3日と迫り、与野党は報道各社の情勢調査が有権者の投票行動に影響する「アナウンスメント効果」を注視している。2005年以降の国政選挙は優勢が伝えられた政党がさらに支持を集める傾向がみられる。過去には劣勢と報じられた政党に票が向かったケースや、衆院選で大勝した政党が次の参院選で敗北する現象もあった。 アナウンスメント効果は選挙情勢を分析した報道をきっかけに生じる。有権者が勝ち馬
与野党、情勢調査の影響注視 「勝ち馬効果」の傾向

出番待つ当選のバラ(写真でみる永田町)

21日投開票の参院選まで残すところあと3日です。各党で、投開票日の夜から党首らが開票の行方を見守る「開票センター」の設営作業が始まっています。 開票センターに欠かせないのが、当選者の名前につけるバラの造花です。造花とはいえ華やかな雰囲気があり、当選のお祝いムードにぴったりです。 過去には別の飾りをつける試みもありました。公明党は2016年の参院選まで候補者名に党のマークの太陽をつけていました。た
出番待つ当選のバラ(写真でみる永田町)

自民、低投票率を警戒 支持層「必ず行く」56%

21日投開票の参院選では投票率の高さが各党の獲得議席数を左右する可能性がある。日本経済新聞社の12~14日の情勢調査で比例代表で自民党に投票するとした人のうち、投票に「必ず行く」と答えたのは56%で、立憲民主党や共産党の70%と差が開いている。自民は低投票率を警戒している。 安倍晋三首相は街頭演説で欠かさず期日前投票を呼びかける。「お友達や家族、恋人、昔の恋人も探し出して……」は決まり文句だ。浮
自民、低投票率を警戒 支持層「必ず行く」56%

「どぶ板」今は昔 有権者データ分析、演説も工夫

選挙カーで名前を連呼し、繁華街を練り歩いて一人ひとりと笑顔で握手する――。昔ながらの選挙運動シーンだが、その裏側では最新のデータ分析の技術が使われ始めている。地域ごとに有権者の傾向を分析して演説内容を工夫したり、SNS(交流サイト)の投稿から自身への評価を推し量ったり。かつては裏方の経験や勘に頼った「どぶ板選挙」も時代と共に変わりつつある。 「ここは居住年数が長い人が多く、投票率は比較的高い」。
有権者と握手する参院選の立候補者(右)(大阪市中央区)
「どぶ板」今は昔 有権者データ分析、演説も工夫

投票率アップ、企業が後押し 飲食店割引や臨時休業

21日投開票の参院選の投票率を引き上げようと、企業が協力する動きが広がっている。店舗に期日前投票所を設けたり、投票した人に割引サービスをしたり。選挙をきっかけに店に足を運んでもらう狙いだが、社会貢献として取り組む企業も増えている。 「『ついで買い』ならぬ『ついで投票』を呼び起こしたい」。グループが運営する全国約100カ所の商業施設に期日前投票所を設けるイオンの担当者は話す。 埼玉県越谷市の店舗で
店舗内に設置された参院選の期日前投票所(11日、埼玉県越谷市のイオンレイクタウン)
投票率アップ、企業が後押し 飲食店割引や臨時休業

試される宏池会の牙城 広島、自民2議席狙う

広島選挙区はこれまで改選定数2を与野党で分け合ってきた。今回は自民党が2議席の独占を狙い、21年ぶりに2人目の候補者を擁立した。無風といわれた選挙戦の構図は大きく変わっている。 3連休の7月14日、広島市中心部の商店街。首相の安倍晋三が街宣車から「自民党から2人出すのは無謀だと言われた。しかし、心を一つにすれば乗り越えられない壁はない」と訴えた。支持を呼びかけたのは新人で元県議の河井案里だ。安倍
候補者が街頭演説を終え、気勢を上げる市民(6月30日、広島市内)
試される宏池会の牙城 広島、自民2議席狙う

首相・菅長官不在「指揮体制に間隙ない」 西村副長官

西村康稔官房副長官は17日の記者会見で、安倍晋三首相と菅義偉官房長官が参院選の応援でほぼ連日、東京を離れていることに関して「官邸の指揮体制に間隙は生じな
菅官房長官は参院選の応援で東京を離れる日が多くなっている
首相・菅長官不在「指揮体制に間隙ない」 西村副長官

高額な供託金 出馬の妨げに懸念も

立候補に必要な資金に「供託金」がある。参院選では、選挙区は候補者が300万円、比例代表は名簿を提出した政党・政治団体が候補者1人あたり600万円を、立候補の届け出までに法務局に預けないといけない。 供託金制度は、当選しても働く気のない人が売名行為で立候補するのを防ぐためにできた。一定の票数を得なければ供託金は没収される。参院の選挙区の場合、有効投票総数を改選定数で割り、その8分の1以上の得票があ
高額な供託金 出馬の妨げに懸念も

開票作業の強い味方(写真でみる永田町)

選挙を陰で支える機材メーカー、ムサシのショールームを訪ねました。 まず入って目につく巨大装置は、投票用紙の読み取り機です。1分間で660枚もの投票用紙を、手作業の100倍の速度で瞬く間に仕分けていきます。 速さだけではなく、平仮名、片仮名、そして個性的なくせ字まで判別してくれます。改良を重ね、読み取りエラーは全体の5%になったそうです。 投票用紙の自動交付機も選挙事務の大きな手助けになります。
読み取り機は毎分660枚の投票用紙を高速処理する
開票作業の強い味方(写真でみる永田町)

公明が「兵庫シフト」 大阪、維新2議席狙う

21日投開票の参院選の終盤情勢は与党が改選過半数の勢いだ。だが複数候補者が乱立した選挙区では与野党の候補者が入り乱れて当落を争う混戦模様となっている。 ■兵庫 14日、神戸市内。首相の安倍晋三が公明党新人の元外務省職員、高橋光男の応援のため選挙カーにのぼった。周囲には数百人の聴衆が集まり安倍の言葉に拍手を送った。 選挙戦のカギを握る中盤の3連休で安倍の兵庫入りを強く要請したのは公明党だ。さらに15
演説会場で手を振る支持者ら(兵庫県尼崎市)
公明が「兵庫シフト」 大阪、維新2議席狙う

期日前投票、14日までに630万人 制度の定着映す

総務省は参院選投開票日の7日前にあたる14日までに期日前投票者数が630万人を超えたと発表した。1日平均で約63万人にあたる。参院選で過去最高だった前回2016年の同時期の1日平均は59万人で、これを上回った。参院選では04年から始まった現行制度の定着がうかがえる。 04年の参院選の期日前投票者数は717万人だったが、16年には1597万人と倍増した。有権者の3人に1人が期日前投票をした計算だ。
期日前投票、14日までに630万人 制度の定着映す

年金関心層、比例で自民3割超 野党4党合計上回る

21日投開票の参院選で、年金に関心が高い層はどの政党を支持しようとしているのか。12~14日の日本経済新聞社の情勢調査によると、最も重視する政策を「年金など社会保障」と答えた人のうち比例代表の投票先として自民党を挙げたのは33%に達した。立憲民主党は16%だった。年金関心層の支持をどれだけ得ているかは選挙区の情勢にも結びついている。 投票する候補者や政党を決めるときに重視する政策を一つだけ選ぶ情
年金関心層、比例で自民3割超 野党4党合計上回る

重点区絞る与野党 自民1人区、立民は複数区に的

21日投開票の参院選は終盤に入り、与野党が報道各社の情勢調査などを踏まえて重点選挙区を絞り込んでいる。自民党は東北地方を中心に接戦となっている改選定数1の「1人区」に党幹部を相次ぎ投入する。野党は広島や兵庫といった「複数区」での議席獲得を目指し、立憲民主党の枝野幸男代表らが応援に入る。 安倍晋三首相(自民党総裁)は16日、新潟県上越市で街頭演説した。1人区の新潟は自民現職が野党統一候補の新人を追
重点区絞る与野党 自民1人区、立民は複数区に的

党派別 立候補者数

党派 選挙区 比例 合計 改選
自民
49 33 82 66
公明
7 17 24 11
立民
20 22 42 9
国民
14 14 28 8
共産
14 26 40 8
維新
8 14 22 7
社民
3 4 7 1
諸派
69 25 94 2
無所属
31 - 31 4

立候補者一覧

選挙区

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