参院選2019

「年金」野党の思惑外れ 参院選ツイッター分析

参院選で有権者の関心はどこに集まったのだろうか。選挙期間を中心にツイッターを分析したところ、野党が老後資金2000万円問題で争点にしようとした「年金」に関する投稿は尻すぼみだった。参院選に関するテレビの放映時間も少なく、話題性に欠けたことがうかがえる。終盤に入り「れいわ新選組」や「消費税」への関心が急伸した状況も浮かび上がった。 ツイッター分析については、NTTデータの解析サービス「なずきのおと
「年金」野党の思惑外れ 参院選ツイッター分析

参院選「痛み」不在の公約 年金・消費税 乏しい財源論

21日に投開票した参院選では、政策に必要な財源や負担に関する論争は低調だった。かつては政策の数値目標や実施時期、必要財源などを明示して有権者に約束するマニフェストを示す政党もあったが、最近は採用する党も減った。マニフェスト発祥の地である英国でも財源を示さず財政出動や減税を掲げる政治家が目立ってきた。短期的な受益を強調し「痛み」の議論を避ける傾向は続きそうだ。 参院選の争点の一つは年金だった。安倍
主要政党の参院選公約パンフレット
参院選「痛み」不在の公約 年金・消費税 乏しい財源論

改憲論議、国家像示せるか

参院選で自民、公明両党が改選議席の過半数を上回った。安倍晋三首相は自民党総裁として国政選挙で6連勝した。日本維新の会をあわせた「改憲勢力」では憲法改正の国会発議に必要な3分の2を割ったが、首相は改憲論議を深めるべきだとの民意は示されたと意を強くしている。 【次回記事】年金の不都合な真実 直視の時 首相は21日の開票前、都内の私邸に麻生太郎副総理・財務相を招いた。2021年9月までの党総裁任期中の改
改憲論議、国家像示せるか

外国人特派員がみる参院選後 改憲・日韓・ポスト安倍

参院選で自民、公明両党が改選過半数を上回った。日本維新の会などを加えた改憲勢力は憲法改正の国会発議に必要な3分の2を割った。外国人特派員は参院選後の日本政治をどうみているのか。4人の記者に聞いた。 首相は自民党総裁としての任期が切れる2021年9月までの改憲発議と国民投票に意欲を示している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのピーター・ランダース東京支局長は「結局、首相が任期中に改憲を実現する
参院選後の22日、記者会見に臨んだ安倍晋三首相
外国人特派員がみる参院選後 改憲・日韓・ポスト安倍

組合員「なぜ政治なのか」 自民党支持5割の衝撃

8月20日、衆院第1議員会館。大手航空会社の労働組合が参加する航空連合の島大貴会長が立憲民主党の枝野幸男代表に要請書を手渡した。航空機燃料税の軽減措置などの政策要望だ。 訪日外国人の増加や羽田空港の発着枠拡大など航空業界の課題は広がる。枝野氏は旧民進党系議員でつくる「航空連合政策議員フォーラム」の会長を務める。航空連合は2017年衆院選で専従組合員をボランティアで埼玉5区の選挙事務所に送り、運動
航空連合の幹部から要望書を受け取る立憲民主党の枝野幸男代表(右)(8月20日、東京都千代田区)
組合員「なぜ政治なのか」 自民党支持5割の衝撃

維新、松井代表が続投 代表選見送り

日本維新の会は31日の常任役員会で、任期満了を迎えた松井一郎代表の続投を決定した。地方議員ら特別党員に代表選をするかどうか郵便投票で聞いたところ、「しない」が2
維新、松井代表が続投 代表選見送り

「野党共闘で埋没」 国民民主が参院選総括

国民民主党は28日の総務会で、7月の参院選を総括する中間報告を了承した。「党の中道改革路線が野党共闘で埋没し、理念や政策を有権者にアピールできなかった」と指摘した。「野党連携を維持しながらいかに存在感を示すか、難しい命題」と記し
「野党共闘で埋没」 国民民主が参院選総括

埼玉、与野党一騎打ち 知事選に幹部相次ぎ投入

25日投開票の埼玉県知事選が熱を帯びている。与野党が支援する新人候補同士が争う事実上の一騎打ちだ。自民、公明両党が推薦するスポーツライターの青島健太氏と、立憲民主党など野党4党が支援する前参院議員の大野元裕氏の対決が軸だ。結果が10月の参院埼玉選挙区補欠選挙にも影響するとみて各党は幹部を投入する。 知事選は上田清司知事の任期満了に伴う。4期16年務めた上田氏は不出馬を表明し大野氏の支援にまわった
立候補者らの演説の聴衆(17日、さいたま市)
埼玉、与野党一騎打ち 知事選に幹部相次ぎ投入

国民民主、衆参分断を警戒 立民衆院会派入り提案で

国民民主党が、立憲民主党からの衆院会派入り提案に警戒を強めている。参院には日本維新の会との統一会派構想もあり、衆参の分断を懸念するためだ。憲法改正の議論を進める姿勢は崩さず党の結束を維持している。会派の合流構想は合併や再編を見据えた動きと受け止められるだけに疑心暗鬼が広がる。 国民民主党の平野博文幹事長は5日夕、立民の福山哲郎幹事長に電話で「会派は衆参両院ともに一緒になるべきだ」と伝えた。福山氏
国民民主党の玉木代表
国民民主、衆参分断を警戒 立民衆院会派入り提案で

立民、国民に衆院会派入り提案 100超めざす 参院国民に不満も

立憲民主党の枝野幸男代表は5日、国会内で国民民主党の玉木雄一郎代表と会談し、今月中旬をめどに社民党や無所属を含めて衆院会派に加わるよう提案した。参院選で伸び悩み、野党間の合従連衡に慎重だった方針を転換した。野党第1会派として100議席超をめざす。ただ、日本維新の会との統一会派構想がある参院国民民主などから不満が出ている。 枝野氏は会談で「政権の選択肢として期待と信頼を高めるには、数の力を背景とし
立民、国民に衆院会派入り提案 100超めざす 参院国民に不満も

玉木氏、立民と連携強化に意欲 国民民主両院懇談会

国民民主党は2日、党本部で両院議員懇談会を開いた。執行部が参院選の結果を報告した。玉木雄一郎代表は今後の野党共闘をめぐり、立憲民主党との連携を強化する考えを示した。 出席者によると「今後も野党共闘を進めるか独自色を強めるのか、国民民主の立ち位置をはっきりさせるべきだ」との意見が上がった。自民党と組んで連立政権入りを求める議員もいた。玉木氏は参院選で共闘した立民や社民党を念頭に「協力で
国民民主党の玉木代表は両院議員懇談会で選挙結果を振り返った(2日、党本部)
玉木氏、立民と連携強化に意欲 国民民主両院懇談会

野党、少数会派が乱立 秋に向け合従連衡も

参院選後初の第199臨時国会が1日、召集された。参院では自民、公明両党が過半数を維持し、野党は少数会派が乱立している。野党の協力関係は、改憲案の国会発議に必要な3分の2の形成に影響を与える。秋に予定する臨時国会に向け、野党の合従連衡が進む可能性もある。 立憲民主党の福山哲郎幹事長は1日の党会合で「安倍政権を終わりに向かわせる国会のスタートにしたい」と述べた。野党第1会派は立民が35人で維持した。
野党、少数会派が乱立 秋に向け合従連衡も

憲法改正「議論しないのは正常ではない」 山東参院議長

山東昭子参院議長は1日、国会内で就任の記者会見を開き、憲法改正について「国会できちんと議論されていないのはむしろ正常ではない」と述べた。参院の憲法審査会が「活発に動くことを期待している」と語った。 小川敏夫参院副議長は就任
就任の記者会見をする参院の山東昭子議長(右)と小川敏夫副議長(1日、国会内)
憲法改正「議論しないのは正常ではない」 山東参院議長

野党、れいわに連携呼びかけ 比例228万票の実績重視

野党各党が参院選で初めて2議席を獲得したれいわ新選組との連携を呼びかけている。比例代表で社民党などを上回る228万票を得た実績を重視している。山本太郎代表は消費税率の引き下げを野党共闘の条件に掲げる。次期衆院選に向け、野党内で台風の目になりつつある。 【関連記事】れいわが「政党」届け出 労組や個人の寄付枠が拡大 立憲民主党の枝野幸男代表は31日の記者会見で、これまでの山本氏の発言を踏まえ「野党5党
野党、れいわに連携呼びかけ 比例228万票の実績重視

臨時国会1日召集 参院議長に山東氏、副議長は小川氏

7月の参院選後初めてとなる臨時国会が1日、召集される。会期は5日までの5日間。参院は1日の本会議で院の構成を確定し、新たな正副議長を選出する。議長には第1会派の自民党から山東昭子元参院副議長、副議長は第2会派の立憲民主党から
臨時国会1日召集 参院議長に山東氏、副議長は小川氏

[社説]参院が担うべき役割をもっと明確に

臨時国会が8月1日召集され、選挙結果を踏まえた参院の新しい体制が始動する。新議長には自民党の山東昭子氏が就く。 参院のあり方をめぐり、さまざまな論議がなされてきた。「良識の府」と称するに値する実績をあげてきたと言い切れるだろうか。どんな役割を担うべきなのか。与野党で徹底討論し、方向性を明確にしてほしい。 「第二院が第一院と一致するなら無用であり、反対するなら有害である」。フランス革命の指導者だっ
参院はしばしば「衆院のカーボンコピー」と呼ばれてきた
[社説]参院が担うべき役割をもっと明確に

嘉田氏らが新会派、野党統一議員、立民・国民と等距離

参院は30日、8月1日召集の臨時国会での勢力を決める各会派の届け出を締め切った。改選定数1の「1人区」の野党統一候補として無所属で当選した8人のうち6人が参院で勢力の大きい立憲民主、国民民主両党どちらの会派にも所属しなかった。両党が勢力拡大による主導権争いをしており、当面は等距離を保つ動きが目立つ。 野党4党が推薦した嘉田由紀子氏(滋賀選挙区)は同じく野党統一候補だった永江孝子氏(愛媛)と参院会
嘉田氏らが新会派、野党統一議員、立民・国民と等距離

公明、比例100万票減に焦り 支持者高齢化など影響か

公明党は21日投開票された参院選で、比例票を前回2016年から100万票以上も減らした。九州や東北では3割以上も減少した地域があった。支持者が高齢化し、かつてほどの集票活動を展開できなくなったのが一因だ。衆院選に備え、新たな支持層を広げる対策に着手する。 公明党は参院選で東京や大阪など7選挙区に立てた候補が全員当選し、比例でも目標の6人を上回る7人が議席を得た。非改選と合わせて参院で28人の過去
公明、比例100万票減に焦り 支持者高齢化など影響か

自民参院会長に関口氏 特別総会で承認

参院自民党は29日の特別議院総会で、関口昌一国会対策委員長が議員会長に就く人事を正式に承認した。任期は3年間。会長以外の幹事長などの幹部人事は9月の内閣改造・党役員人事にあわせて決める。8月1日召集の臨時国会で選出する参院議長には山東昭子元参院副議長を推す。 関口氏は総会後の記者会見で「さす
自民参院会長に関口氏 特別総会で承認

臨時国会8月1日召集 政府が閣議決定

政府は29日の繰り上げ閣議で、参院選後初の臨時国会を8月1日に召集すると決定した。会期は5日まで。これに先立ち、菅義偉官房長官が衆参両院の議院運営委員会理事会
臨時国会8月1日召集 政府が閣議決定

改憲国民投票「賛成」52% 18~29歳では63%

日本経済新聞社の26~28日の世論調査で、安倍晋三首相が自身の自民党総裁任期中に憲法改正の国民投票を実施したいと表明したことについて聞いた。首相の考えに賛成と答えた人は52%で反対の33%を上回った。18~29歳では賛成が63%を占め、無党派層でも賛成が43%と反対を10ポイント上回った。 首相の党総裁任期は2021年9月まで。首相は参院選投開票日の21日に民放番組で「総裁任期中に改憲の国会発議
参院選から一夜明け、記者会見する安倍首相(22日午後、自民党本部)
改憲国民投票「賛成」52% 18~29歳では63%

日ロ交渉と改憲勢力 安倍首相を支える鈴木宗男氏

安倍晋三首相が2021年9月の自民党総裁任期までに実現をめざす目標がある。1つは20年の新憲法施行、もう1つは任期中の日ロ平和条約の締結だ。 2つの目標には同じ「助っ人」がいる。この3年半、ほぼ月に1回のペースで首相官邸を訪れ、首相と面会してきた。21日の参院選で9年ぶりに国政復帰を果たした鈴木宗男氏だ。 日ロ交渉は昨年11月の首相とプーチン大統領との首脳会談で「56年宣言を基礎に交渉を加速させ
安倍首相(左)が自民党総裁任期までに実現をめざす新憲法施行と日ロ平和条約の締結。国政復帰を果たした鈴木宗男氏が助っ人になる=共同
日ロ交渉と改憲勢力 安倍首相を支える鈴木宗男氏

国民民主、衆参の対立強まる 参院に維新と会派構想

国民民主党内で衆参両院の路線対立が強まっている。参院側に日本維新の会と統一会派を組む構想が浮上した。次期衆院選に向け立憲民主党との共闘を目指す衆院側は自重を求めている。参院選で自民、公明両党に維新などを加えた「改憲勢力」が3分の2を割ったことで、憲法改正をにらんだ動きが野党にも出てきた。 8月1日の臨時国会召集を控え、国民民主の参院幹部から維新の片山虎之助参院議員団会長に統一会派の打診があった。
国民民主党の玉木代表(26日、国会内)
国民民主、衆参の対立強まる 参院に維新と会派構想

党派別 議席数

党派 選挙区 比例 改選分 全議席
自民
38 19 57 113
立民
9 8 17 32
公明
7 7 14 28
国民
3 3 6 21
維新
5 5 10 16
共産
3 4 7 13
社民
0 1 1 2
0 3 3 3
9 0 9 17

開票詳報

選挙区

比例代表

選挙情勢 詳報

党派別 立候補者数

党派 選挙区 比例 合計 改選
自民
49 33 82 66
公明
7 17 24 11
立民
20 22 42 9
国民
14 14 28 8
共産
14 26 40 8
維新
8 14 22 7
社民
3 4 7 1
諸派
69 25 94 2
無所属
31 - 31 4

党派別 公約

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