北海道に40年ぶり大型発電所、「地熱王国」への胎動 税・予算 福島 北海道 大分 環境エネ・素材 3月8日 北海道函館市で2022年、40年ぶりの大型地熱発電所が稼働する。オリックスが計画する「南茅部地熱発電所(仮称)」は最大出力6500キロワット。水より低い沸点の液体を蒸気化してタービンを回す「バイナリー方式」では国内最大規模だ。動き始めた地熱王国への胎動を追う。 地下から取り出した熱水を使い、発電した電力は全て北電に売電する。14年の調査開始から稼働まで8年。同社環境エネルギー本部の田巻秀和課長は 北海道に40年ぶり大型発電所、「地熱王国」への胎動
秋田県、感染警戒レベル2に引き下げ 新型コロナ 東北 3月5日 秋田県は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。感染警戒レベルを深刻度が上から3番目のレベル3からレベル2に6日から引き下げることを決めた。2月6日以降、新規感染者数ゼロが続いているため。 県民に対して、緊急事態宣言が2週間延長される見通しの1都3県との往来を避けるように要請した。また 秋田県、感染警戒レベル2に引き下げ
日本酒発酵の温度管理にIoT 秋田酒類製造と県センター 小売り・外食 東北 サービス・食品 3月5日 日本酒「高清水」で知られる秋田酒類製造(秋田市)と秋田県産業技術センターは、もろみ発酵の温度を管理するシステムを共同開発した。あらゆるモノがネットでつながるIoT技術を活用し、これまで手作業だった温度測定などを自動化する。杜氏(とうじ)や蔵人の仕事の負担を軽減できるという。 両者は2018年度から新システムの開発に取り組んできた。もろみやタンク内の温度を10分おきに測定するとともに、重量センサー 日本酒発酵の温度管理にIoT 秋田酒類製造と県センター
寒冷地のコンクリ補修を容易に 秋田大学が新工法 東北 住建・不動産 3月4日 秋田大学は老朽化したコンクリート製の構造物を補修する新工法を開発した。従来工法と異なり、寒冷地や湿度の高い環境でも施工できるのが特徴だ。改良したうえで2~3年内に実用化したい考えだ。 コンクリ構造物の補修・補強については、阪神大震災以降、炭素繊維シートを接着剤で貼り付ける工法が広く採用されている。熱を加えると固まるエポキシ樹脂を接着剤として使っており、湿度85%以上、5度以下の環境では施工が難し 寒冷地のコンクリ補修を容易に 秋田大学が新工法
秋田市、飲食店に10万円の支援金 事業継続を支援 東北 3月3日 秋田市は3日、新型コロナウイルスの感染拡大で売上高が半減した市内の飲食店に10万円の支援金(複数店舗を持つ事業者は20万円)を給付すると発表した。首都圏などに発令された緊急事態宣言の影響で苦しむ飲食店の事業継続を支援する。 支援金は1~4月のいずれか1カ月の売上高が50%以上減少した飲食店を対象にする。1億8400万円を盛り込み、約1600の事業者が申請すると見込む。2021年度予算案の追加提案 秋田市、飲食店に10万円の支援金 事業継続を支援
少水量で効率発電、東北小水力発電などが新型水車 東北 環境エネ・素材 3月3日 東北小水力発電(秋田市)、早稲田大学、秋田県の3者は共同開発する新型水車を県営の鎧畑発電所(秋田県仙北市)に設置し、1月から実証試験を始めた。水の流量が少なくても効率よく発電できるのが特徴で、2021年度中に販売開始をめざす。 新型水車の実証試験は有効落差54.4メートルの放流水を使い1年間実施する。最大出力は49キロワット。発売に向けて発電効率などの詳細なデータを集める。東北小水力発電は早稲田 少水量で効率発電、東北小水力発電などが新型水車
求人倍率1.15倍に上昇、東北1月 新型コロナ 青森 福島 東北 山形 岩手 宮城 3月2日 東北6県の労働局が2日発表した東北の1月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.04ポイント上昇の1.15倍だった。東北では新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつあり、雇用情勢も回復傾向にある。 有効求人倍率は求職者1人に対していくつの求人があるのかを示している。毎年1月分の公表時は過去5年間分の有効求人倍率が新しく季節調 求人倍率1.15倍に上昇、東北1月
秋田ビューホテル、斑尾高原ホテル運営会社に譲渡 長野 信越 東北 サービス・食品 3月1日 日本ビューホテル(東京・台東)は秋田ビューホテル(秋田市)を斑尾高原ホテル・スキー場を運営するアビラ(長野県飯山市)に4月30日付で譲渡する。譲渡後も営業を続け、120人の正社員ら従業員の雇用を継続する。 両社が2月26日付で契約を締結した。日本ビューホテルが4月30日に新設分割で秋田ビューホテルの事業を承継する新会社を設立。新会社の全株式をアビラに譲渡する。譲渡額は非公表。同日以降は「秋田ホテ 秋田ビューホテル、斑尾高原ホテル運営会社に譲渡
車窓に観光情報投影 リゾートしらかみに試験導入 青森 東北 サービス・食品 2月26日 JR東日本秋田支社は車窓に気象や観光の情報を重ねて映し出す「e-モーションウインドウ」を秋田駅と青森駅を結ぶJR五能線の観光列車「リゾートしらかみ」に4月2日から試験導入する。日本で初めての取り組みという。 3編成のうち、「青池編成」の1号車と4号車の展望室に取り付ける。二重の窓ガラスの間に縦68センチ、横121センチの有機ELディスプレーを挟み込んだ構造。実際の景色をバックに沿線の観光地や 車窓に観光情報投影 リゾートしらかみに試験導入
地場産品をブランド化、子会社と仕入れ統合も ヤマザワ 新型コロナ 小売り・外食 東北 山形 2月25日 食品スーパーのヤマザワは地場産品を集めたブランド展開や子会社のスーパーとの仕入れ統合を進める。商品力を強化しながら生産性を高める。2021年2月期は新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要で業績が急回復したが、来期は利益半減を前提に売り場の充実を図る。 25日に古山利昭社長が社内で来期の経営方針を示した。店長などの人材育成を進める一方、具体的な施策として売り場に「山形自慢」のコーナーを設け 地場産品をブランド化、子会社と仕入れ統合も ヤマザワ