秋田の酒蔵、酒かす活用に動く 酒米栽培や加工食品 東北 サービス・食品 6月1日 酒どころの秋田県で、酒造会社が酒造りの副産物である酒かすの本格活用に乗り出した。老舗が酒米栽培に生かすため実証試験に着手、新興は調味料を開発して製造・販売を始めた。地域の課題解決につながる循環型の仕組みづくりを目指す。 5月24日、湯沢市郊外にある八幡地区を訪ねると、秋田銘醸(湯沢市)の菅春樹さんら8人が自社田で酒米の田植えをしていた。前週から続いた田植えはこの日が最終日で、3年目の今年は作付面 秋田の酒蔵、酒かす活用に動く 酒米栽培や加工食品
秋田県信組が営業車にEV まず土崎、合川2支店で カーボンゼロ 地域金融 SDGs 蓄電池・再生エネ EV 東北 環境エネ・素材 5月31日 秋田県信用組合(秋田市)は31日、従業員が取引先を回る営業車に電気自動車(EV)を導入した。まず土崎支店(秋田市)で日産自動車の軽EV「サクラ」の新車を2台稼働させ、6月8日には合川支店(北秋田市)に1台を配備する。今後も順次拡大する計画だ。 両支店は移転に合わせ太陽光発電装置、EV用充電設備を整えた。脱炭素社会実現に向けた取り組みの一環で、晴天時には支店の消費電力のほぼ全量を再生可能エネルギー 秋田県信組が営業車にEV まず土崎、合川2支店で
秋田銀行、損保ジャパンと連携 地域社会の持続性向上 地域金融 東北 5月31日 秋田銀行と損害保険ジャパンは31日、地域社会の持続性を高めるため包括連携協定を結んだ。互いに連携し、企業のリスク管理や防災・減災対策、高齢化社会への対応など7項目について共同で取り組む。 具体的には取引先企業の事業継続計画(BCP)対策、サイバー攻撃へのリスク対策、気候変動への対応のほか、疾病の早期発見や予防に役立つ取り組みなども共同で推進する。秋田銀の芦田晃輔取締役常務執行役員は「それぞれのネ 秋田銀行、損保ジャパンと連携 地域社会の持続性向上
秋田銘醸とローズメイが機能性表示食品 6月1日発売 東北 サービス・食品 5月30日 酒造会社の秋田銘醸(秋田県湯沢市)、食品などを製造・販売するローズメイ(東京都町田市)が連携した機能性表示食品が6月1日に発売される。アミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」を含む米ぬか発酵エキスなど6種類の原料からなり、消費者庁に届け出て受理された。 商品名は「GABA蜜」。血圧を下げたりストレスを軽減したりするなどの健康効果を表記した。内容量は660ミリリットルで価格は5076円。1日当たりの摂 秋田銘醸とローズメイが機能性表示食品 6月1日発売
東北の4月の有効求人倍率、1.35倍 0.01ポイント上昇 東北 岩手 宮城 青森 山形 福島 5月30日 東北6県の4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント高い1.35倍だった。各労働局が30日発表した。岩手県、宮城県を除く4県で上昇となった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に変更されることを見据え、飲食や宿泊などで新規求人が増加した。 3月の求人倍率から0.04ポイント上昇した秋田県では「クルーズ船の寄港の増加やゴールデンウイークのイベントに向けて、警備会社が求人 東北の4月の有効求人倍率、1.35倍 0.01ポイント上昇
東北の上場19社、6割強が増益・黒字転換 24年3月期 企業決算 東北 青森 岩手 宮城 山形 福島 5月30日 東北地方に本社を置く上場企業19社(3月期決算、金融を除く)のうち、6割強にあたる12社が2024年3月期の業績を増益・黒字転換になる見通しだ。23年3月期は光熱費や原材料の高騰により前の期よりも悪化した企業が多い。新型コロナ禍で落ち込んだ個人消費の回復や、旺盛な設備投資を背景に業績拡大を見込む企業が大半を占めた。 ゼビオホールディングスは純利益が23年3月期比3%増の56億円を見込む。外出機会 東北の上場19社、6割強が増益・黒字転換 24年3月期
菅義偉前首相、出身地秋田に胸像 除幕式で「感慨深い」 政治 5月27日 菅義偉前首相は27日、出身地の秋田県湯沢市で開かれた自身の胸像の除幕式に出席した。「さまざまな思いが詰まったふるさとに胸像ができる日が来るとは思わなかった。感慨深い」と述べた。 胸像はブロンズ製で、JR湯沢駅近くに設置された。台座を含め高さ約2.4メートル。台座には菅氏が官房長官時代に元号「令和」を発表した際の様子もかたどった。 2017年ごろ、湯沢市内の有志が制作を企画した。県内外から寄付金を 菅義偉前首相、出身地秋田に胸像 除幕式で「感慨深い」
山形の父親ら、有志が家事参加で連携 リサイクル業でも データで読む地域再生 山形 宮城 青森 岩手 福島 東北 5月26日 東北でも子育て支援を手厚くする企業が増えている。山形県では父親たちが任意団体を作って家事参加で連携するほか、宮城県ではリサイクル業、青森県では建設業など業種の特性に合わせた支援の形も浸透しつつある。男性の育児休業取得促進には経営者が率先する姿勢も重要となりそうだ。 仙台銀行は2019年に国から「プラチナくるみん」の認定を受けた。17年4月に役員と支店長ら幹部職員がイクボス宣言を行い、鈴木隆頭取が 山形の父親ら、有志が家事参加で連携 リサイクル業でも
ペット用に発酵食品使ったパウダー 秋田の企業 東北 サービス・食品 5月26日 農産加工品の企画販売会社、たからぼプロデュース(秋田県大仙市)は発酵食品を使ったペット用のパウダーを発売した。日本酒の醸造時に出る副産物の酒かすとヨーグルトを乾燥させ、粉末状にして水にも溶けるようにした。ペットの健康管理に関心の高い飼い主が増えており、自社の通販サイトなどで取り扱いを始めた。 酒かすはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富だが、流通や加工が難しく費用を負担して産業廃棄物として処分 ペット用に発酵食品使ったパウダー 秋田の企業
「消さない秋田」へ若者の起業支援 地元出身CVC社長 東北 愛知 中部 スタートアップ 5月26日 スタートアップに投資して経営を支えるベンチャーキャピタリストが秋田県内で起業支援に力を入れ始めた。MTGベンチャーズ(名古屋市)の藤田豪社長だ。少子高齢化が急速に進む故郷を次代につなぐには、新たな産業を興して経済基盤を広げる必要がある。「まずは若者が起業を目指す素地をつくる」と語る。 ――起業支援に力を入れています。 「我々の会社がある名古屋をはじめ、東海地方は製造業の集積地だ。学生も地元に就職 「消さない秋田」へ若者の起業支援 地元出身CVC社長