FRB、資産縮小停止を前倒し 市場関係者の見方 NQNスペシャル 2月21日 米連邦準備理事会(FRB)が20日公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1月29~30日開催分)によると、保有資産を縮小する「量的引き締め」についてほぼ全ての参加者が「終了時期は2019年中」とみていることがわかった。世界景気の不透明感が増しており、当初の想定よりも大幅に早く終結する。日本の株式や外国為替相場への影響を東京市場の関係者に聞いた。 <株式> ■「想定の範囲内、日本株は年後半から下落へ」 FRB、資産縮小停止を前倒し 市場関係者の見方
ポンド、上昇に弾み 対円では3カ月ぶり高値 「合意なき離脱」回避に期待 NQNスペシャル 2月20日 外国為替市場で英ポンドの上昇に弾みがついている。20日には対ドル、対円ともに19日の海外取引時間帯の高値を上回った。特に日経平均株価の上昇を背景に弱含んだ円に対する上昇が鮮明で、対円では一時1ポンド=145円ちょうど近辺と2018年11月末以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。英国の欧州連合(EU)離脱について「合意なき離脱」が回避できるとの期待が買いを後押ししたようだ。 ポンド買いを誘ったきっかけ ポンド、上昇に弾み 対円では3カ月ぶり高値 「合意なき離脱」回避に期待
市場を揺らす米「非常事態宣言」 日本に強圧外交のしわ寄せも NQNスペシャル 2月15日 トランプ米大統領が国境の「壁」の建設費捻出のため「非常事態」を宣言する見通しになった。野党・民主党は法廷闘争も辞さない全面対決の姿勢をみせ、米国政治はさらなる混乱に陥る恐れがある。米国の内政の停滞は米個人の消費や投資心理を冷やすだけでなく、中国や日本など貿易問題を抱える国にしわ寄せが及ぶ可能性がある。金融市場は再び、動揺し始めている。 15日の東京市場で日経平均株価は心理的な節目の2万1000円 市場を揺らす米「非常事態宣言」 日本に強圧外交のしわ寄せも
減速鮮明なユーロ圏景気 専門家に先行きを聞く NQNスペシャル 2月14日 ユーロ圏の景気減速が鮮明になっている。先週には欧州連合(EU)の欧州委員会が2019年の経済成長の見通しを下方修正。景気の先行き懸念からドイツ国債が買われ長期金利の指標となる10年債利回りが一時0.1%を下回った。ユーロ圏の景気や欧州中央銀行(ECB)の政策見通しを、欧州経済を専門とするエコノミストに聞いた。(聞き手はNQNロンドン 椎名遥香) ■「人民元安で輸出競争力が低下、利上げ困難に」 英投資助言会社TSロンバードのマネージング・ディレクター、シュウェタ・シン氏 減速鮮明なユーロ圏景気 専門家に先行きを聞く
日経平均が2万1000円台回復 市場関係者の見方 NQNスペシャル 2月13日 13日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、取引開始直後から2万1000円台に乗せた。同水準を取引時間中に回復したのは2018年12月19日以来、ほぼ2カ月ぶり。米政府機関の再閉鎖が回避できるとの観測から前日の米株式相場が大幅上昇した流れを受け、電機や機械など主力輸出株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。この上昇基調は続くのか。市場関係者に聞いた。 ■「下げすぎの修正強まる 上値は重い」 藤代宏一・第一生命経済研究所主任エコノミスト 日経平均が2万1000円台回復 市場関係者の見方
日経平均400円安、市場関係者の見方 NQNスペシャル 2月8日 8日の東京株式市場で日経平均株価が大幅に続落し、前日比418円11銭安の2万0333円17銭で終えた。下げ幅は大発会の1月4日以来の大きさだった。ここ1カ月ほど落ち着いていた株式相場は再び不安定な展開になるのか。市場関係者に株安の背景や今後の見通しを聞いた。 ■「米中協議の進展期待崩れる、2万円の攻防か」 鮎貝正弘・三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジスト 日経平均が400円超下落 日経平均400円安、市場関係者の見方
グーグル株、膨らむコストに警戒感 自動運転が鍵 NQNスペシャル 2月5日 【NQNニューヨーク=滝口朋史】膨らむコストが将来の成長につながるのかとの警戒感が売りを誘った。インターネット検索大手グーグルの持ち株会社、アルファベットが4日に発表した2018年10~12月期決算は、売上高と1株利益が市場予想を上回ったものの時間外取引の株価は通常取引の終値を4%近く下回る場面があった。投資家の警戒感を誘ったのは「稼ぐ力」の低下だ。 ■債券の評価益が純利益を押し上げ 「過剰投資も過 グーグル株、膨らむコストに警戒感 自動運転が鍵
日米欧で9600兆円 膨らむ個人マネー、市場の火種 NQNスペシャル 2月1日 世界の個人マネーの動向に市場関係者が神経をとがらせている。2018年10~12月期のグローバル金融市場の動揺は個人投資家の売りがもたらした。個人マネーは投資信託などのシャドーバンク(影の銀行)にもその姿を変え、市場の火種として存在感を増している。 日銀によれば日本と米国、それに欧州ユーロ圏を加えた3カ国・地域の家計金融資産は1京3700兆円。このうち、現金・預金などを除いた利回り追求型資産(投資 日米欧で9600兆円 膨らむ個人マネー、市場の火種
アマゾン株、時間外で一時3%超下落 慎重な売上予想に泣く NQNスペシャル 2月1日 【NQNニューヨーク=森田理恵】アマゾン・ドット・コムが31日に発表した2018年10~12月期決算は市場予想を上回る増収増益だった。年末商戦の盛況が寄与し最高益を更新した。ただ、同時に示した19年1~3月期の慎重な売上高見通しが失望を買い、アマゾン株は時間外取引で一時3%超下げた。昨年のクリスマスイブに付けた直近安値から戻り歩調にあったが、一段の上値追いはひとまずお預けとなる可能性がある。 10 アマゾン株、時間外で一時3%超下落 慎重な売上予想に泣く
米FOMCが利上げ慎重姿勢 東京市場の見方 NQNスペシャル 1月31日 米連邦準備理事会(FRB)は30日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で今後の利上げに慎重な姿勢を示し、2017年秋から続ける保有資産の縮小についても「修正する用意がある」と明言した。これを好感して30日の米株式相場は大幅高。31日の日経平均株価も上昇している。日本株や円相場への影響を東京市場の関係者に聞いた。 <株式> ■「好ましい内容、米雇用好調なら要注意」 壁谷洋和・大和証券チーフグローバルストラテジスト 米FOMCが利上げ慎重姿勢 東京市場の見方