円相場、月内動かず? 予想変動率1年2カ月ぶり低水準 2月22日 外国為替市場で円相場が膠着している。1ドル=104円台の急速な円高が進行した1月初から2月中旬にかけて111円台まで戻してきたが、ここ一週間ほどは110円台にとどまり、狭い値幅を行ったり来たりしている。為替の先行きが今後1週間でどれだけ動くかを示す予想変動率は1年2カ月ぶりの水準まで低下。市場では材料難から月内は動きづらいとの見方が優勢になっている。 22日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル 円相場、月内動かず? 予想変動率1年2カ月ぶり低水準
期待外れの米小売り統計、ドル高にブレーキ 2月15日 外国為替市場でこのところ進んできた米ドルの上昇にブレーキが掛かった。市場で注目されていた2018年12月の米小売り統計が予想を大きく下回り、約9年ぶりの大幅な減少となったことがきっかけだ。これを受けて米長期金利が急低下し、為替市場ではドルが幅広い通貨に対して下落。対ドルの円相場は14日の東京市場で1ドル=111円台前半と年初来の円安水準を付けていたが、再び110円台半ばまで円高方向に逆戻りした。 期待外れの米小売り統計、ドル高にブレーキ
薄れる悲観論が促す円安 2月14日 外国為替市場で円相場が昨年12月末以来となる1ドル=111円台の円安水準を回復した。原動力の一つとなったのが、米長期金利の持ち直しだ。直近の好調な米経済指標などを背景に、一時は年内利下げまで織り込んでいた市場の悲観論が急速に後退。これが米金利の上昇とドル買い・円売りを促している。 14日午前の東京市場で円相場は111円台ちょうど近辺で取引されている。前日のニューヨーク市場では一時111円6銭と、 薄れる悲観論が促す円安
円売り招く消去法のドル買い 2月12日 12日の東京外国為替市場で円相場は対ドルで1ドル=110円台半ばと2018年末以来、約2カ月ぶりの安値を付けた。景気減速への警戒感が和らぎつつある米国のドルが他通貨に対し上昇。対円でも円売り・ドル買いが進んだ。 東京市場が休場だった11日、外国為替市場ではドルの上昇が目立った。対ユーロでは1ユーロ=1.2ドル台後半と18年11月以来、対オーストラリア(豪)ドルでは1豪ドル=0.7米ドル台と年初以 円売り招く消去法のドル買い
豪ドル急落もたらした中銀「ハト化」ドミノ 2月7日 各国中銀の政策スタンスが「ハト派」的な方向に傾き始めた。6日にはオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のロウ総裁が講演で、利上げの模索から中立的なスタンスへと政策姿勢の転換を示唆。これに市場は豪ドル売りで反応した。米中貿易摩擦などの大テーマに依然として不透明感が漂うなかで、中銀のハト派化という「わかりやすいシナリオ」に市場参加者が飛びつきやすくなっている。 「次の政策変更が利上げか、利下げか 豪ドル急落もたらした中銀「ハト化」ドミノ
昨年末以来の円安水準、米利下げ観測後退で 2月5日 5日午前の東京外国為替市場は一時1ドル=110円台と、昨年末以来の円安・ドル高水準をつけた。先週末以降に米経済の好調を示す経済指標が相次ぎ発表され、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じるとの観測が後退しているためだ。ただ日本企業による実需の円買いが活発で110円を大きく上回るには力不足。来週以降に本格化する米中貿易協議の内容次第では再び円高に振れる可能性もある。 「市場はこれまで利下げを織り 昨年末以来の円安水準、米利下げ観測後退で
ドル買い進むも110円の壁 トランプ演説に注目 2月4日 4日の外国為替市場でドル円は1ドル=109円台半ばで推移している。米国の雇用統計や米サプライマネジメント協会(ISM)指数が強かったことを受けて、前週末に比べてドル買い・円売りが進んだ。ただ、米政府機関閉鎖や米中通商摩擦などリスク要因が引き続きくすぶっているため、1ドル=110円を突破する勢いはないという見方が市場には多い。5日のトランプ大統領の一般教書演説での発言次第ではドル安・円高となる可能 ドル買い進むも110円の壁 トランプ演説に注目
米利上げ期待「消失」 円高圧力に 2月1日 外国為替市場で円相場は1ドル=108円台後半の水準で推移している。「ハト派」的な米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、一時108円台半ばまで円高・ドル安が進んだ。その後の市場は落ち着いているようにみえるが、銀行や証券会社の為替ディーラーの間では、「円高警戒は解けない」との声が目立っている。 「米経済統計の公表や来週からの中国の春節を控えた持ち高調整にすぎない」。クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕 米利上げ期待「消失」 円高圧力に
市場FOMC待ち ハト派確認なら109円台割り込みも 1月28日 米政府機関の閉鎖が過去最長となる35日間で解除となった。だが、前週末25日に解除が発表されたあとのドル買いは長続きしなかった。直後に「米連邦準備理事会(FRB)がバランスシート縮小を早期打ち切り」の報道があり、逆にドル売りが進んだ。29~30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の注目度が一段と高まっており、市場は様子見姿勢が強まっている。 28日の外国為替市場でドル円は1ドル=109円台前半と前 市場FOMC待ち ハト派確認なら109円台割り込みも
弱気なドラギに遠のく利上げ、ユーロ下落 1月25日 外国為替市場でユーロが軟調だ。欧州中央銀行(ECB)は24日に開いた理事会で現行政策の据え置きを決めたが、その後の記者会見でドラギ総裁は昨年12月の前回会合時よりも景気に対する弱気な見方を強調したためだ。前回会合で量的緩和を従来の予定通りに終了し、金融正常化への道を進み始めたかのようにみえたECB。だが「次のステップは利上げどころか追加緩和ではないか」との見方も市場の一部には生じている。 「ユー 弱気なドラギに遠のく利上げ、ユーロ下落