カーボンゼロ特集ページ

東京電力ホールディングスは分散する電源を統合制御する仮想発電所(VPP)の技術を使い、電力需給の調整力を販売する。再生可能エネルギーは発電量が天候に左右され、不足したり余ったりすることが多く、需給調整が必要だ。東電は送配電事業者の調整を一部肩代わりすることで、報酬を得ながら再生エネの普及を後押しする。 VPPは一般家庭や事業所の蓄電池、電気自動車(EV)などを統合制御し、あたかも1つの発電所のよ
東京電力ホールディングスはVPPで電力調整市場に参入する
東電、仮想発電所で電力調整 再生エネ普及後押し
脱炭素への試みが家庭でも広がっている。太陽光発電でスマートフォンを充電したり、風力発電機を自分で手づくりしたり。コロナ禍で在宅時間が増えて自宅での電力消費への意識が高まっているほか、機材の進化も後押ししている。東日本大震災を機に高まった自然エネルギーによる自家発電への関心は、世界のカーボンゼロへの取り組みを受けてさらに高まっている。 「太陽とソーラーパネルがお仕事してるよ」。東京都世田谷区のマン
自宅ベランダに風力発電を自作した小松楓さん(茨城県阿見町)
家庭でもカーボンゼロ 在宅時間増え、自家発電に関心
2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンゼロ社会」に向けて世界が走り始めた。再生可能エネルギーや電気自動車の利用が前提となり、蓄電池の普及が命運を握る。主力のリチウムイオン電池は中国や韓国の企業が市場を席巻するが、大電化時代にはコスト低下や安全確保、蓄電能力の向上と、さらなるイノベーションが必要になる。日本企業にも商機はある。 世界に先駆けてリチウムイオン電池を商品化した日本
蓄電池で競う世界 日本勢、技術力で商機
日本政府は2050年に再生可能エネルギーで、電力の5~6割を賄う目標を掲げている。天候に左右されやすい再生エネを主力電源にするには、電気をためて調整する蓄電池が不可欠で、国内では原子力発電所10基分の出力相当が必要になるとの試算もある。日本勢は送電網の安定化に使う「定置用」や、エネルギー効率の高さから次世代電池といわれる「全固体」で強みがある。 「この分野ではうちが世界のトップランナー。数十年単
蓄電池開発、「定置型」「全固体」に日本勢強み
携帯電話の販売代理店最大手であるティーガイアの子会社、TGパワー(東京・渋谷)は10日、販売店向けに蓄電池と太陽光発電を組み合わせたシステムの実証実験を始めると発表した。システムは2023年ごろまでにNTTドコモ系の計約100店舗に導入してもらい、1店あたりの二酸化炭素(CO2)排出量の半減を目指す。 実証実験は千葉県や埼玉県のティーガイア直営4店舗で、今夏まで実施する。システムで昼間に発電した
ティーガイア系、蓄電池をドコモ100店舗へ
総合商社を中心に海運業界の脱炭素を後押しする動きが広がっている。住友商事はこのほど、ノルウェーの船舶向けバッテリーシステム大手と共同で、エネルギー貯蔵システムの販売・保守を手掛ける新会社を設立した。豊田通商は軽油代替燃料のバイオディーゼル燃料を使って船を運航する実証実験を始めた。船舶の二酸化炭素(CO2)排出規制が強まる見通しのなか、脱炭素関連の需要を取り込もうと各社が競っている。 蓄電池と電力
住友商事、船舶の脱炭素後押し 電力貯蔵で新会社
電気自動車(EV)や太陽光発電などの普及とともに蓄電池の市場拡大が見込まれる。日本政府が2050年の温暖化ガス排出実質ゼロの目標を打ち出したこともあり、脱炭素の機運も高まっている。現在主流のリチウムイオン電池に加えて、別方式や新素材を使った次世代電池の技術開発競争が本格化している。 ■脱炭素のエネルギー源 3月4日、日立造船株が突如として制限値幅の上限(ストップ高水準)となる前日比150円(19
次世代電池、日本勢は「固体」で猛チャージ
日本製紙は世界的に需給が逼迫するレアメタルを使わない高性能電池の開発に乗り出す。木質材料を使い、容量は現在主流のリチウムイオン電池の約2.5倍となる。まず再生可能エネルギー向け蓄電池としての利用を目指し、将来は電気自動車(EV)での採用も狙う。実用化すれば脱炭素に欠かせない高性能電池の安定生産につながる。 EVが採用するリチウムイオン電池や太陽光発電所に使う蓄電池はコバルトやリチウムなどのレアメ
レアメタル不要の電池、日本製紙が開発へ 容量も2.5倍
総合商社がスタートアップとの協業を急いでいる。新型コロナウイルス禍ではビジネスの前提が変貌し新しい技術や発想が一段と求められる。商社進化論の第7部は商社各社がスタートアップと新ビジネスに挑む姿からコロナ後の世界を読み解く。初回は蓄電池など生活消費分野で従来の事業モデルからの転換に挑む伊藤忠商事を追う。 「一般家庭でもそんなことができるのか」。2021年3月、伊藤忠商事の発表に電力業界は騒然とした
伊藤忠、脱炭素でスタートアップ連携 AI管理の蓄電池
電池用材料開発のLEシステム(福岡県久留米市)は「レドックスフロー電池」と呼ばれる、長寿命で安全性が高い蓄電池の電解液を量産する。原料が希少で高価なことが課題だったが、産業廃棄物から安価に原料を回収する技術を開発。福島県に8月にも新工場を建設し、年内に稼働する。再生可能エネルギー向け蓄電池用として国内メーカーに販売するほか、欧州企業への技術供与を目指す。 レドックスフロー電池はバナジウムなどのイ
LEシステム、長寿命・安全な蓄電池の電解液量産 福島で