コラム

障害者の社会参画が進まぬ日本 必要なものは?

10月、アフリカのウガンダから日本に来た友人は、どこに行ってもきれいに舗装された道路や歩道を見て目を輝かせていた。「こんなにスムーズな地面だったら、松葉杖でつまずく心配も減るし、車いすに乗った人も自由にどこにでもいける。障害があっても可能性が広がっていいわね」 同じ時期、2週間東京に滞在したアメリカ人は、違う感想を持っていた。「東京には障害のある人って生活していないの?」。観光地以外にも積極的に
ハード面の障壁は少なくなっている(駅構内の点字ブロック)
障害者の社会参画が進まぬ日本 必要なものは?

WADAによる厳罰? 実は手ぬるいロシア処分

世界反ドーピング機関(WADA)がロシア選手団を五輪・パラリンピックや各競技の世界選手権などの主要大会から4年間除外する処分を決めた。厳罰が下されたとする見方が広がっているが、はたして本当にそうだろうか。 ロシアの全面的な排除は避け、潔白と認められたロシア選手は個人の資格で参加が許される。実際には国としての出場や国旗、国歌の使用を禁じた2018年平昌大会とまるで変わりはない。 16年リオデジャネ
2018年の平昌冬季五輪の開会式でドーピング問題により五輪旗を先頭に入場行進する、個人資格で参加したロシア選手たち=共同
WADAによる厳罰? 実は手ぬるいロシア処分

バド奥原の努力する才能 五輪への強い思い

今年もバドミントンの全日本総合選手権を取材した。圧倒的な成績を続ける男子シングルスの桃田賢斗のプレー、世界選手権決勝の再現となった女子ダブルスの永原・松本組と福島・広田組の対決など見どころは多かったが、最も印象に残ったのは女子シングルスで優勝した奥原希望(24、太陽ホールディングス)の東京五輪で金メダルという目標に向けた真っすぐな姿勢だった。 奥原は五輪への強い思いをまったく隠さない。「私の目標
奥原は五輪への強い思いをまったく隠さない=共同
バド奥原の努力する才能 五輪への強い思い

中高生7万人プレー ハンドボールのビジネス価値

スポーツ庁と日本ハンドボール協会がコラボしてスポーツを使った新しいビジネスの立ち上げを目指している。ハンドボールの現場(試合、選手、競技施設など)で展開するサービス・商品のアイデアを企業から募集、優れた提案の事業化に取り組む。11月22日と23日に東京・渋谷で、提案されたアイデアを選考するイベントを開催した。 スタートアップ企業を中心に約50のアイデアが寄せられた。渋谷のイベントでは書類審査をパ
ハンドボールの登録競技者は約10万人。そのうち7万人以上を中学生と高校生が占める=共同
中高生7万人プレー ハンドボールのビジネス価値

札幌変更「仕方ない」 スポーツ界でお人よしの日本

東京五輪のマラソンと競歩が札幌で開催されることになりました。国際オリンピック委員会(IOC)が突然、会場変更を言い出し、問答無用で決めてしまいました。その強引な態度に怒りや反発を感じる人も多いでしょう。ただ米スポーツブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店、ドームで社長を務める安田秀一氏は、その経緯を「仕方ないよ」と話します。スポーツビジネスに詳しい同氏が日本スポーツ界の現状に斬り込みます。
酷暑のドーハで開かれた世界陸上では途中棄権者が続出した(男子20キロ競歩でゴールした選手たち)=ロイター
札幌変更「仕方ない」 スポーツ界でお人よしの日本

ロシアの五輪参加に暗雲、ドーピング疑惑再び

深刻化するドーピングが東京五輪・パラリンピックに暗い影を落としている。世界反ドーピング機関(WADA)はロシアへの新たな処分案を12月9日に審議すると発表した。処分が下れば2016年リオデジャネイロ大会と同様、ロシアの参加の可否が議論されることになりそうだ。 ロシアの国ぐるみの組織的ドーピング疑惑では、15年にWADAがロシア反ドーピング機関(RUSADA)を「不適格組織」と認定。国際オリンピッ
7月の競泳の世界選手権では、ドーピング疑惑にある孫楊(中国、左から2人目)と表彰式で並ぶのを拒否した選手もいた。=AP
ロシアの五輪参加に暗雲、ドーピング疑惑再び

テレビ中継活況、その陰で…スポーツ商業主義の功罪

スポーツの取材を長く続けてきたが、最近のテレビのスポーツ中継の多さには驚かされる。現在は野球のプレミア12が開催中。10日までは卓球のワールドカップ、7日にはボクシングの井上尚弥対ノニト・ドネアの世紀の対決もあった。 今夏以降をふり返っても、ラグビーのワールドカップ(W杯)に柔道や陸上、体操の世界選手権などが次々と地上波で楽しめた。いつもの野球やJリーグ、ゴルフや大相撲もあるし、ネット等の有料配
テレビ中継活況、その陰で…スポーツ商業主義の功罪

マラソン・競歩の札幌開催 IOC、強権発動の背景

東京五輪のマラソンと競歩の開催地が約800キロメートル離れた札幌に変更された。東京の酷暑を心配した国際オリンピック委員会(IOC)が決定したもので、事前に東京都への相談はいっさいなかった。小池百合子都知事は変更に最後まで納得しなかったが、「権限を持つIOCの決定を妨げることはしない」として従った。 五輪の競技施設や競技スケジュールについては、開催地がその国・地域の五輪委員会(NOC)などと協力し
マラソン・競歩の札幌開催 IOC、強権発動の背景

もう1つのラグビーに考える パラ競技普及への課題

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が世界をわかせていた10月中旬。もう一つのラグビー、車いすラグビーの国際大会「ワールドチャレンジ」が東京体育館で開催され、世界の強豪8カ国が熱戦を繰り広げた。5日間の大会で、来場者数は3万5700人。国内のパラスポーツ大会の史上最高を記録したそうだ。 平日、会場には東京都の招待で応援に駆けつけた小中高の子どもたちの姿が目立った。葛飾区から、バスで1時間かけ
「ワールドチャレンジ」は車いすラグビーのファンを増やした=共同
もう1つのラグビーに考える パラ競技普及への課題

追加経費・安全…札幌開催、責任は誰が取る

東京五輪のマラソンと競歩が札幌で開催されることが正式に決まった。レース当日に札幌が確実に東京より涼しくなるとは限らないが、選手や観客、ボランティアの健康を考慮すれば条件は良くなった。だが、安全についてはリスクがむしろ高まったと感じている。 国際オリンピック委員会(IOC)と東京都、大会組織委員会、政府の4者協議では、札幌への変更に伴う経費の負担を都が負わないことを合意し、どこが負担するかは先送り
追加経費・安全…札幌開催、責任は誰が取る

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