北島康介 五輪のミカタ

競泳選考会に見た延期の重み 選手それぞれの1年

ゴルフ松山英樹のマスターズ優勝など、現場からの明るいニュースが増えてきた。競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた4月上旬の日本選手権もそんな一つだったと思う。 まずは池江璃花子の4冠。4種目以上勝ったのは彼女だけだ。応援を力に変えられるタイプだが、病気からの復活途上で自分と向き合っている現状でも、応援をプレッシャーに感じずにいられるだろうか? 大会前のそんな懸念を一蹴、タイムはともかく、「五輪も(いい
競泳選考会に見た延期の重み 選手それぞれの1年

ネガティブをポジティブに 雰囲気を変える選手の力

橋本聖子さんが東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長に就いて1カ月余り、少しずつポジティブな話題が増え、開催へ士気が高まってきていると感じる。 新型コロナウイルス禍に襲われたこの1年、日本国内は決して五輪に前向きなムードだったとは言えない。その舞台を目指すアスリートたちも肩身の狭い思いをしてきたのではないか。ただ、プレーしたいのが選手の本音だ。選手は勝負、特に五輪特有の体も心もヒリヒリする瞬間
ネガティブをポジティブに 雰囲気を変える選手の力

緊急事態宣言下での大会開催、無観客でも収穫や発見

2015年に始めた「KOSUKE KITAJIMA CUP」を今年初めて、東京都水泳協会会長として迎えた。昨夏から新型コロナウイルス禍でも地道に大会を開き続けてきたおかげで、緊急事態宣言下でも無事全日程を消化。無観客開催となったが、選手も前向きで収穫は多かった。 都水協のガイドラインはエントリー数上限を1200人に設定し、1度に会場に入れる人数を競技役員を含め1000人に抑えた。会場の辰巳国際水
緊急事態宣言下での大会開催、無観客でも収穫や発見

欧州で大会参戦 勇気づけられたコロナ下の開催

新設された競泳大会「インターナショナル・スイミング・リーグ(ISL)」に参戦する「東京フロッグキングス」のゼネラルマネジャー(GM)として、ブダペストに1カ月ほど滞在した。 高額賞金がかかったISLは2019年にスタートし、世界的な選手の75%以上が参加する。国際水泳連盟でなく独自の団体の運営で、今年は約30選手ずつ10チームに分かれて出場。各レースの順位ごとにポイントが与えられ、チーム得点で勝
ISLは世界中から300人以上のトップスイマーが集った。北島GM率いる東京フロッグキングスも参戦(C)ISL
欧州で大会参戦 勇気づけられたコロナ下の開催

とにかくプレーの機会を ウィズコロナの競技再開

本当なら今ごろは五輪もパラリンピックも終わっていたはずだった。アスリートは基本、五輪にピークが合うように練習し、人生設計も五輪周期で考える。計画通りに調整していた選手の衝撃ははかり知れないし、来年を待たずに引退を選択した選手もいる。 1年先の開催もあやしく感じる空気もあったが、最近になって「来年やる」という関係者の声が聞かれるようになった。でも、まだ漠然としている。聞きたいのは「こうすればできる
 東京都水泳協会の会長として8月に新型コロナウイルス感染症対策の講習を実施。その後、大会を再開させた=共同
とにかくプレーの機会を ウィズコロナの競技再開

「想定外」でもやること同じ むしろ高まる集中力

新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントも次々と中止や延期、または無観客での開催となっている。「損失何十億」という話を聞くと、スポーツは思っていた以上に僕たちの生活に根付いていたのだなと思う。 無観客で開催されている大相撲をテレビで見ていると、力士から放たれるオーラがいつもより薄い気がする。選手、特にプロは「見られてナンボ」だ。格闘技や球技は歓声、手拍子などがあって初めて、あの独特の空気
無観客開催の大相撲。テレビで見ていると、力士から放たれるオーラがいつもより薄い気がする=共同
「想定外」でもやること同じ むしろ高まる集中力
東京オリンピック
開幕まであと 70
東京パラリンピック
開幕まであと 102