日経平均一時700円高 荒れる相場は「三寒四温」 株式 3月1日 1日午前の日経平均株価は前週末に比べ655円高、上げ幅は一時700円を超え大幅反発となった。先週末は一日で1200円強下落したが、米国の金利上昇に歯止めがかかったことで、早速その半分程度を取り戻した。季節の変わり目の気温のような振れ幅の大きさは、相場の局面の移り変わりを示唆しているのかもしれない。 この日は朝方から株価指数先物が高く推移し、現物株も買い優勢で取引が始まった。米国の金利上昇一服を受 日経平均一時700円高 荒れる相場は「三寒四温」
日経平均2万9000円割れ 長期マネーに逆回転リスク 株式 2月26日 26日の東京株式市場で日経平均株価が急落し、終値は前日比1202円安の2万8966円と2月5日以来の低水準となった。米国の長期金利の上昇(債券価格の下落)が、低金利環境の継続を前提に株高の波に乗ってきた株式投資家を揺さぶった格好だ。一時的な変動との見方もあるが、一部の市場参加者は債券安によって年金基金など長期投資家が株から債券に資金を移す「リバランス」を誘発するリスクも意識した。 「朝方はグロー 日経平均2万9000円割れ 長期マネーに逆回転リスク
三井物産が13年ぶり高値 景気期待、日本株と資源の交差点 コラム 株式 2月25日更新 25日の東京株式市場で日経平均株価は一時前日比500円高まで反発した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を受け、金融市場では景気回復が続き、インフレも進むと意識されている。こうした中で、世界の株式でも景気に連動して上昇しやすい日本株や、コモディティー(商品)への注目は特に高まっている。この日は日本株買いと、資源買いのストーリーが重なる三井物産株が約13年ぶりの高値を付けた。 25 三井物産が13年ぶり高値 景気期待、日本株と資源の交差点
日銀がETF買い抑制? 懸念が生む日本株伸び悩み 株式 2月22日 2010年以降、日本株を支えてきた日銀の上場投資信託(ETF)に変化の兆しが現れている。前週18~19日には従来なら買い入れていたタイミングにもかかわらず日銀は買いに動かなかった。日銀が日本株を「割高」と判断したとの警戒感も浮上し、日本株の上値を抑えているようだ。 22日の東京市場で日経平均株価は232円(0.78%)高の3万250円で午前の取引を終えた。一時は上げ幅が400円を超えて3万458 日銀がETF買い抑制? 懸念が生む日本株伸び悩み
日経平均3万円の攻防 強気派「値固めへスピード調整」 株式 2月19日 19日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、3万円を割り込んだ。下げ幅は一時300円を超え、午前終値は2万9947円。2月に入り2000円超上昇してスピードの速さが指摘されるなかで、調整色を強めている。もっとも、相場の基調は底堅いとして、2週間前に到達したばかりの2万9000円を下値メドとみる市場関係者は多い。 19日は直近で回復基調にあった自動車株や旅客関連株を中心に売りが広がった。前日の米株 日経平均3万円の攻防 強気派「値固めへスピード調整」
3万9000円の日経平均オプション、取引成立 最高値越え コラム 株式 2月18日 18日の大阪取引所では、日経平均オプション取引に市場関係者の注目が集まった。この日、新たに追加された3万9000円の権利行使価格(3月限)で、コール(買う権利)の売買が成立したのだ。1989年末の最高値(3万8915円)を上回る水準の取引となり、市場に驚きが広がった。 午前9時8分と9時11分、午後1時5分にオプション価格1円で合計117枚成立した。金額は11万7000円とわずかだ。清算日の3月 3万9000円の日経平均オプション、取引成立 最高値越え
米金利上昇が試す3万円の持続力 債券「タントラム」に警戒 株式 2月17日更新 3万円を回復した日経平均株価の持続力を試す最初の試金石となりそうなのが米金利の急上昇だ。米10年物国債利回りは16日に1年ぶりの高さとなる1.3%台を付けた。新型コロナウイルスの感染拡大下で世界的な株高をもたらしてきたのが金融緩和による低金利だ。金利の反転上昇が続くなか、株式市場では債券の「タントラム(かんしゃく)」への警戒感が強まりつつある。 「予想以上のピッチだ」。三菱UFJモルガン・スタン 米金利上昇が試す3万円の持続力 債券「タントラム」に警戒
強気派の背中押す"GO BIG" 「過熱覚悟」の株買いも 株式 2月16日 株式市場で日経平均株価が一本調子の上昇を続けている。前日の15日には30年半ぶりに大台の3万円に乗せ、16日は達成感から利益確定売りが出てもおかしくない場面だが、この日も日経平均の上げ幅は一時500円を超えた。株以外でも、銅や原油などの商品価格が上昇し、外国為替市場では円が対ドルや対ユーロで売られるなど「リスクオン」の様相が強まっている。過熱への指摘は根強いものの、投資家には政府や中央銀行の新型 強気派の背中押す"GO BIG" 「過熱覚悟」の株買いも
三菱自株が急騰 国内勢の売り手不在、株高誘う コラム 株式 2月10日 日経平均株価は2月に大幅高となり、30年半ぶりの3万円台を目前にしている。海外投資家の積極的な日本株買いがけん引する一方で、国内の機関投資家の利益確定売りが乏しいことが株高を招きやすくなっている。足元で上昇が目立つ自動車株など景気に連動しやすい割安株について、国内の機関投資家はリスク回避で持ち高をそもそも落としているうえ、先高観の強さから持ち高をこれ以上減らしにくくなっているためだ。 10日午前 三菱自株が急騰 国内勢の売り手不在、株高誘う
日経平均2万9000円、業績相場へ移行期待 素材株に買い 株式 2月8日 8日午前の東京株式市場で日経平均株価は2万9000円を超え、約30年半ぶりの高値を付けた。世界で景気回復への確信度が高まっており、企業業績の回復が相場を裏打ちする「業績相場」に移行するとの期待が強まり始めている。 日経平均は8日午前の寄り付き後に急速に上げ幅を拡大し、11時台には一時600円超高となった。短期目線で売買するCTAやマクロ系のヘッジファンドなどが先物を買い入れて相場の動きに追随した 日経平均2万9000円、業績相場へ移行期待 素材株に買い