内田洋行の23年7月期、純利益18%増 ソフト好調 企業決算 企業業績・財務 6月5日 内田洋行は5日、2023年7月期の連結純利益が前期比18%増の53億円になる見通しだと発表した。従来予想を5億円上回る。企業向けソフトのライセンスやオフィス家具の販売が引き続き好調に推移。教育機関向けのICT(情報通信技術)事業での受注なども増える。社員の待遇改善などによる人件費の負担を吸収し、利益が伸びる。 売上高は9%増の2420億円となる見込みで、従来予想から60億円上方修正した。 同日発 内田洋行の23年7月期、純利益18%増 ソフト好調
泉州電業の23年10月期、純利益57億円に 企業決算 企業業績・財務 関西 6月5日 電線商社の泉州電業は5日、2023年10月期の連結純利益が前期比7%増の57億円になる見通しだと発表した。従来予想を2億円上回る。半導体製造装置向けの電線の販売が好調なことに加えて、自動車生産の回復も収益を押し上げる。年間配当は100円と従来予想から20円引き上げた。22年11月に実施した株式分割を考慮すると、年間で実質増配となる。 売上高は8%増の1230億円となる見通し。新型コロナウイルス禍 泉州電業の23年10月期、純利益57億円に
エイケン工業、純利益64%減に下方修正 23年10月期 企業決算 静岡 中部 企業業績・財務 6月5日 自動車用フィルター製造のエイケン工業は5日、2023年10月期の税引き利益が前期比64%減の9800万円になる見通しだと発表した。従来予想の2億5800万円から6割の下方修正となる。 主力のフィルターが新型コロナウイルス感染拡大での需要増の反動で国内外とも落ち込み、鋼材やゴムなどの原材料やエネルギー価格の高騰も利益を圧迫する。単独売上高は3%減の67億円を見込み、従来予想の71億円から4億円下振 エイケン工業、純利益64%減に下方修正 23年10月期
ミツカン売上高15%増 23年2月期、北米事業が好調 企業決算 中部 サービス・食品 6月5日 ミツカングループは5日、2023年2月期の決算を公表した。グループ合算の売上高は前の期比15%増の2700億円だった。円安も寄与し、北米事業が同38%増の1400億円と大きく伸びた。主力のパスタソースが好調だった。日本・アジア事業は調味料が苦戦し、5%減の1125億円だった。グループ売上高合計に占める海外の比率は前の期から9ポイント増え、59%になった。 経常利益は前の期比36%減の46億円だっ ミツカン売上高15%増 23年2月期、北米事業が好調
アインHD、純利益11%減の82億円 24年4月期人件費増 企業決算 企業業績・財務 北海道 小売り・外食 6月2日 アインホールディングス(HD)は2日、2024年4月期の連結純利益が前期比11%減の82億円になる見通しだと発表した。物価上昇に対応し従業員の給与を引き上げるほか、店舗で使う電気代が増えることも収益を圧迫する。 売上高は3750億円と5%増える。薬局事業は50店、リテール事業はドラッグストア「アインズ&トルぺ」12店をそれぞれ出店する計画だ。24年4月末時点の店舗数は薬局事業が1249店 アインHD、純利益11%減の82億円 24年4月期人件費増
東電HD、かりそめの黒字 お金も電気も足らない 記者の目 企業決算 企業業績・財務 株式 6月2日 東京電力ホールディングス(HD)の2024年3月期の経常損益は前期の2853億円の赤字から黒字転換し、大幅に改善しそうだ。アナリスト予想の平均(QUICKコンセンサス)は同1900億円超に上る。要因は6月からの値上げや燃料費高の一服などで、本業の稼ぐ力は戻っておらず、現金流出は止まらない。原子力発電の再稼働に時間がかかれば、事業の再編論も現実味を帯びてくる。 国が家庭向け規制料金の値上げを了承し 東電HD、かりそめの黒字 お金も電気も足らない
伊藤園の24年4月期、純利益5%増 値上げや海外復調で 企業決算 企業業績・財務 株式 サービス・食品 6月1日 伊藤園は1日、2024年4月期の連結純利益が前期比5%増の135億円になりそうだと発表した。値上げで主力の茶系飲料などの販売数量は減少するものの、経済再開で客足が戻るタリーズコーヒー事業が伸びる。前期に赤字だった海外事業も、原料市況が落ち着くとみて黒字転換を見込む。業績回復を受け、年間配当は前期比2円増の42円とする。 売上高は2%増の4400億円を見込む。22年以降、野菜飲料やペットボトル飲料 伊藤園の24年4月期、純利益5%増 値上げや海外復調で
川崎信用金庫、37%増益 23年3月期 住宅ローン好調 企業決算 地域金融 神奈川 関東 6月1日 川崎信用金庫(川崎市)が1日発表した2023年3月期の単独決算は、本業の利益を示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)が前の期比37%増の64億円となった。増益は6期連続。最終的な利益を示す税引き利益は37%増の45億円だった。 住宅ローン融資が好調で資金運用収益にとどまらず、融資時の手数料収入で役務取引等収益も伸ばした。全体の業務収益は5%増の271億円となった。勘定系システムの償却負担減少 川崎信用金庫、37%増益 23年3月期 住宅ローン好調
菱洋エレクの24年1月期、純利益2.5倍 創業以来最高 企業決算 企業業績・財務 エレクトロニクス 5月31日 菱洋エレクトロは31日、2024年1月期の連結純利益が前期比2.5倍の75億円になる見通しだと発表した。従来予想を20億円上回り、1961年の創業以来最高となる。年間配当は前期比50円増の160円と従来予想から40円引き上げた。 3月に同業のリョーサンを持ち分法適用会社にしたことが利益を押し上げる。31億円と見込んでいた負ののれん発生益が42億円になったほか未定だった持ち分法投資利益を7億円と見 菱洋エレクの24年1月期、純利益2.5倍 創業以来最高
東邦HD、CBで220億円調達 60億円を自社株買いに 企業業績・財務 株式 ヘルスケア 5月31日 東邦ホールディングスは31日、ユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行し約220億円を調達すると発表した。調達資金のうち100億円を6月に満期を迎えるCBの償還に、約60億円を物流センターへの最先端技術の導入など設備投資に、約60億円を自社株買いに充てる。金利負担のないゼロクーポン債としつつ、自社株買いでCB発行に伴う株価への影響を抑える。 CBの払込期日は6月16日(ロンドン時間 東邦HD、CBで220億円調達 60億円を自社株買いに