海外REITの1年リターン 円安で軒並み20%超え コラム 6月30日 物価上昇に強いといわれる不動産を投資対象とする不動産投資信託(REIT)。海外REITは為替差益も期待できるため、国内REITより人気が高い。過去1年の海外REITの運用成績を調べた。 10位の投信でも20%を超える上昇率。REITの価格上昇に加え円安による為替差益がプラスされたのが背景にある。米国のREITだけを投資対象としている投信が過半を占める。グローバルタイプは10位の「次世代REITオ 海外REITの1年リターン 円安で軒並み20%超え
グロース銘柄の株価上昇率 首位はハナツアーJ コラム 6月29日 米国の金融引き締めによる景気減速懸念から、東証マザーズ指数は6月中旬に2年2カ月ぶりの安値を記録した。選別が強まる中で株価が上昇しているのはどんな銘柄か。東証グロース市場で時価総額100億円以上の企業を対象に、昨年末比の株価上昇率を調べたところ、首位はHANATOUR JAPAN(ハナツアージャパン)だった。 ハナツアーは訪日外国人客(インバウンド)向けの団体パッケージツアーなどを手掛ける。政府 グロース銘柄の株価上昇率 首位はハナツアーJ
スイスフラン、対ドルで堅調 「脱マイナス金利」に期待 コラム 6月28日 スイスフランが対米ドルで堅調だ。スイス国立銀行(中央銀行)の予想外の利上げをきっかけに、対ドルでは1ドル=1フランの等価(パリティ)から0.96フラン前後まで水準を切り上げている。「脱マイナス金利政策」の期待もフラン高を後押ししている。 スイス中銀は16日、インフレ抑制を優先するために政策金利を従来のマイナス0.75%からマイナス0.25%に引き上げると決めた。市場予想に反して約15年ぶりの利上 スイスフラン、対ドルで堅調 「脱マイナス金利」に期待
積み立て投資のリターン 10年で資産倍増も コラム 6月23日 積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)に利用できる投資信託を対象に、過去10年間の積み立てリターンでランキングしたところ、成績上位の投信では評価額が元本の2倍になった。複数の資産に分散投資する「バランス型」でも1.5倍超の成果を上げた。 つみたてNISAは2018年のスタートで、バックテストの意味合いがある。投資対象別にみると、リターンは海外株、日本株、バランス型の順に高かった。全体 積み立て投資のリターン 10年で資産倍増も
欧州利上げ予告後の上昇率 食品・セメント、値上げ奏功 国内株概況 コラム 株式 6月22日 欧州中央銀行(ECB)が6月9日に11年ぶり利上げを予告した後、日本株は大幅に下落した。9日午後に一時2万8389円と5カ月ぶり水準に上げた日経平均株価は、20日終値は2万5771円と9%下落。一方でこの間に株価が上昇した銘柄を見ると、食品など値上げに踏み切った企業が上位に並ぶ。 20日時点で時価総額1000億円以上の企業をランキングした。首位はマルハニチロ。8月1日の納品分から、家庭用の冷凍食 欧州利上げ予告後の上昇率 食品・セメント、値上げ奏功
豪ドル、対米ドルの軟調続く 鉄鉱石価格伸び悩む コラム 6月21日 オーストラリア(豪)ドルが米ドルに対し軟調に推移している。6月半ばに1カ月ぶりの安値となる1豪ドル=0.68米ドル台を記録、その後も戻りは鈍い。最大の貿易相手国、中国の経済が見通せない中、主要輸出品の鉄鉱石価格は伸び悩んでいる。米連邦準備理事会(FRB)の利上げによる米ドルの上昇基調も上値を重くしている。 豪州は液化天然ガスと石炭の輸出国でもあるが、ロシアのウクライナ侵攻を受けたエネルギー高は豪 豪ドル、対米ドルの軟調続く 鉄鉱石価格伸び悩む
海外株投信の6カ月リターン シェール関連が上位 コラム 6月16日 海外株式で運用する投資信託を対象に6カ月リターンをランキングした。上位はエネルギーやインフラ関連が目立った。 1位はキャピタルアセットマネジメントが運用する「世界シェールガス株ファンド」で6カ月リターンは69.2%だった。ロシアによるウクライナ侵攻を受け石油や天然ガスなどエネルギー価格が高騰し、代替として米国産シェールオイル・ガスへの期待が高まった。シェール関連は2位と6位にも入った。 3位はカ 海外株投信の6カ月リターン シェール関連が上位
水際対策緩和表明後の株価上昇銘柄 航空関連業種が上位 コラム 6月15日 政府が訪日外国人客の受け入れを再開した。岸田文雄首相が新型コロナウイルスの水際対策を緩和すると表明後、初の取引となった5月6日以降、どんな銘柄の株価が上昇したのか。東証プライム上場で時価総額1000億円以上の企業を対象に調べると、上位には航空や体験型消費に絡んだ業種が目立った。 上昇率首位は大阪チタニウムテクノロジーズ。航空機部品などに使われる前の中間製品であるスポンジチタンを製造している。移動 水際対策緩和表明後の株価上昇銘柄 航空関連業種が上位
人民元の下げ一服 中国景気、不安が後退 コラム 6月14日 人民元の対米ドルでの下げが一服している。中国の上海外国為替市場では5月中旬に一時1ドル=6.81元台半ばと約1年7カ月ぶりの安値を付けたが、直近では6.7元台前半まで戻した。中国の主要都市で新型コロナウイルス対応の行動規制が緩和され、中国当局が相次いで景気下支え策を打ち出している。中国景気の先行き不安が後退し、元買い・ドル売りが進んだ。 市場では元の先高観がある。光大証券国際は2022年下期、景 人民元の下げ一服 中国景気、不安が後退
投資信託、つみたてNISA対象人気 過去3カ月の資金流入 コラム 投資信託 6月9日 2022年の金融市場は、米金融引き締めの加速やインフレ懸念に加え、ロシアのウクライナ侵攻でさらに先行き不透明感が増した。市場リスクが高まるなかで、どのようなファンドに資金が集まっているのか。5月末までの直近3カ月間の資金流出入をランキングした。 流入額の首位は三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。米国のS&P500種株価指数への連動を目指 投資信託、つみたてNISA対象人気 過去3カ月の資金流入