482万人動員した経験を自信に プロ野球、今季に挑む 新型コロナ コラム プロ野球 1月27日 プロ野球の12球団が一斉に本格始動する2月1日のキャンプイン。球春到来を告げる風物詩も、今年は大きく風景が変わる。宮崎と沖縄が県独自の緊急事態宣言を出したこともあり、ファンのいない無観客でのスタートが決まった。 シーズン前の一大行事が新型コロナウイルス感染の大波の影響を受け、西武の辻発彦監督は「シーズン以上に肉体的にもきつい練習を重ねるなか、ファンの声援があると選手の力にもなる。さみしい思い」と 482万人動員した経験を自信に プロ野球、今季に挑む
社会人野球でも科学的データ 新たな視点、指導に生かす コラム プロ野球 12月25日 社会人野球で、投球の回転数や打球の速度などのデータを明示し、選手個々の課題発見やレベルアップに役立てようとする試みが始まっている。米大リーグなど海外の野球界は、データを科学的に分析する手法にたけている。プロ野球をはじめ日本球界を支える大きな存在でもある社会人野球がこの分野に力を入れることで、球界全体を底上げしたいとの思いが関係者にはある。 都市対抗で「投球回転数」「打球角度」など表示 12月3日 社会人野球でも科学的データ 新たな視点、指導に生かす
進化求め続けた剛球右腕 プロ野球・五十嵐亮太 プロ野球 12月14日 目いっぱい振り下ろした右腕の勢いに、体全体が持っていかれるかのような投球フォーム。2004年6月3日、ヤクルト・五十嵐亮太が投じた1球は当時の日本球界最速タイの158キロをたたき出した。 「思いっきり投げてた。(いま見れば)こんな投げ方で体が持つのかなってくらいに」。元来の鉄砲肩と「誰にも負けない」という練習量で培った剛速球。試合終盤のマウンドを牛耳った。 日本最速の称号を手にしたが、常に考えて 進化求め続けた剛球右腕 プロ野球・五十嵐亮太
野球を変えたJFK 引退決めた阪神・藤川の功績 9月5日 今季限りでの引退を決めた、日米通算245セーブを誇る阪神・藤川球児(40)は野球の継投を変えた。ジェフ・ウィリアムス、久保田智之と形成した救援トリオ「JFK」の中核を担い、一時期は9イニング制の野球を事実上、六回までの競技にした。クローザーをチームのエースと遜色のない地位に引き上げて投手分業制を加速させ、現代野球の戦術や新たな価値観の形成に多大な影響を与えた。 「甲子園では野球は六回で終わり。J 野球を変えたJFK 引退決めた阪神・藤川の功績
「六甲おろし」歌えない コロナと共生する野球観戦 6月26日 プロ野球が7月10日から観客を動員するのを前に、阪神が6月23日に甲子園球場でのオリックスとの2軍戦で、ファンクラブ会員228人を試験的に入れた。ジェット風船を飛ばすことも、六甲おろしを口ずさむことも、鳴り物主導で大観衆が一体となって応援することもできない一方、静寂の甲子園に響く球音に耳を傾ける新たな楽しみ方を発見したファンも多かったよう。新型コロナウイルスと共生可能な観戦スタイルはどんな形にな 「六甲おろし」歌えない コロナと共生する野球観戦
広島が12球団最強? 堅実経営で非常時の耐性トップ 新型コロナ 4月22日 新型コロナウイルスの感染拡大でプロ野球の開幕は6月以降にずれ込むことになった。見込んでいた売り上げが立たない一方、選手年俸など支出の続く現状は球団経営に深刻な影を落とす。経営に関わる数字は多くがベールに包まれているが、会社法により官報などでの開示が義務付けられている貸借対照表は巨人と中日を除く10球団が公表している。非常時における各チームの耐性を探った。 ■プロ野球は現金商売 球団経営に関する著書 広島が12球団最強? 堅実経営で非常時の耐性トップ
昭和のエース・金田正一さん 繊細なるマウンドの大将 10月7日 400勝投手、金田正一さん(国鉄=現ヤクルト、巨人)の死去を受け、ソフトバンク球団の王貞治会長は巨人に入って初めて対戦したときの印象を「別格以上の、それこそ大別格の投手だと感じました」と語った。「大別格」でありえた理由は理想的なフォームと、豪放磊落(らいらく)な振る舞いの陰にあった繊細さだろう。 長嶋茂雄さんのデビュー戦で4三振を奪ったときの動画を見ると、ゆったりしたワインドアップモーション、や 昭和のエース・金田正一さん 繊細なるマウンドの大将
なぜ個性派消えた? 権藤・野茂両氏が対談(後編) 3月28日 NOMOベースボールクラブを率い、独自の挑戦を続ける野茂英雄氏と、独特の視点の評論を展開する権藤博氏に、理想の監督像など、プロ野球や社会人野球への思いを語り合ってもらった。 なぜ個性派消えた? 権藤・野茂両氏が対談(後編)
プロらしさとは? 権藤・野茂両氏が対談(前編) 3月27日 NOMOベースボールクラブを率い、独自の挑戦を続ける野茂英雄氏と、独特の視点の評論を展開する権藤博氏に、理想の監督像など、プロ野球や社会人野球への思いを語り合ってもらった。 プロらしさとは? 権藤・野茂両氏が対談(前編)
プロ野球再編騒動 強まったファン重視 平成の30年 11月24日 1950年の2リーグ分立以来、プロ野球最大のピンチとなった2004年(平成16年)の球界再編騒動。危機は「見るスポーツ」の王者の地位に安住してきたプロ野球を変えた。 このまま行くと、4年後にはパ・リーグ全体で200億円以上、最悪の場合で450億円の赤字が出る――。1995年、年俸高騰などプロ野球の経営環境の悪化を案じたロッテ・重光昭夫オーナー代行が、独自に試算したリーグの行く末は暗たんたるものだ プロ野球再編騒動 強まったファン重視 平成の30年