分岐点で決める大切さ 偶然でなかった初ゴール コラム サッカー 12月23日 12月6日のグラナダ戦でスペイン1部リーグでの初ゴールを決めた。相手FKをクリアし、味方が敵陣に大きく蹴ったボールを全力で追いかけたら、相手のDFのクリアミスが足元に。GKが前に出てきているのが見え、右足のインサイドで丁寧に蹴ったループシュートがゴールへ吸い込まれた。多分、練習でも決めることは珍しい、僕にとっては難しいゴール。「ラッキー」と表現するしかない。 シュートを打つとき、いつでもゴールを 分岐点で決める大切さ 偶然でなかった初ゴール
スペインで結果残すために戦う 日本代表は「ご褒美」 10月28日 10月3日のエルチェ戦で左足太もも裏側を痛めた。34歳にして初の肉離れ。全治2週間と診断されたが、10日ほどして痛みは消え、練習に復帰できそうになった。が、少し負荷をかけると痛みが再発。こんな簡単に再発すること、さらなる痛みに怖さを感じた。 スペイン2部リーグで優勝、1部に昇格してスタートした今季。開幕前の準備期間は短かったけれど、僕のコンディションは非常に良い状態が続いていた。だから、少し油断 スペインで結果残すために戦う 日本代表は「ご褒美」
「圧」が違うスペイン1部 それでも「迷わない」 9月30日 スペイン1部リーグが開幕して3試合を戦った。2分け1敗の成績は昇格組なら評価されるだろう。3試合連続で先発し、うち2試合がフル出場の僕も悪くないスタートかもしれない。ただ、僕にゴールがない現実には納得していない。昨季のチーム内得点王であっても、地位は安泰というわけではないから。 1部でのプレーは2年ぶりで、いろいろな意味で「圧」の違いを感じる。初戦のビリャレアル戦(9月13日)は善戦したと言って 「圧」が違うスペイン1部 それでも「迷わない」
究極のサッカー小僧、ウッチーの魂を引き継ごう 9月2日 Jリーグ鹿島の内田篤人が8月23日のG大阪戦を最後に引退した。自分に厳しい人間が、最後までその姿勢を貫いた。彼らしいカッコいい終わり方だと思う。 学年は1つ下だが、ずっと僕は内田に嫉妬のようなものを感じていた。あのルックスもそうだし、鹿島で多くのタイトルを獲得し、ドイツのシャルケで欧州チャンピオンズリーグの4強に進出した実績も申し分ない。 「鹿島の選手か」 最初の印象はそれだった。強い鹿島が僕は 究極のサッカー小僧、ウッチーの魂を引き継ごう
昇格実現、新たな挑戦 「1部でもできる」証明したい 8月5日 僕が所属するスペインリーグ2部のウエスカは来季の1部昇格と、最終節に2部優勝も果たした。昇格や2桁得点など自分が掲げた目標に、たどり着いた安堵感と充実感が今はある。 Jリーグの清水時代、天皇杯やヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)の決勝で敗れ、タイトルを逃し続けた。FWとしての無力感、責任を果たせなかった悔いは僕の根底にずっと横たわっている。 2011年に欧州へ渡ってから毎シーズン、僕はた 昇格実現、新たな挑戦 「1部でもできる」証明したい
チームでの仕事に焦点 今やるべきことをやる 7月8日 僕が所属するスペイン2部のウエスカは過密日程とも悪戦苦闘中だ。特に6月29日のサラゴサ戦から7月19日の最終節までは中2日で7試合のハイペース。 再開後のウエスカは3勝2分け2敗(第38節終了時)。僕自身はその中で2ゴールしたが、再開直後は気持ちの切り替えができずにいた。中断前に2試合連続得点していたこともあり、1部昇格を果たすにはゴールという仕事にフォーカスすべきだと考えていた。初戦のマラガ戦 チームでの仕事に焦点 今やるべきことをやる
「試合」の目標がある幸せ プレーで気持ち伝える 6月10日 コロナ禍で中断していた練習が再開して約1カ月が過ぎた。フィジカルのメニューから始まり、グループ単位での練習、そして全体練習への移行。「サッカーができる幸せ」は、ずっと感じていることなので、それを新たに思うことはない。ただ、「試合」という目標がある幸せは強く感じている。目指すものがないまま、練習を積み重ねるだけの毎日は、やはりつらい。 6月12日のマラガ戦でリーグも再開する。不思議な縁に頬が緩む。 「試合」の目標がある幸せ プレーで気持ち伝える
考え悩むことは僕の日常 現実受け入れ、解決策模索 5月13日 サッカーのない2カ月間、僕は結構忙しい日々を過ごしていた。午前中に自主トレーニングをし、午後は休校中でオンライン学習をする子供たちの勉強を見る。家にいるという環境のせいか、2人の息子はなかなか集中できない。親がそばにいるだけでも随分と違う。その後、庭で一緒に遊び、体を動かす。 そして家事を手伝う。食器を洗い、掃除をしたり、料理を作ったり。自分にもできることがいろいろあると分かった。今までは「サッ 考え悩むことは僕の日常 現実受け入れ、解決策模索
プレーで届けられずとも…アスリートができること 4月1日 3月23日、サッカーのスペインリーグは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無期限延期を発表した。 3月12日に一度は2節分の延期を決めていたが、13日にサンチェス首相が国家非常事態を宣言、外出などが厳しく制限された。今はチームの練習も中止になっていて、コンディションを落とさないように自宅でできるトレーニングを続けている。休校中の子供たちも自宅学習の日々だ。 医薬品や食料など生活必需品の買い物 プレーで届けられずとも…アスリートができること
チームプレーかエゴか、FWで問い続ける 3月4日 2月8日、アウェーのジローナ戦。僕は54分から出場していた。退場者を出したウエスカは劣勢ではあったが、スコアは0-0だった。 前線で相手ボールを奪った僕は、すぐさま横にいた味方にボールを預ける。そして、リターンパスを受けられるように動き出した。しかし、パスが戻ってくることはなかった。「戻ってくるわけないよな。どうしてそのままボールを持って仕掛けなかったのか」と自分を責めた。 サッカーの試合ではセ チームプレーかエゴか、FWで問い続ける