欧州と日本をつなぐ サッカー文化を発展させたい サッカー コラム 6月15日 何のためにプレーするのか? サッカーがうまくなりたい、自分という存在を証明したい、目の前の勝負に勝ちたい……。僕を奮い立たせるモチベーションには様々なものがある。その一つに僕を通して欧州サッカーの基準を知ってもらうことで、日本サッカーの基準を高めたいという思いがある。 先日、スペインで指導者として活躍し、Jリーグの常勤理事も務めた佐伯夕利子さんと会う機会があった。そこで佐伯さんが「海外のサッカ 欧州と日本をつなぐ サッカー文化を発展させたい
サッカー選手としての意見を伝える 話し合いの重要性 サッカー コラム 5月18日 FCカルタヘナでのシーズンは2試合を残すのみ。一時、昇格プレーオフ圏内で奮闘したものの終盤の低迷で昇格の望みはすでに絶たれた。スペイン2部リーグ全22チーム中、予算的には20番前後といわれるカルタヘナだから、2試合を残して9位という成績も健闘したと思っている。 先日、クラブの会長とじっくり話をする機会があった。通訳として、友人が間に入ってくれたこともあり、有意義な時間を持てた。 カルタヘナはこれ サッカー選手としての意見を伝える 話し合いの重要性
「チームの部品」は卒業 個を極め4年後も欧州でプレー サッカー コラム 4月13日 「40歳のときにも、ヨーロッパでプレーしている」 これは4月16日に36歳の誕生日を迎える、今の僕の目標だ。 プロサッカー選手は年齢を重ねると「先が見えてきた」という感覚に陥る。引退までの残り時間が少ないと考えるのは、ごく自然なことだと思う。僕もそうだった。 けれど、スペイン2部リーグのFCカルタヘナで40歳のルベン・カストロというFWと同僚になったことで、考え方に変化が生まれた。 カナリア諸島 「チームの部品」は卒業 個を極め4年後も欧州でプレー
サッカー人生 突き抜けるため、時に自分のやり方を疑う サッカー コラム 3月16日 「自分の道はこれしかない」と肯定することで僕はサッカー人生を進んできた。そういうポジティブさがあったから、ここまで長く生き残れてきた。同時に「ここまで」であるのも確かだ。 だから、今は「あのときの判断とは別のやり方もあったんじゃないのか?」と考える。これは過去を否定することではなく、ましてや後悔でもない。自分のやり方を疑ってみるという感じだ。 今までの自分の価値観、やり方を肯定し続けると、動けな サッカー人生 突き抜けるため、時に自分のやり方を疑う
「新しい自分」探る やりたいサッカーに力を注ぐ サッカー コラム 2月9日 「FWとして勝負していきたい」とカルタヘナの監督に告げると、彼も僕の意志を理解してくれた。それから1カ月がたった。僕の起用に変化はない。 好調を維持するチームの1トップは今季既に15得点を挙げている40歳のルベン・カストロ。途中から入る僕のポジションはサイドMFだけれど、ゴールを強く意識し、できるだけ高い位置でFWの感覚でプレーしている。 こんなふうに自分のことに集中し、自分のためにサッカーがで 「新しい自分」探る やりたいサッカーに力を注ぐ
生粋のストライカー、「FWで競争する覚悟」己に問う サッカー コラム 1月12日 2022年1月5日、スペイン国王杯のバレンシア戦で久しぶりに先発した。58分の出場で7回しかボールに触れなかったが、FWとしてリスタートのつもりで挑んだ試合はとても楽しかった。 ここへ来て、カルタヘナはチームの形が固まり、リーグ戦4試合負けなし(1月5日時点)と調子が上がってきた。そんなチームで僕はトップ下の控えという立場だ。過去にもトップ下を務めたことはあるが、カルタヘナで求められているのはM 生粋のストライカー、「FWで競争する覚悟」己に問う
カタールW杯で仕事がしたい 自分を証明するために サッカー コラム 12月8日 ワールドカップ(W杯)カタール大会まで1年を切った。W杯は僕にとって夢であり、自分への評価や悔しさを覆せる場所だと考えている。自分を証明する大会という位置づけだ。 W杯のピッチに立つには日本代表に選ばれる必要がある。W杯で活躍できる選手の集団というのが僕の描く日本代表だ。 初めて日本代表に選ばれたとき、中村俊輔さんや長谷部誠さんなど既に欧州で活躍している選手たちは、経験談ではなく実際のプレーで海 カタールW杯で仕事がしたい 自分を証明するために
僕は何で勝負するのか 考え抜くという個の力 サッカー コラム 11月10日 もう少し、足が速かったら。相手DFをはがし、仕掛けてシュートを打てれば……。もっと、もっとと感じながら、毎日を過ごしている。今に始まったことじゃないけれど。 持ち合わせていない能力を埋める努力をしながら、所属チームの状況や戦術の中で自分にできることは何か、何をすればチームに貢献できるのかを模索し続けてきた。時には不本意なポジションで起用されることもある。守備に奔走するだけで試合が終わることもあっ 僕は何で勝負するのか 考え抜くという個の力
大切なのはゴール 新しいポジションを前向きに サッカー コラム 10月6日 カルタヘナに加入して1カ月が過ぎた。9月12日のオビエド戦で途中出場でデビューし、その後3試合は先発に選ばれている。 カルタヘナのエースストライカーとして君臨しているのが、ベティスなどで活躍したルベン・カストロだ。身長は僕と変わらない小柄な40歳。昨季19ゴールをマークして、カルタヘナの2部残留に貢献した。 ストライカーとして勝負したいと考え、チームもそう期待しての獲得だと思っていた僕は、そんな 大切なのはゴール 新しいポジションを前向きに
「ここからはい上がってこそ」 新天地で心躍る日々 サッカー コラム 9月8日 欧州の移籍市場が閉まる8月31日にスペイン2部のカルタヘナへの加入が決定した。僕自身、まだヨーロッパでやり残したことがある。もう一度はい上がり、自分の力を証明できる場所を与えてくれたクラブには感謝しかない。 昨季限りでウエスカとの契約を満了し、新天地を探していた。しかしコロナ禍の影響で予想以上にマーケットが冷え込み、移籍先探しは困難を極めた。 6月下旬に日本に帰国した僕は休むことなく、毎日トレー 「ここからはい上がってこそ」 新天地で心躍る日々