世界中からウッズへ 「奇跡をもう一度」の願い コラム ゴルフ 3月3日 男子ゴルフのタイガー・ウッズ(米国)が、米ロサンゼルスで交通事故を起こしたという一報を耳にしたとき、「これで、今年のマスターズ・トーナメントの出場は難しくなったな」と漠然と考えた。事故現場の写真を見たとき、血の気が引き、それが大きな間違いであることに気づく。 現場に駆けつけ、斧(おの)を使って、自力では外に出られなかったウッズをフロントガラスから助け出したという郡警察官は記者会見で、「命を落とさ 世界中からウッズへ 「奇跡をもう一度」の願い
型破りなゴルフで頭角 ニーマン、勝利に貪欲な理由 コラム ゴルフ 2月3日 ここ3年ほど男子ゴルフの勢力図は、世界ランキングを通して見たとき、それほど上位陣に明確な変化は感じられない。2018年のマスターズ・トーナメント直後(4月8日)のランキングでは、ダスティン・ジョンソンが1位で、2位がジャスティン・トーマス(ともに米国)。4位がジョン・ラーム(スペイン)で、7位がロリー・マキロイ(英国)という顔ぶれだった。現在はどうかといえば、1位にはジョンソンが変わらず君臨し、 型破りなゴルフで頭角 ニーマン、勝利に貪欲な理由
岐路に立つファウラー マスターズ出場も危うく コラム ゴルフ 1月6日 新型コロナ禍の1年を、屋外で、しかも接触の少ないスポーツの特性もあって、おそらくプロスポーツとしては最小限のダメージで切り抜けた米男子ゴルフツアー。 昨年の秋は昨シーズンと今シーズンの試合が複雑に入り組み、中断期間の日程消化に追われたが、今年は例年通りのスケジュールが組まれている。 さっそく7日には、ハワイ州マウイ島のカパルア・プランテーションコースで、年初恒例のセントリー・チャンピオンズの幕が 岐路に立つファウラー マスターズ出場も危うく
世界トップ20に40代は1人? ゴルファーは20代が主流に コラム 12月2日 新型コロナウイルスに翻弄された2020年もまもなく幕を閉じようとしている。米PGAツアーは3月半ばから約3カ月中断したが、今年も残すところあと1大会。最終的には37大会を消化する予定だ。 予定されていたのが48試合なので約77%ということになる。大幅なシーズン短縮を迫られた大リーグや、変則日程によって先シーズンの終了が遅れ、今季の開始にも影響が出ている米プロバスケットボールNBA、米プロホッケー 世界トップ20に40代は1人? ゴルファーは20代が主流に
コロナで遅れたマスターズ 困難乗り越えた証しに 11月4日 12日からおよそ7カ月遅れで今年のマスターズ・トーナメントが始まる。 男子ゴルフの米ツアーは6月にシーズンが再開されると、当初は選手、キャディーらに新型コロナウイルスの感染者が続出。不安な船出となったが、やがて感染対策への意識の高まりもあってか、フェデックス・カップ(プレーオフ)も全米オープンも無事に開催され、ニューノーマル(新常態)が定着した感がある。ただ、今回のマスターズ・トーナメントに関し コロナで遅れたマスターズ 困難乗り越えた証しに
男子ゴルフに世代交代の波 ベテランは経験で対抗 10月7日 前回も触れた世代交代の波が、ゴルフの世界ランキングにもはっきりと反映されるようになってきた。 8月、2度目のメジャー大会挑戦で全米プロ選手権を制したコリン・モリカワ(米国)は、最新のランキングで5位。初めての4大大会出場となった全米オープンで3日目を終えて首位に立つなど最終的に2位に入ったマシュー・ウルフ(米国)は18位となっている。 17カ月前まで、現在23歳のモリカワと21歳のウルフはそれぞ 男子ゴルフに世代交代の波 ベテランは経験で対抗
米男子ゴルフ、進む世代交代 ビッグネーム振るわず 9月2日 遠い将来、米男子ゴルフのツアー記録を調べていて、多くは2019~20年シーズンのところで手を止めるはずだ。なぜこのシーズンは、四大大会のうちマスターズ・トーナメント、全米オープン、全英オープンが行われず、20~21年シーズンにマスターズ・トーナメントと全米オープンがそれぞれ2度も行われているのかと。 さらに、米イリノイ州オリンピアフィールズで行われたプレーオフ2戦目のBMW選手権になぜ当時のトッ 米男子ゴルフ、進む世代交代 ビッグネーム振るわず
試合勘か体力温存か ウッズ、全米プロへの戦略 8月5日 米男子ゴルフはコロナ禍で大幅に予定が変更されたことから、今週、いよいよ今季最初のメジャー大会が行われる。以下のデータだけを切り取って判断するなら、この選手が全米プロ選手権(カリフォルニア州、TPCハーディングパーク)で勝つチャンスは少なそうだ。 ・2020年のラウンド数は12。ベストスコアは69。通算8オーバー。 ・18~19年シーズンの最後の6大会は予選落ちが2回、途中棄権が1回、トップ10は1回 試合勘か体力温存か ウッズ、全米プロへの戦略
現場にいる必要は…コロナでゴルフ取材も様変わり 7月1日 大リーグ、プロバスケットボールNBAの開幕や再開も決まり、新型コロナ禍でも徐々に米プロスポーツが開催に向けて動き出している。男子ゴルフの米ツアーは再開してすでに3大会が終了した。 ただ、早くも波乱含み。 ■棄権や出場取りやめ相次ぐ テキサス州のコロニアルCCで行われた最初の大会、チャールズシュワブ・チャレンジこそ、新型コロナウイルスの検査で陽性となった選手、関係者は一人もおらず順調な滑り出しとなっ 現場にいる必要は…コロナでゴルフ取材も様変わり
我が道貫くミケルソン まもなく50歳、情熱衰えず 6月3日 ライブスポーツに対する飢えを、象徴するようだった。 先日、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン(ともに米国)らによる新型コロナウイルス対策支援を目的としたチャリティーマッチが行われると、ケーブル局のゴルフ中継としては史上最多の平均580万人が視聴したという。チャリティーということはもちろん、公式戦ではない。しかし、役者がそろった。 ウッズ、ミケルソンというゴルフ界の2大スーパースターに加え、プロ 我が道貫くミケルソン まもなく50歳、情熱衰えず