高校野球、地方で代替大会相次ぐ 新たな形の模索も 6月24日 新型コロナウイルスの影響で高校野球の各大会が中止になるなか、代替大会を開催する動きが活発になってきた。日本高野連は8月、春の選抜高校野球への出場が決まっていた32校を甲子園球場に招待して交流試合を行う。各都道府県高野連も中止となった夏の地方予選に代わる独自大会の開催を目指している。高校野球界の試みが、全国高等学校体育連盟(全国高体連)傘下の競技や文化部のジャンルにも広がり、様々な大会やイベントを 高校野球、地方で代替大会相次ぐ 新たな形の模索も
100球制限の是非は? 新潟県高野連が投じた一石 2月4日 昨年12月下旬、新潟県高校野球連盟が2019年の春季県大会限定ながら、1人の投手が1試合で投げられる球数を100球に制限すると発表した。これに対して日本高校野球連盟は、否定的とされる。2月20日の理事会で正式な見解が出る予定だが、どんな議論となるのか。 メンツや政治的な駆け引きをするのではなく、高校生を故障から守るために、一度専門家を交えて徹底的に検証しようという展開を期待するが果たして……。 100球制限の是非は? 新潟県高野連が投じた一石
1球の大切さ 球児に説く 元プロ野球選手・中谷仁氏 6月24日 ドラフト1位で阪神に入団し、楽天、巨人でも捕手としてプレーした元プロ野球選手の中谷仁さん(38)が今年4月、母校である智弁和歌山高野球部の専任コーチに就任した。自身が主将を務めて甲子園で優勝した1997年夏を含め、春夏合わせて計3度の全国制覇を誇る名門も、2011年夏を最後に甲子園での白星から遠ざかる。同校を率いるのは甲子園歴代最多63勝の名将・高嶋仁監督。「高嶋先生にもう一花咲かせてもらう」。 1球の大切さ 球児に説く 元プロ野球選手・中谷仁氏
米マイナーでプレーの異色監督見参 岡山県津山高 7月16日 いったいどんな野球をするのか。 夏の全国高校野球選手権岡山大会の1回戦を突破し、16日に優勝候補の創志学園との2回戦に臨む岡山県立津山高校野球部の浮田圭一郎監督の采配が、興味深い。 浮田監督は日本の野球界に身を置いた時間より、大リーグなど米国の野球に触れた時間の方が長いという異色の指導者だ。 ■米マイナーから独立リーグ、さらに… 2001年、大リーグを目指してマイナーリーグでプレー。夢は断たれたが 米マイナーでプレーの異色監督見参 岡山県津山高
夏の出費60万円 米高校球児、プロへの道は遠征試合 8月24日 友人の息子が9月から高校の最終学年(シニア)になる。その子が来年6月の大リーグドラフトで指名されるか、大学の奨学金をもらえるかどうかは、この夏にかかっている。大リーグのスカウトや、大学のリクルーターの目に留まるかどうか。選抜チームに入っている彼は毎日のようにバスに揺られ、遠征に出かける。 ■高校の部活動とは別物の選抜チーム そんな夢を追う息子を家族も全面的に応援したいところだが、現実には、経済的な 夏の出費60万円 米高校球児、プロへの道は遠征試合
名将・中村順司氏の指導哲学「高校野球は社会の縮図」 8月6日 PL学園高(大阪)の監督として春夏の甲子園で計6回の優勝を誇り、甲子園で通算58勝を挙げた中村順司・名古屋商大硬式野球部監督。桑田真澄、清原和博のKKコンビをはじめ、数多くの選手をプロ野球に送り出した名将にとって、今年で全国大会の誕生から100年の節目を迎えた高校野球とは、どんな舞台だったのか。指導哲学などを聞いた。 ――監督を務めた1981年からの18年間は、有力な選手が各地から集まった。プロ 名将・中村順司氏の指導哲学「高校野球は社会の縮図」
「都立の星」の甲子園 国立高・元ナインに聞く(下) 8月5日 都立国立高校で背番号「4」をつけた村松一樹さん(53)の高校最後の夏は、予選の都大会3回戦で終わった。次の試合からレギュラーを外れ、甲子園ではベンチ入りしたものの 「都立の星」の甲子園 国立高・元ナインに聞く(下)
「都立の星」の甲子園 国立高・元ナインに聞く(中) 8月4日 捕手・川幡氏「頭脳野球でなく泥臭く。勝たねばの気負いなし」 都立国立高校のエース・市川武史さんの女房役だった捕手の川幡卓也・電通新聞局専任局次長(52)は甲子園でも都大会同様、攻めの気持ちで臨んだ。市川さんは「すべて川幡の組み立て通りに投げていた」と話し、当時の2人の息はぴったり合っていた。そして35年たったいまも気の合う関係は変わらない。それぞれ野球チームに所属し、市川さんはマラソンにも挑戦。川 「都立の星」の甲子園 国立高・元ナインに聞く(中)
投手・市川氏「野球は体の一部、考え方の土台に」 8月3日 2015年は高校野球の夏の全国大会が始まって100年という節目の年だ。いまや高校野球は米メジャーリーグで活躍する多くの日本人選手を輩出していることから、海外でも話題になっている。 高校野球の魅力の一つは「大番狂わせ」だ。強豪校のまさかの敗戦や弱小校による思わぬ勝利に観客は心を揺さぶられる。いまから35年前の1980年の夏。東東京代表の1年生エース、荒木大輔さんを擁する早稲田実業高校が準優勝した。 投手・市川氏「野球は体の一部、考え方の土台に」
夢の甲子園で堂々ジャッジ スリランカ人、二塁塁審に 3月24日 21日に開幕した選抜高校野球で外国人審判が登場した。23日の仙台育英(宮城)―神村学園(鹿児島)で二塁塁審を務めたのがスリランカ出身のスジーワ・ウィジャヤナーヤカさん(31)。「スコアボードに名前が出ていて涙が出るくらいうれしかった。今日は忘れられない日」。念願の甲子園デビューを果たして感無量の面持ちだった。 憧れの聖地で、きびきびとした動作や冷静なジャッジを繰り返した。「選手とともに私も胸を張 夢の甲子園で堂々ジャッジ スリランカ人、二塁塁審に