9000万から一気に2億円 白熱の競走馬セレクトセール 競馬 コラム 7月30日 1日に100億円余りが動く――。競馬業界では必ずしも珍しいとは言えない。中央競馬で行われるGⅠ競走の単体売り上げは、当たり前のように100億円を超える。最近は地方も含めて売り上げが好調で、2021年12月末に大井競馬場で行われたGⅠ、東京大賞典当日も、地方競馬では初めて1日の売り上げが100億円を超える快挙を達成した。 お金のうねりが「見える化」される世界 しかし、それだけのお金が現実に動く様子 9000万から一気に2億円 白熱の競走馬セレクトセール
観衆戻ったGⅠの風景 春の東京開催に数々のドラマ 競馬 コラム 7月16日 早いもので今年も夏競馬が佳境に入りつつある。上半期の中央競馬は引き続き新型コロナウイルスの感染状況を注視しながらの開催だったが、大盛況のうちに終了した印象だ。 とりわけ5週連続でGⅠ競走が続く春の開催は、天気にも恵まれて絶好の競馬観戦日和が続いた。しかもレース内容も中身の濃いものばかりだった。白毛のアイドルホース・ソダシが鮮やかな復活劇を見せたヴィクトリアマイル。オークスで改めて能力の高さを示し 観衆戻ったGⅠの風景 春の東京開催に数々のドラマ
GⅠの実況席から見た2022年上半期の中央競馬 競馬 7月2日 タイトルホルダーが圧巻のレコード勝ちを決めた宝塚記念(6月26日阪神)で、上半期の中央競馬も一区切り。下半期の訪れとともに福島、小倉競馬が開幕し、いよいよ本格的な夏競馬がスタートします。 新型コロナウイルス禍が続く中ですが、競馬場への入場制限が徐々に緩和された上半期。実況アナとして忘れかけていた「お客さんが盛り上がる中で実況する」感覚を思い出させてくれた半年間でした。そして「日本馬のレベルアップ GⅠの実況席から見た2022年上半期の中央競馬
横山典の奮起、取り出した競馬専門紙…上半期を振り返る 競馬 コラム 6月18日 男もすなる日記といふものを、アナウンサーもしてみむとて、するなり。日本ダービーも終わり、函館競馬が開幕して夏競馬本番も間近な今、今年の前半を振り返って書いてみたいと思います。 〈1月9日(日)中京競馬場にて〉 メインのシンザン記念(GⅢ)はマテンロウオリオンが内から抜け出して勝った。騎乗したのは横山典弘騎手。昨年は重賞勝ちがなかったが、息子2人の活躍に刺激を受けたのか、今年は正月から気合が入って 横山典の奮起、取り出した競馬専門紙…上半期を振り返る
覚えるより忘れることが大切 競馬実況とかるたの共通点 競馬 コラム 6月4日 皆さま、はじめまして! 入社3年目になりましたラジオNIKKEIアナウンサーの藤原菜々花と申します。今回初めて、「競馬実況アナ日記」を担当させていただくことになりました。今後ともよろしくお願いいたします! 私は現在、弊社の「中央競馬実況中継」という番組で、番組全体の進行やパドックを担当しています。将来の大きな目標は「競馬実況デビュー」をすること。競馬が開催される土曜、日曜は、空いた時間を使って、 覚えるより忘れることが大切 競馬実況とかるたの共通点
ケンタッキーダービー 現地初観戦の思い出 競馬 コラム 5月21日 日本ダービー(東京優駿=東京競馬場、GⅠ)が5月29日に迫った。ダービーは全ての競馬関係者の目標、ファンにとっての一大イベントだ。新型コロナウイルス禍も少し落ち着き、今年は7万人前後の観衆が入場可能となり、初夏の府中を盛り上げるはずだ。 北米競馬界最大のイベントもダービーである。毎年5月の第1土曜日にケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場で行われるケンタッキーダービーには、コロナ禍に見 ケンタッキーダービー 現地初観戦の思い出
日本ダービー 歴史を彩ってきた実況アナの名フレーズ 競馬 コラム 5月7日 ■とっさに的確な表現が出るかが腕のみせどころ ラジオNIKKEIの競馬番組にこんな質問が寄せられました。「実況アナウンサーはゴール前やレース後の決め文句などは事前に考えているのですか?」 度々聞かれる質問です。この時、収録に参加していた後輩アナウンサーも筆者も、答えはそろってノーでした。 決め文句を叫んだところで、ピタリとはまることはほとんどない。そもそも考えた通りの結果になることなんてない。あ 日本ダービー 歴史を彩ってきた実況アナの名フレーズ
「2度目」競馬実況デビュー 新しいパートナーとともに 競馬 コラム 4月23日 こんにちは。初めて「競馬実況アナ日記」を担当する三浦拓実です。1月にラジオNIKKEIに入社し、あっという間に3カ月余りが過ぎました。48歳の新入社員。3月からは実況も担当しています。今回は、私が初めて実況を担当した時のことを振り返ってお話しさせていただきます。 ラジオNIKKEIで初めて競馬実況を担当したのは3月6日。中山競馬場の前半のレースです。上司から初実況の日を伝えられたのは約1カ月前。 「2度目」競馬実況デビュー 新しいパートナーとともに
海外で日本馬が快進撃 春の大舞台で「続編」に期待 競馬 コラム 4月9日 前回、筆者が当コラムを担当したのが2021年11月中旬、記したのは競馬学校騎手候補生の模擬レースの話。そう、この3月にデビューしたルーキー達の話である。改めて当時のコラムを読み返し、使用した写真を見直すと、わずか5か月しかたっていないのに、言い方は失礼かもしれないが、彼らがずいぶん幼く見える。逆に言えば、デビューから1カ月でプロの洗礼を浴び、その中でたくましく生きることで表情もあっという間に変化 海外で日本馬が快進撃 春の大舞台で「続編」に期待
ドバイ国際競走を前に 日本と異なる海外馬券のおさらい 競馬 コラム 3月26日 日本時間の3月26日夜、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ・メイダン競馬場でドバイ国際競走が行われます。2017年以降、ドバイ国際競走の一部は日本中央競馬会(JRA)が馬券を発売しています。年間に何度かある海外馬券発売の中でも、日本時間の土曜深夜から日曜未明に行われるこのイベントは、日本の競馬ファンにとって、比較的参加しやすい条件といえます。 海外馬券の発売が始まった16年10月の仏GⅠ・凱旋門 ドバイ国際競走を前に 日本と異なる海外馬券のおさらい