美浦トレセン近くに「競馬の神様」 巡り合わせに驚く コラム 競馬 2月13日 誰に言われるともなく神社へ足を運ぶ。日本にはそういう人が今も少なくない。入学試験や就職の面接など、人生を左右するようなイベントを前にしていたり、年が改まって何か願い事があったりするとき、神社に足を運ぶ。信じているという意識はなくとも、日常的に何気なく「神頼み」をしている不思議な面がある。さて、今回は「競馬の神様」を紹介したい。 美浦トレセン近くの大杉神社 中央競馬の競走馬が集まる調教施設、美浦ト 美浦トレセン近くに「競馬の神様」 巡り合わせに驚く
再度の緊急事態宣言 JRA賞表彰式は特別番組に コラム 競馬 1月30日 2020年の大みそか、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が1337人と発表されたときはものすごい衝撃を受けたが、今年に入って、それをさらに大幅に上回る、2000人超えの日が頻発し、再度の緊急事態宣言発令。競馬界も、宣言とともにまず中山が、そして中京、小倉が無観客開催に。限定的とはいえ、昨年10月から観客の入場を再開し、少しずつでも前に進んでいただけに、今回の無観客開催への逆戻りは、本当に残 再度の緊急事態宣言 JRA賞表彰式は特別番組に
新春競馬、今年は中京 ゆかりの地で「シンザン記念」 コラム 競馬 1月16日 2021年の中央競馬は1月5日に開幕しました。例年であれば中山競馬場(千葉県船橋市)と京都競馬場(京都市伏見区)で始まりますが、今年は、京都競馬場が改修工事のため長期休催に入っており、西日本は中京競馬場(愛知県豊明市)で開幕を迎えました。既に4日間の開催を消化し、東西とも寒いながら穏やかな天気の下で行われています。 中京競馬場、この時期だけの特別ルール 中京競馬場の芝コースは、1600㍍以外の全 新春競馬、今年は中京 ゆかりの地で「シンザン記念」
「今」を伝えたラジオ番組「GⅠ直前情報」の思い出 コラム 競馬 1月2日 競馬月刊誌「優駿」1月号の付録に「マスクケース」が付くなど、昨年の1月にいったい誰が想像しただろう。2020年はまさに新型コロナウイルスの1年だった。昨年前半、お客様が直接観戦できたGIレースはフェブラリーステークスただ一つ。ギリギリで一部の競馬ファンに牡馬牝馬の三冠を見ていただくことはできたが、ほとんどの方はメディアを通じての観戦を強いられ、本当に残念なことだった。 無観客競馬が続いていたとき 「今」を伝えたラジオ番組「GⅠ直前情報」の思い出
大事な商売道具 進化する双眼鏡 コラム 競馬 12月19日 ごくまれに、「競馬の実況って双眼鏡をのぞきながらやっていたの?」と驚かれることがある。それどころか、「原稿を読みながら話しているのかと思っていた!」という声さえ聞く。確かに実況音声だけを聞いていれば、声は張り気味だし、何かをのぞき込みながら話している感じには聞こえない。しかも、大体が予定調和のようにしゃべるので、原稿を読んでいると思う人の気持ちも、分からないではない。 しかし、実際は高速で走るた 大事な商売道具 進化する双眼鏡
生まれ変わる京都競馬場 歴史的勝利続いた最後の秋 12月5日 この秋の京都競馬場は、競馬史に残る歴史的な勝利が続いた。史上初の無敗三冠牝馬に輝いたデアリングタクト、親子での無敗のクラシック三冠制覇というコントレイルの快挙と、新型コロナウイルスの災禍に見舞われていなければ、おそらく満員の競馬場が歓喜の瞬間を迎えていたはずだ。春から続いていた無観客競馬の規制が徐々に緩和され、数百人規模とわずかではあったが、競馬史に残る勝利の瞬間を生観戦できたファンがいたことは 生まれ変わる京都競馬場 歴史的勝利続いた最後の秋
「栞」に込めた思い 特別レースの名が決まるまで 11月21日 数々の歴史的快挙に彩られた2020年の中央競馬も、残り少なくなりました。既に来年の開催日程は発表されていますが、この時期には、来年の年明けからダービー週までの「春季競馬番組」も発表されます。 「競馬番組」とは、中央競馬の各開催日に1レースから12レースまでどんな条件のレースを組むかに加えて、各レースの発走時刻などが詳しく書かれています。春季、夏季、秋季と1年を3回に分けて発表され、この競馬番組の 「栞」に込めた思い 特別レースの名が決まるまで
競馬の迫力を伝える 場内映像カメラマンの矜持 11月7日 中央競馬は事前に指定席券を購入するという条件付きながら、10月10日からファンの入場を再開。11月7日からは、1日当たりの発売席数を東京競馬場の場合、1047席から4384席と大幅に増やして開催します。少しずつでも、レースを観戦するファンが増えていくのは喜ばしいことです。しかし、多くの人は自宅でネットを利用して馬券を購入していて、こうした人々はテレビで「レース観戦」しているはずです。レース映像を 競馬の迫力を伝える 場内映像カメラマンの矜持
レース前の塗り絵も仕事 馬主が決める騎手の勝負服 10月24日 レース実況の前の欠かせない作業に、レースごとの服色表作りがある。アナウンサーが俗に「塗り絵」と呼ぶ作業だ。レースで騎手が着る上着、いわゆる勝負服の色を塗って、実況する前に頭にたたき込み、実況の際は時折この表に目を落として確認することになる。 ■実況前に欠かせない服色表づくり 勝負服のデザイン、配色は中央競馬のレースなら、レーシングプログラムと呼ばれる冊子の出走表(出走馬を番号順に並べ、様々な情報を レース前の塗り絵も仕事 馬主が決める騎手の勝負服
ゴール遠く実況者泣かせ 京都競馬場、改修で休催へ 10月10日 筆者が今年ここまで実況したビッグレースは、いずれも初めて担当するものばかりでした。春は皐月賞と日本ダービー、4日は欧州最高峰レースの1つである仏G1、凱旋門賞の実況も初めて担当しました。国際映像をモニターで見ながらの実況でしたが、画面越しにもレースの伝統や重みが伝わり、ほどよい緊張感を感じながらの実況となりました。 この秋、筆者にはもう一つ「初めて」があります。クラシック最終戦、25日の菊花賞。 ゴール遠く実況者泣かせ 京都競馬場、改修で休催へ